32.Q 六根、六境(十二処)は各々どんな意味ですか?
A (1)眼処(眼根)とは外境としての色が入ってくる門、視覚能力や視神経のこと。外から見える眼球ではない。耳・鼻・舌・身も同様である。
(2)耳処(耳根)とは聴覚能力、聴神経のこと。
(3)鼻処(鼻根)とは嗅覚能力、嗅覚神経のこと。
(4)舌処(舌根)とは味覚能力、味覚神経のこと。
(5)身処(身根)とは冷暖、痛痒(つうよう)などを感知する触覚能力、皮膚の表面などに分布している触角神経のこと。
(6)意処(意根)とは知覚能力、知覚神経のこと。
(7)色処(色境)とは眼球の対象で、赤とか白の色や長いとか四角という形状のこと。
(8)声処(声境)とは耳根の対象で、人や動物の声、物質の摩擦から生ずる音など。
(9)香処(香境)とは鼻根の対象で、有益な香や有害な香など。
(10)味処(味境)とは舌根の対象で、苦い、甘い、辛いなど。
(11)触処(触境)とは身根の対象で、地・水・火・風の四大種。またこれらの物質の性質。
(12)法処(法境)とは意根の対象で、意識の対象となるもの。存在・非存在や実法・仮法などあらゆるものが対象。