10.Q 空(くう)とは何ですか?
A 空の理解は悟りの始まり。空を知らなければ仏教を学んでも外教になってしまう。なぜか?それがテーマです。
空は(梵)シュウニャター sunyataの訳で、舜若多(しゅんにやた)と音写。空なること、空性と訳される。
空とは、一切法(いっさいほう)は因縁によって生じたものであるから、そこには我体・本体・実体と称すべきものはない。諸法皆空であるということ。空は虚無(非存在)ではない。
1.入空(生空・我空)は、自己の中に実体として自我はない。
法空は、存在するものはすべて因縁によって生じたもので、そこには実体はない。
2.析空は、人を分析して、五蘊、十二処、十八界などの構成要素とし、色法を分析して極微にいたり(物質構成の最小単位)、心を分析して一念(六十刹那)に到るというように、分析の結果、人法二空を感じる。存在を分析しつくしてあらわれた空。(小乗)
体空は存在そのものにおいて空である。(大乗)
3.但空は、空のみをみて不空を見ない。(小乗)
不担空(中道空)は、一切の存在は空なり、即空でない。(大乗)
「一切法」「因縁」「我」「無我」「諸法」「中道空」「諸行無常」などが、空の理解のキーワードになります。