直野儚羅さん
ビブロス社・SUPER BE*BOYコミックス
| 『指先の恋』
★★★★☆2001年7月10日 571円 |
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1話完結の舞鶴&那珂川シリーズが5作収録。 舞鶴元彌(もとや)は有名で実力があると評判の探偵。お尋ねモノの猫をすぐ に見つけてしまったりして助手の那珂川時(なかがわ とき)を驚かせてい る。何を隠そう、元彌が探偵として力を発揮させているのは推理力ではなくて 超能力なのだ!ところが元彌は男前な那珂川に好意を持ちつつもはそんな力を持っているが為に誤解されてしまい…。 32歳の元彌と25歳の那珂川の歳の差ラブラブ探偵物語。おまけ4コママンガとなんと表紙を取ると4コマチックなものもあってかなり嬉しい1冊! 感想 舞鶴さんと那珂川君の戸惑い、悩みながらも深めていく恋愛が甘々で微笑ましくもかゆかったです。サスペンスチックと甘々の絶妙なハーモニー…(謎) あとがきによると舞鶴さんの年齢は38歳を想定して作ったそうです。なんかそんな感じ(笑)舞鶴さんかなり可愛かったですv(でもちょっとあからさまかも…爆)サスペンダーがツボでした!似合いすぎ(笑)那珂川君もカッコイイですしv彼の意外な弱点も…くふっ。←アブない(でもおまけ4コマの”頑張れ俺”には同情派な私) 舞鶴さんが実力者な探偵なだけに手強い相手が出てきて恐かったです。刃傷沙 汰もあり。1話目ではスタンスが固まっていないように見えた元彌の友人、山 下さんも話が進むにつれて憐れになってきましたね(笑)私は彼の微妙に悪人顔で銃を持たせるとソッコー怒りでブッ放しそうな雰囲気が大好きですv |
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『囚われの身』 ★★★★☆1997年12月27日 562円 |
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直野さんの初期短編集。初コミックス。全7話で、絵柄は今と比べると古い ですが既に安定したタッチだと思います。 スプラッタ、暴力、身体に障害を持った方などが要になっていて、ストーリーは暗い(シリアス)ものが多いです。(でも一発芸的笑いは健在v)オカルトっぽい要素もアリで、日常から少し離れた雰囲気を持つ1冊になっています。 感想 高崎はショタは嫌いなんですが、代表作『囚われの身』の若き日の直貴君には撃沈されました。か、可愛すぎる!一家に一台欲しいです。あと、暴力シーンが出てきても愛が伴っているところがハッピーエンド主義傾向の高崎としては嬉しかったですね。直野さんのいちファンである所以ですv でも一番面白かったのは『動けない夜』です。恋人につれなくされてしまう程の向一(こういち)の特異な病気とは一体どんなものなのか、原因は何なのか気になってしょうがなくて、そこは読むペースがめちゃめちゃ早かったです(笑) |
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『微笑みの日常 』 ★★★★☆1999年5月7日 562円 |
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全6編+番外編の短編集で、『日向(ひなた)』は、生きることをやめようとしていた時に出会った優しげなおじさん。走(かける)はそんなおじさんにベビーシッターの仕事を頼まれ、赤ちゃんやおじさんと触れ合うことで自分の居場所をみつけていく、というお話。 『微笑みの日常』は、威圧感のある雰囲気を纏ってしまう自分に対し、いつもニコニコしている会社の後輩・麻生の笑顔を特別好ましく思っていた岩切。しかし2人で飲みに行った日から麻生の様子がおかしくなり…というお話。 他にも学園もの、病人のお話など、タイプは様々。全体的にファンタジックな要素は抑えられた現実に近い設定。巻末に『思惑の所在(ありか)』のおまけマンガ収録。 感想 『日向』の走君が可愛いですv遠慮がちで自分がかわいいとちっとも思ってない所がヒットです。でもこのお話、おぢさん(奨一さん)が高崎にはセクハラオヤジにしか見えなかったんですが…(でも走君の笑顔にノックアウトされてるあたり共感できる点は多い・爆)いえ、もちろん走君がよければいいんですけど。 自分の好みとしては『東にある宇宙(うみ)』が好きです。なんか暗くて儚くて綺麗なんですよね。海の描写も静かな味わいみたいのがあって和みますしv主人公2人の綺麗なものを共感できる間柄がすごく羨ましいですね。 全体的にはバラエティに富んでいることもあり、心惹かれる作品とそいうでない作品にパックリ分かれました。 |
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『夢に飛ぶ鳥』 ★★★★☆2000年5月17日 562円 |
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代表作『夢に飛ぶ鳥』は自分が車に跳ねられた瞬間、死期を近くに感じていたが、恋人とケンカしたままだった総一郎はこのままでは死ねない、と強く思った。すると目が醒めたら体は無事な上、事故の2日前に戻っていて…というお話。 『MOMENT』は意中の彼をゲットする為に美しく大変身を遂げるプログラマー 篤士のお話。しかし綺麗になったことが元で余計話がこじれて…。安直ですけど変身するためのアイテムを有効に使えてるあたりがさすがな作品。 始めの2作品がファンタジックな要素があり、あとの3つは日常的な場面が舞台になっています。『日向』の続編である『真夜中の太陽』は商業誌未収録作品だそうですし(単行本表紙裏より)、巻末には『行く道・呼ぶ月』、『真夜中の太陽』のおまけマンガがあり、かなりお徳な一冊♪ 感想 全体的にはページ数の足りなさを感じました。話に説得力をもたせるための説明やキャラの背景を書く余裕がないというか。心情の変化より話の設定に力が入っているのかな、と高崎は生意気にも思ってしまいましたが。 『夢に飛ぶ鳥』のデコボココンビがいいですね。直野さんのキャラって一見 どちらが受けかわからないことが私には結構あるんですね。この巻では特に楽しく予想なんかしてました(笑) この巻は高崎の元からの好みにヒットする作品が多かったんで満足度としては五つ星だったんですけど、いかんせん後ろにショタが… でも『真夜中の太陽』で奨一さんの本性大分現れましたね(嬉)話の最後の方で、何をしようと喋り続ける男…目がイッちゃっててかなりヤバいっす!でもそれについていける走君の健気さで満腹になれました(笑) |
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『抱きしめたくない』 ★★★★★2002年5月27日 562円 |
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ゴツい見た目と暴力沙汰でで恐れられている宝コウザ(高校一年)。しかし実体は争いを好まない心優しい少年なのだ。そんな孤独で温厚なコウザに、ある日手を差し伸べてくれる同級生がいた。彼、池見透は特異な体質はあるもののコウザと友人になってくれた。しかし特異体質により透に触れないコウザは複雑な気持ちを抱えてしまい…。(『デンキ』) 「俺んとこで働く気ない?」リストラされて暇を持て余していた山本正人(中 年)は家事、その他身の回りの世話が仕事と思い、ホストの藤咲龍也のその提 案にのった。しかし、“身の回りの世話”はそれだけじゃ収まらなくて…アッ トホームな癒し系おじさんと心に渇きのある美青年の歳の差ラブストーリー!(『抱きしめたくない』) 以上2編を含む全5編+『抱きしめたくない』番外編。後ろ2編(秘密のナイ フ、バラとナイフ)は連作で、死神と殺し屋の暗く痛い、そしてちょっと暖か いお話。巻末におまけマンガも収録v 感想 『デンキ』はコウザが可愛いです!泣き方が“ふしふし”なのがもう、たまんないっす。透くんの過去を聞いた時も誠実に接するイイ奴でしたしv純粋培養のコウザ(でもゴッツい・笑)と見えない壁をものともしない人当たりのよい透君のナイスコンビでした! 『抱きしめたくない』は題名のインパクト通り印象の強い作品だと高崎は思い ました。正人ももちろん(中年のくせに・笑)可愛かったんですが、私は白か 黒かで言ったらきっと真っ黒な龍也君がニッコリv笑った所に撃沈しました。「やられたー!」と思いつつ作者さんの術中にまんまとハマる自分…でもきっとそんな読者さんはきっと少なくないはず!(と思いたい…(^^;)“甘くせつない”がピッタリの作品だと思いました。 3つ目に収録されている『欲望の理由』が実はかなりお気に入りだったりしま す。中々笑わないしめちゃめちゃ強い勇一と、勇一に拾われた基本的におバカ ななつめのやりとりが漫才チックで面白かったです。勇一のじじも目が見当た らなくて愛らしいですしvそれにしてもなつめ、ナイス覗き見じゃった(爆) 全体的にはタイプも様々で、ギャグ色の強いものからシリアス一直線のものまで幅広く楽しめると高崎は思いました。 |