小泉首相の靖国神社参拝問題で、近隣諸国から今年も抗議が相次いでいるが、もう
いいかげんこの問題に
決着をつけるべきだろう。 抗議の根幹となっているA級戦犯合祀は確かに他国の非難を俟つまでもなくおかし
い。
刑死してしまえば皆と同じく仏様だ―という論もあるが、国を滅ぼした指導者を
一般将兵の御霊と同列に祀る
べきではない。
古くは、近代日本黎明期の明治維新で亡くなった多くの勤王の志士が祀られている
が、維新の
元勲・西郷隆盛は西南戦争の賊軍の将ということで祀られていないではな
いか。A級戦犯も遺族が個人的に祀
ればよい。
この際、改めて1978年に合祀した経緯を国民に衆知させた上で、旧態に戻すべ
きだ。他国の抗議は明らかに
内政干渉だが、干渉されない確固たる国是を持つことも
必要だ。 千鳥ケ淵の戦没者墓苑もあるが、慰霊は
終戦記念日に天皇、皇后両陛下をお迎えし
ての戦没者慰霊祭で十分ではないか。
大袈裟に言うと、いま日本は興亡の岐路に立っている。政・官・民一致して国を建
て直さねばならない時に
「参る」 「参らぬ」 で争っている場合ではなかろう。
一刻も早くA級戦犯を外し、祖国の礎となった多くの霊を安ん
じてあげるのが生 きているわれわれの勤めではないか。