著者紹介

寿ことぶきです。読書が好きな、どこにでもいる平凡な人間です。自分では結構、ロマンチストだと思ってますが、周りの人間にはそう認知されず、毎日頭を悩ましています。簡単に僕の過去をまとめてみました。いつか自分史でも書いてみたいなと思ってます。






〜過去〜

誕生小国の王の長男として生まれる。
しかし、母が副妻であったが為、正妻派に疎まれ、命を狙われるはめに。

亡命兵士長の計らいで、蛇頭スネークヘッドの手を借り、国外逃亡。
嵐、海賊、軍隊、あらゆる運命の波に揺られながら、日本に到着。

捨子 結婚式場の前で、現在の両親に拾われる。そのため寿と名付けられた。二人の姉と同様の愛情を注がれ、成長していった。

告白高校卒業の日、両親から出生の秘密を聞かされる。
本当の両親は目の前にいる両親では無い。不思議と涙は流れなかった。寂しさを強く感じただけだった。

写真海外と思われる一枚の写真だけが頼りだった。大学では旅行研究会に入会し、自らの秘密を追った。学費と旅費を稼ぐ為にバイトに明け暮れ、留年。

再開海を越え、ようやく母を訪ね当てた。
それは粗末な、そして小さな墓標であった。母の手記を手に入れることができた。そこから、王宮を追放され細々と暮らしていたが、病をこじらせ他界したことを知る。やはり涙は出なかった。事実を冷静に受け止めただけだった。

回帰全ての事実を胸に、帰国。家族の待つ家へ帰り、事の顛末を話す。家族一同は静かに話を聞いてくれた。全ての話が終わった時、「おかえりなさい。」の一言。僕はその時、初めて泣き、「ただいま」というのがやっとだった。