E パスティシュ
『エドウィン・ドルードの失踪』ピーター・ローランド著 押田由紀訳(創元推理文庫)創元社 206p 1993 ¥388
『恐怖の研究』エラリー・クイーン著 大庭忠男訳 (ハヤカワ・ミステリ文庫)早川書房 220p 1981 ¥280
原書は1966年刊。著者はアメリカの有名な推理作家(二人共同執筆、フレデリック・ダネイ、マンフレッド・リー)。ホームズ対切り裂きジャック物。切り裂きジャック事件は、1888年におきてロンドンを騒がせたが迷宮入りになり、犯人は王宮の一族だという説まで出て、今なお研究が続行されている。恐らく、あまりにもエロチックだったのでドイルが採り入れなかったこの事件をホームズに扱わせてみたのが本書。
『シャーロック・ホームズ氏の素敵な冒険 ワトスン博士の未発表手記による』故J・H・ワトスン博士著 ニコラス・メイヤー編 田中融二訳(扶桑社ミステリー)扶桑社 321p 1991 ¥485[親本 立風書房 283p 1975]
著者はシナリオ・ライター。5歳でものを書き始め、11歳でアマチュア映画をつっくた。アイオワ大学を卒業するまでに、無数の短編小説、戯曲、また出身大学の日刊新聞に掲載された400の映画評を含む記事を書いていた。27歳の時1974年に本書(Seven‐Per‐Cent Solution)を出版してベスト・セラーになった。コカイン中毒に陥ったホームズをワトスンがウィーンのフロイトの家まで治療に連れて行くと事件にまきこまれるという筋立てのパスティシュだ。アメリカ医師会雑誌にのったムスト博士のエッセイがホームズとフロイトを結びつけていたのを見てこの作品を書いたのだという。映画化された。
『シャーロック・ホームズ 知られざる事件』リチャード・L・グリーン編 佐藤明子訳 勉誠社 206p 1996 ¥1400
「シェフィールドの銀行家」アーサー・ホウィティカー著 「狙われた男」スチュアート・パーマー著 「消えた花嫁」ジュリアン・シモンズ著
『シャーロック・ホームズ対オカルト怪人――あるいは「哲学者の輪」事件――』ジョン・H・ワトスン著 ランダル・コリンズ編 日暮雅道訳(河出文庫)河出書房 269p 1996 ¥680
難解。
編者は、1941年生まれ。社会学の博士と思われるが正体不明の人物。社会学関連の著作がある。
『シャーロック・ホームズ対ドラキュラ――あるいは血まみれ伯爵の冒険――』医学博士ジョン・H・ワトスン著 ローレン・D・エスルマン編 日暮雅道訳(河出文庫)河出書房 247p 1992 ¥573
編者は、1952年アメリカ生まれ。ミシガン大学卒。新聞記者をへてハードボイルド作家。著書多数。
『シャーロック・ホームズのクロニクル』ジューン・トムスン著 押田由起訳(創元推理文庫)東京創元社 329p 1993 ¥515
「パラドールの部屋」「ハマースミスの怪人」「メイプルステッドのマグパイ」「ハーレー街の医師」「ロシアの老婦人」「キャンバウェルの毒殺」「スマトラの大鼠」「付録」
著者の贋作ホームズ第二短編集。
『シャーロック・ホームズの決闘』伊吹秀明著 幻冬社 229p 1997 ¥1500
『シャーロック・ホームズの恋』セナ・ジーター・ナスランド著 青木久恵訳(ミステリアス・プレス文庫)早川書房 284p 1995 ¥505
『シャーロック・ホームズの功績』アドリアン・コナン・ドイル ジョン・ディクスン・カー共著 大久保康雄訳 早川書房 352p 1996 ¥1262
「七つの時計の事件」「金時計の事件」「蝋人形賭博師の事件」「ハイゲイトの奇蹟事件」「色の浅黒い男爵に事件」「密閉された部屋の事件」「ファウルクス・ラス館の事件」「アバス・ルビーの事件」「黒衣の天使の事件」「二人の女性の事件」「デプトフォードの恐怖の事件」「赤い寡婦の事件」
原作はドイル生誕百年記念に出されたThe Exploits of Sherlock Holmes,1959
アーサー・コナン・ドイルが遺した未公開の創作メモをもとにして、ドイルの末子エイドリアンと、推理作家ジョン・ディクスン・カーが協力して書き上げたパスティシュ。カーはドイル伝の筆者でもある。十二の短編を収めているが、このうち後半の六話はエイドリアン一人の手になるもの。ワトスンのいわゆる「語られざる事件」とは関係ない。パスティシュとしては悪くない出来ばえ。
『シャーロック・ホームズのジャーナル』ジューン・トムスン著 押田由起訳(創元推理文庫)東京創元社 338p 1996 ¥583
著者の贋作ホームズ第三短編集。「脅迫された百万長者」「ウォーバトン大佐の狂気」「アドルトンの悲劇」エイブラハムズ老人の恐怖」「フリースランド号事件」「スミス‐モーティマの相続」「モウペルトイスの醜聞」「付録 二人目のワトスン夫人の身元に関する仮説」
『シャーロック・ホームズの秘密ファイル』ジューン・トムスン著 押田由起訳(創元推理文庫)東京創元社 346p 1991 ¥534
著者の贋作ホームズ初短編集。「消えた給仕長」「アマチュア乞食」「奇妙な毛虫」「高貴な依頼人」「名うてのカナリア調教師」「流れ者の夜盗」「打ち捨てられた灯台」
『シャーロック・ホームズの優雅な生活』M&M・ハードウィック著 榎林哲訳(創元推理文庫)東京創元社 235p 1989 ¥350
映画「シャーロック・ホームズの冒険」を、シャーロッキアンであるハードウィック夫妻が小説家したもの(原題は「プライヴェイト・ライフ・オブ・シャーロック・ホームズ」1970年)。ネス湖の怪獣とカナリアの死体、消えたこびとたち、の謎を追うホームズに女王陛下の政府が手をひくようにと命令してきた。イルゼという美女が一枚かんだこのパスティシュは、上等のできばえ。
『新シャーロック・ホームズ 魔犬の復讐』マイケル・ハードウィック著 中田耕治訳(二見文庫)二見書房 437p 1989 ¥580
著者は、アメリカの“ベイカー・ストリート不正規隊”から表彰されたことのある生粋のシャーロッキアン。『悪魔の虜』、『ワトスン博士の私生活』、『シャーロック・ホームズ、わが人生と犯罪』などホームズ物の著書多数。1925年英国ヨークシャー州リーズに生まれる。長年BBC放送でディレクターをつとめ、ホームズ・シリーズのTVドラマの脚本を手がけた。イギリス・ケント州で、五百年の歴史をもつゆうがな屋敷に暮らしていたが、1991年没。
『漱石と倫敦ミイラ殺人事件』島田荘司著(集英社文庫)集英社 282p 1993 ¥417
『ホームズ隠退後の事件 蜜の味』H・F・ハード著 田口俊樹訳(ハヤカワ・ミステリ文庫)早川書房 206p 1982 ¥260
『ホワイトチャペルの恐怖[シャーロック・ホームズ最大の事件](上)』エドワード・B・ハナ著 日暮雅道訳(扶桑社ミステリー)扶桑社 335p 1996 ¥544
『ホワイトチャペルの恐怖[シャーロック・ホームズ最大の事件](下)』310p 1996 ¥524
ホームズ対切り裂きジャック物。
『わが愛しのホームズMY DEAREST HOLMES』ロヘイズ・ピアシー著 柿沼瑛子訳 白泉社 206p 1993 ¥1553