
夏の部屋
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仮面
素直なふりをして
本当は、言いたい事がいっぱいあった。
信じてる振りをして
本当は、いつも疑っていた。
強い振りをして
本当はいつも逃げ出したかった
楽しそうな顔をして
本当はいつも別のことを考えてた。
やさしそうな振りをして
本当はそうじゃないのに・・・
はしゃぎながら
本当は泣いていた
ねぇ
いつになったら
そんな私に気が付くの?
物語の始まりは偶然?
それとも運命?
始まりは愛?欲望?
それとも錯覚?
始まりが何であっても
きっと終わりは
自然の時の流れ
最後のページを書くのは
きっと、、私じゃない
逢瀬
会えない時間を
埋めてくれるのは 花火
短い言葉と 夏の夜
やさしいキス・・・ 空いっぱいに広がって
それ以外は何もいらない 一瞬で消える・・・
だから 今は、 まるで二人の時間みたいに・・・
もう少しだけ
私のそばにいて あとに残るのは
ため息・・・・
夏の夜
手をつないで花火を見た夜を
泣いていたあなたに 私は、ずっと、忘れない
何も言えず すぐに消えてしまっても・・・
ただ黙って後ろにいた私
声もかけられず
手も触れられず
ただ背中合わせに立っていた
あなたの背中を感じながら
いつまでもいつまでも
そこから離れられずに立っていた
泣きたくなるような思いで。。。
遠い日に・・・
独り
何もかも投げ出したくなるよう な
つらい夜
ひとりぼっちだった子供のときみた いに
ひざを抱えて
ベッドの上
そんな夜が明けるたびに
言葉をのみ込むことを覚えて
あきらめる事が上手になって
いつの間にか大人になった
小さな手だった のに・・・
手のひらにすっぽり入る 。
いつのまに
私の手よりも大きくなったの?
強くなったね
かしこくなったね
やさしくなったね
私の知らない世界を持って
私よりも広い未来を見ている
いつか私の手から離れて
振り返りもせずに
いってしまうんだね
私がそうだったように・・・
期待しながら
怖れながら
その日を待ってる
今はまだ
この手の中にいる
あなたたち
