2Q さとりを得るためには何が必要ですか?

 
A さとりの智慧とは、無分別智といって分別を越えた世界ですから、衆生(人)がさとりの瞬間をわかるためには、いくつかの理論と実践が必要です。般若心教で話してみましょう。
 「観自在菩薩、深般若波羅密多を行じし時、五蘊皆空なりと照見して、一切の苦厄を度したまえり。」般若波羅密多心経の冒頭部分です。
 まず、いかなる人がさとる資格者なのかというと、「菩薩」の境地の衆生(人)です。どんな実践をしていたか、「般若波羅密多の行」をしていた時です。何を見きわめた、「五蘊」は「皆」「空」だ。と。その瞬間、「一切の苦悩や災厄」をとり除いた。つまり「悟り」です。
 「 」の中がキーワードになります。尚、「さとりの瞬間」という表現をしましたが、正しくは「さとりの刹那(せつな)」です(一刹那=1/75秒)。この仏教の最小時間(刹那)は、意識することができません。一念と同義です。
3へ
目次へ