13.Q 縁起説の基本が「悟りの公式」とはどういうことですか?

 A 縁起説の基本形のこれにA,かれにBを入れてみる。
「これあればかれあり、これ生ずればかれ生ず
 これなければかれなし、これ滅すればかれ滅す」

AあればBあり、A生ずればB生ず
 AなければBなし、A滅すればB滅す」

次にAに私(私という存在)、Bに苦を入れてみる。
 「私があれば苦があり、私が生ずれば苦生ず、
 私がなければ苦なし、私が滅すれば苦滅す」
もとより仏教の「悟り」は、人間的存在の苦や迷い、又、この瞬間における病苦、老後、借金苦あらゆる生活苦を滅して、平安な心を得ようということです。今、流行の「いやし」とは基本的に異なる。「いやし」が他に問題の解決を求めるのに対して、「悟り」は、苦や迷いの原因や条件を縁起の公式に常にあてはめて、自らがその問題を解決しようというものです。
 「滅」、私が死ねば苦がなくなるのは当然です。が、生きているうちに苦がなくならなければ意味がない。「法」(ダルマ)は微妙なりです。
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