30.Q 五蘊とは何ですか?(2)
A (4)行 samskara(サンスカーラ)有為・現象のこと。特に「意識現象」のこと。行は行作(心のはたらき)の意で、作意(注意喚起作用)、触(根・境・識の接触作用)、思(意志作用)、定(精神統一)、念(忘れないこと)、慧(知的作用)とあるが行蘊は特に「意志作用」といわれる。
(5)識 vijnana(ヴィジュニャーナ)vi(分かち)、jna-(知る)-ana(こと、もの)。「分かち知ること」とは、分別・判断・認識の作用を指し、「分かち知るもの」とは、分別・判断・認識の主体としての心を指す。心 citta(チッタ)、意 manas(マナス)、識は同義とされる。心というのは微妙でとらえどころがないので、心の主体と作用に分けて、これに心王と心所と名づけることもある。また人の行為(善・悪)は経験のたびごとに蓄積され、心の奥に存在して認識判断に影響を及ぼす。この潜在意識を阿頼耶識(あらやしき)という。心の中に蔵せられ、心の奥に横たわっているという意味。この蔵の中に秘密があり、如意宝珠があり、これを探し見つけるのが修行ということになる。