カーテンが揺れたとき
 涼しい風が入ってきました
 畳の跡がふくらはぎに付いた
 夢と現実のあいだで
 思い出すのは冷たい君の視線だけ

君はきっと気づいていない
このすれ違いに気づいてしまったら
きっと二人はだめになる
私は不安を抱いたままで
一緒にいられる?

その文字に引き寄せられたのは
私がきっと同調したから。
ただ一言、机の上に。
「待ってるね」
あてのない約束、と思ってから後悔した。
同じものをいくつも見てきたはずなのに。
バスの中、ファーストフードの店内、遊園地の壁。
あの約束たちはみんな果たされたのかな
誰かへのメッセージは届いたのかな
いつまで待つんだろ、書いた子は。すぐだといいな。
待つって寂しいから。
今の私は寂しい色をしているのかな


ピアノ、弾けたらよかった。
そしたら、きっとこの気持ちを表せると思うんだ
口でいうよりもずっと
わかってもらえる気がして
甘くて悲しくて、君にだけは知って欲しい
この気持ちを。


午前10時の天使が降りてくる時間
やわらかなレースの隙間からこぼれる
光がいとおしい。
東向きの朝の早い冬の寒いあの部屋。
帰る場所は決まってる
戻らなくても、優しいあの部屋に。

大事な人に気持ちが伝わらないのなら
言葉の意味がどこにある?
真の思いが瞳でしか語れないのなら
口をつぐんで鍵をかけてしまおう

青い空からくるくると白い破片が待ってきた
つい歌が口から出てきた
会いたい人がいるっていいな
今、何してるのかな
たとえば、もし今彼が私のこと思ってなくても
私が思ってるよって言ったら受け止めてくれる
この白い破片を見てないなんて、かわいそうな人。
今度一緒に見ようね


あの電車に乗っていけるとこまでいったら
きっと彼のところまでいける。
ただ、もう会えないからという
漠然と自分を縛る思いこみという名の鎖が
私を行かせない このブルーライン

知らないことが幸せだと誰かが言った
そうだよね 気づかない方が
私の心も痛まずに済んだのに
見てみないフリを平気で出来る人もいるのにどうして
私にはできないんだろう
大したことじゃないのに
心に留めすぎて許容量を超える手前?
ただ幸せになりたいの
ただ優しくされたいの

ここにひきとめて
ちぎれそうになる心をここに
ピンでとめて
飾れるほどきれいなものだから
あなたにあげる純粋な心よ。
いくつケースに並んだとしても
誰のものよりきれいだから。
壊れる寸前まで磨かれた想いよ。

ピンクの砂糖菓子を青い部屋に隠したの
でも君でさえ、気づかない
今度来たらとけてなくなってしまうから
少しの手違いなの、あの赤くにじんだ傷は
そのきっかけだっただけ、君の言葉は。
ただ指に光る空色のかけらは知っている
君の代わりに私といたから
薄い淡い夢を見て
君の愛した私と私の愛した君が
緑の上に寝ころぶ
桃の香りはピンクの砂糖菓子
私はそのせいで青い部屋で目覚めた
夢の残りと砂糖菓子のとけたものが青く染まった。
白い私は白いままで。

ここにいたわよ、ずっと。

私というちっぽけな世界から抜け出した
魔法にかかった途端、
酔っぱらったように視界が揺れて空がぐんぐん広がっていった
当たり前のことが今、こうしてやっとわかる
何度も何度も転んでは立ち上がって
この空を見よう。
そのたびに生きることを確認できれば、私は生きられるから

物語は続く へ戻りますか。