12.Q 縁起とは何ですか?

 A 縁起とは仏教の教えの根本です。釈尊の正覚の内容です。サンスクリット語のPratitya-samutpada(プラティトヤ・サムットパーダ)の訳。縁(よ)りて起こる。すべての現象はさまざまな因や縁(原因や条件)によって起こる。一切の存在は関係性によって生じたり滅したりするという意。
 縁起説の基本として
「これあればかれあり、これ生ずればかれ生ず
 これなければかれなし、これ滅すればかれ滅す」
という文句がある。私はこれを「悟りの公式」とよぶ。原始経典の中に「縁起を見る者は法を見る。法を見る者は縁起を見る」とか「縁起を見る者は法を見る、法を見るものはわれ(仏)を見る」というのも同じものです。
 縁起には十二縁起、阿頼耶識縁起、法界縁起等々あるが、次に阿含経典の十二縁起について学んでみましょう。
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