4.Q 六道の衆生とは何ですか?

 A 迷いの世界の六種類です。地獄界は苦しみを自分の力でどうすることもできない心。畜生界は恥も罪悪感もなく欲しいものを手に入れようとする心。修羅界は弱い者にはたかぶり侮り、強い者には諂(へつら)う心。人間界は理性的で分別ある心。天上界は喜びや楽しみの心。
 日常の私達の心は車輪のように目まぐるしく動きまわる。これを六道輪廻といいます。お金のこと、仕事のこと、職場の人間関係のこと、子・親・夫婦の間のこと、健康や性格のこと等々、朝から晩まで悩んだり、苦しんだり、愼(いか)ったり、喜んだりします。思い悩んで将来のことを考えだすと、苦しみが苦しみを生んでしまいます。また自己の力の限界を感じたり、挫折した時などは、万能の神や仏に縋(すが)ったり、願ったりするが、仏の世界はそびえ立つ山の向こう側で、全く見えない。このように暗闇の中を手探りで歩くのが六道の衆生(人)です。
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