やまねあやのさん
ビブロス社・ BE*BOYコミックス
| 『ファインダーの標的』
★★★★★2002年3月10日 562円 |
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やまねあやのさん初コミックス。表題作2編と読み切り3編、そして書き下ろしで表題作の番外編も収録。 高羽は危険にさらされてもスクープを撮り続けるフリーカメラマン。今回は裏社会でも顔の知れた男、麻見に目をつけられてしまった高羽だが、麻見の目的はスクープを撮られた報復だけではないようで…!?(『ファインダーの標的』) 期待に胸を膨らませて高校ヘ向かう入学式の朝、優介はバスで痴漢に遭ってしまった。困っているところを同じ学校の先輩が助けてくれたが、実はこの先輩は痴漢より手強かった!!(『ラブ・レッスン』) 桧山(ひやま)はバイト中、同級生の水野の父親と自分の父親が妖しい雰囲気で話し合っているのを目撃してしまった。水野と共に真相を確かめようとする桧山だったが、果たして問題はそこだけではなかった!(『恋する植物』) 特殊能力を持つ人だけで構成される機密機関、リスキーソサエティで働く藤堂は職場に似合わず楽天家。今日も仲間と任務を遂行する藤堂だが、こなすどころかとんでもないことになってしまい…。サイコ系特有の暗さと思わず笑ってしまう藤堂のキャラの夢のセッションv(『リスキーソサエティ』) 感想 イラストも内容ももちろん好きなんですが、五つ星にまでなったのは個人的要素が強いです。コテコテの少女マンガを読むと笑ってしまう人にはわかって頂けると思うんですが、あやのさんは確実にBLというジャンルに所属しておきながらバリバリ少女マンガな動作や表情が出てくるのでその落差(ミスマッチ?)に爆笑してしまうんです。私にとってはそのミスマッチがあやのさんの魅力でもあり爆笑ポイントでもあります。 どのお話も無理矢理っぽいくせにラブラブな感じで、態度はサバサバしてるのに心は甘々だと思いました。 『ファインダーの標的』は麻見のうそ臭さが大好きでした。ありえない肩幅と気障すぎて吹き出してしまうカメラ目線が何かおちゃめv何が起こっても「麻見」と呼び捨てしつづける高羽も、屈服しない猫みたいで魅力的でした。でも続編の『フィクサー』を見る限り、このお話がもしかシリーズ化したら(そんな話題は全く出ていません。あくまで私の想像ですが。)高羽が拉致られるのがお約束になるんじゃないかと容易に想像できるのは私だけではないはず(笑)(某時代劇番組の入浴シーンのように) 『恋する植物』は作者様が何処に気合を入れて楽しく描いたか一目瞭然なのがいい…というかウケました。決して私の目が肥えたからではありません。(力説)作者様、あのナイスミドルラブラブバカップル(?)を頼むからどうにかしてください(笑)←でも密かにお気に入りv このお話は水野のキャラがポイントなのかなと思いました。きっと彼がおちゃめでなかったら話は進まなかったんじゃないかしら?(笑)桧山に拒絶されて可愛くうじうじするのが罠なんだわ!?←そうなのか? 『リスキーソサエティ』は途中まで普通にサイコマンガ読んでる気分でした(笑)終盤までBL的要素が全く出てこないんですね。『ファインダーの標的』を読んでても思ったんですが、やまねあやのさんってそういう組織とか策略の絡むお話が得意なんじゃないでしょうか?BL的な展開に持っていく為だけに設定を組んでいる感じが私にはあまりしなかったです(なんてエラそうに…)。それにしても見つめられて頬を染める藤堂は爆笑でした(またかい・爆)。いえ、ホントに普通に読んでも好きだし、決して少女マンガをバカにしている訳ではないんですが(かつての愛読者でしたし)、藤堂のそのあまりにも少女マンガのヒロインチックな恥じらい方にどうしても笑いが込み上げて…なんて、きっとわからない人には全然理解できない”笑い”なんですよね…。 |