菊池たけし
| 『ダブルクロス・リプレイ 闇に降る雪』菊地たけし/F.E.A.R.(富士見ドラゴンブック) |
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タイトル通り、TRPGのリプレイの本。 TRPGってのはテーブルトーク・ロールプレイングゲームの略であって、ではそのテーブルトーク・ロールプレイングゲームってのは何かっていうのを本書から引用すると > みんなでひとつの物語に参加する、会話型のゲームのこと なんだそうな。 ――なんだそうな、とか知らない風に言っちゃっているけれども、私自身興味があったので実はやったことがあっちゃったりするわけで、サークルでたまごさんからTRPGやらんかーとオファーがあった時にやるやるーと言って参加させてもらったのである。 一回目はどうにもこうにも勝手がわからずあわわあわわとやっている内にあっという間に過ぎてしまい、リベンジをと思ってその後もう一回リベンジしてみたら、今度はロールプレイの難しさの壁にぶつかってあわわあわわとしている内に終わってしまった。どうにも恥ずかしさがあって役割を演じきれないってのがあるのだ。うーむ。 ただ逆に言えば、役に入り込めればこれほど楽しいゲームもないとも思ったわけで、くっちゃべりながら、他のヒトのプレイを見て笑い、自分も役に入り込めれば楽しいだろうなーと思ったわけである。 そんなこんなでTRPGをやったのは――トータルで2回くらいだっけ。3回くらいやったような気もする。 で。 その、TRPGの会話を読み物としておこしたものをリプレイという。んだそうである。 本書は、そのTRPGの「ダブルクロス」というゲームの第二弾「ダブルクロス 2nd edition」が出るということで、その面白さの紹介するために実際にゲームをやってリプレイをおこしたというもの。なんだそうな。 本リプレイはゲームの進行役であるゲームマスター(GM)が書き起こしたものなんだけど、ゲームをする4人がこれがまた濃い。すげー濃いのだ。実際にTRPGを数度しかやったことない私でもうわーすげーと思った。たぶん全然TRPGやってなくてもすげーと思うんじゃなかろか。 その中でも兄弟スゲー。っていうか兄のヒト、スゲー。兄のテンション明らかにおかしい。ちょーおかしい。きっとこのヒト普段もこのテンションなんだろうけれども、遠くから見る分には楽しいけど隣に座って欲しくないっていうタイプのテンションの高さ。読んでいる間もこのヒトのプレイはもう笑いっぱなしだった。うん。主人公とヒロインより目立っちゃって食っちゃってるけど、そういえばこのヒト主人公にしたらどうなっちゃうんでしょうね、しかし。 ということで、紹介してくれたたまごさんに感謝感謝。でも確かに一体誰にこれを薦めればいいのかわからない。
(2003年8月13日更新)
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