23.Q 法と法界の意味や内容、またその関係はどのようなものですか?

 A 法とはサンスクリット語のdharma(ダルマ)。界とはdhatu(ダートゥ)。法は定まっているもの、界はわけるの意。定まっている法と分けられた法界を共に自覚すれば「覚り」。法界を超えて法を掴めば解脱です。法を大ざっぱに別けて、
一つには諸法というときの法。身体や心のはたらきをはじめとして私たちが経験しうるすべてのもの。
 二つには縁起の法というときの法。永遠不変の真理を意味し、この法によってあらゆる現象があらわれる。この場合の法は現象とその底にひそむ真理の両方を意味する。
 三つには仏法というときの法。仏の教えや教典。
 <三図>のように一つの円い「わく」の中にあらゆるものが入っている。この円を一、法、一念……といい、真理の世界をあらわす。ギリシャの哲学者ピュタゴラスは数字の一は分割不可能なので「神」と定めたらしい。○の中は世界であり、認識・経験できる世界、○そのものは「証」によって経験できる世界この法界は「我々の心の内なる姿、はたらき」であり、外の世界、宇宙のことではない。外の世界は科学の分野である。 
・法界は人の心の世界であって外なる世界・宇宙のことではない。

・円も円の中も法であり、仏のはたらきである。

・円も心、円の中も心、わかれているが心ということで一つである。
24へ
目次へ