14.Q 十二縁起(十二因縁)とは何ですか?(1)

 A Q12でふれたように、縁起は釈尊の正覚の内容ですから、私見を控えて、阿含経典を少し長くなりますが引用します。

 かようにわたしは聞いた。
 ある時、世尊は、サーヴァッティー(舎衛城)のジェータ林なるアナータピンディカ(給孤独)の園にましました。
 「比丘達よ、わたしはいま汝らに縁起について説こうと思う。汝らはそれをよく聞いて、考えてみるがよろしい。では説こう。」
 「大徳よ、かしこまりました。」と、彼らもろもろの比丘は答えた。「比丘たちよ、縁起とは何であろうか。比丘たちよ、無明によって行がある。行によって識がある。識によって名色がある。名色によって六処がある。六処によって触がある。触によって受がある。受によって愛がある。愛によって取がある。取によって有がある。有によって生がある。生によって老死・愁・苦・憂・悩が生ずる。かかるものが、すべて苦の集積によって起こることである。比丘たちよ、これを縁によって起こるとはいうのである。」
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