5月31日付 「84%の風景」
で作家・高村薫さんが述べておられることは正に
その通りだが、いきなり理想論を述べておられるようだ。政府も国民も最初から理想
的であれとは無理な話だ。
今まで歴代の政府がやると言って出来なかったことを小泉政権が
「分かりやすい 言葉」
でやると言うから大向こうから受けたわけだ。中身があるかないかは、これ
からの推移を見守ろうではないか。
田中外相もしかり。まず外務省の改革を口にしたが、これまであれだけの切り口を
見せた外相がいただろうか。全く国民が窺うことの出来なかった外務省の暗部をチラ
と見せてくれただけでも前進ではないか。大いに改革して欲しい。
本来の外交は外相 がこれから切り開いていくだろう。
突然のあまりの変わりように、国民はこれまでの政府に対する鬱積した感情の裏返
しでエールを送ったのだ。少々品は良くないが目をつぶろう。
一方、有権者つまり庶民もそんなに高度な政治感覚を持っているわけではない。庶
民は熱し易く冷め易い。小泉政権の改革の矛先が鈍ればとたんに罵声を浴びるだろ
う。
だが、折角小泉政権は張り切っているのだからやらせてみようではないか。そして
協力しよう。
発足したばかりなのに外野席で傍目八目の良識派が正論を吐いても世の
中は動かないと思う。