44.Q 三宝とは何ですか?
A 三宝とは(梵)tri-ratna トリ・ナトナの訳で、仏法と僧宝のこと。仏教徒が尊敬し供養し帰依すべき他からのように大事なものです。
一、仏とはブッダ(目覚めた人)のことで、歴史上のお釈迦様(釈尊)のこと。日本で、浄土教の流れに属する宗派では、仏といえば阿弥陀仏。密教系では仏でいえば大日如来。日蓮系では仏といえば法華経寿量品で説かれる永遠の釈迦牟尼仏ということになっている。
二、法とは(梵) dharma ダルマで正しい教えのこと。正しい教えとは大昔から今に至るまで、永遠に変わることがないわけですから、仏は法を作ったのではなく発見したといわれる。師資相承といって、正しい教えは詩から師へ授けるということになっているが、原理的には法を発見すれば誰でも仏ということになる。
三、僧とは、(梵) samgha サンガの音写の僧伽を略したもので出家教団、釈尊当時の組織を意味する。ただ在家信者も含めた仏教集団の意味で用いることもある。
仏教があるところには必ず三宝があり、仏教徒にとっては、時代や地域、小乗教・大乗興を問わず「帰依三宝」ということで重視される。昔から三宝を三に区別することがある。
(1)現前三宝(別相三宝)。釈尊在世の時で、釈尊自身が仏宝、釈尊が説く教えが法宝、釈尊の弟子の出家集団が僧宝である。
(2)一体三宝(同体三宝)。法(真理)は仏によって発見され説かれる。仏は法を離れて存在しない。僧は仏の代理者として民衆を法を説く。このように仏・法・僧は別々のものではなく一体のものである。
(3)住持三宝。後世へ仏教を維持し伝えていく上での三宝で、仏像と経巻と出家の比丘。