26.Q 形而上学(けいじじょうがく)とはどんな学ですか?

 A 前70年頃のギリシャの哲学者アンドロニコスが、アリストテレスの全著作を整理編集の折「アリストテレスは午前の講議において自然学(運動変化する自然界を対象にする学、天文学・物理学・動物学)の後に第一哲学を講義された」として、自然学関係書の後に第一哲学の著作をならべたという。それ以来第一哲学をメタフィジックス(英)metaphysics(metaは後に・越えて、physicsは自然学)つまり形のうしろにある学、形を越えた学と呼ぶようになった。ところが、日本では先輩哲学者が形を超越したもの、形のないものを易経のなかの無形を形而上(形より上)と書かれてあるものを引用し、第一哲学=metaphysics=無形の学=形而上学としたという。
 で、「形而上学とは、人間の感覚器感ではとらえることのできない超感覚的・超経験的・超物質的な世界を研究対象とする学」である。形而上学を第一哲学とも存在論ともいう。
 人はとかく仏教を形而上学としてとらえる傾向に落ち入りやすいので、比較する為に学びましょう。
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