文=大谷淳子 写真=大谷 英之 作品


・ ありがとう大五郎



【ありがとう大五郎】 ★★★★★

新潮文庫 / 362円+税 / 1997年2月

 ある日夫が(大谷 英之)重度の障害を持つ猿の赤ちゃんを連れて帰宅した。手足が無いその猿は大五郎と名づけられ、その日から大谷家の家族の一員となった。2、3日しか生きられないと言われていた大五郎の、懸命に生きる姿がここにある。

 泣きマネをすると、すごく心配してくれるし、それが嘘だったと分かるとしばらくヘソを曲げたりする。そんな優しい大五郎は、大谷家にとってまさしく家族の一員だったのだと思う。大五郎のあまりの愛くるしさに、泣けた。

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