7.Q 菩提心を発こすことがなぜ、さとりの入口なのですか?
A さとりの入口を探すには、空の実践と発菩提心が必要です。図2で説明します。
Aさんは山手線に乗っています。目指すは大阪駅です。Aさんは山手線以外の乗物を知りません。このまま乗っていれば大阪駅に着くと思っている。ところが何年たっても大阪駅に着きません。そこでBさんに聞くと、Bさんは「山手線は大阪に行きませんよ。大阪に行くには、山手線を下車して、新幹線に乗りかえることが必要です」Aさんは東京駅で電車を降りて、迷いはしたがBさんに聞いた方法で新幹線に乗り込みました。
さて、我ら人間は生まれながらに、山手線という六道輪廻の世界に住んでいる。仏法に縁して、知識として大阪という仏の世界を目標にはしているが、「発幸福心(ほつこうふくしん)」のため下車できない。Bさんが言う下車「空の実践」と乗りかえ「発菩提心」によって新幹線という仏の本線に乗ることができるのです。これが初歩のさとり、六即では名字即(後述)の位になる。