終 焉
それでも。
きっと共にある。
感情という凡てを
唯一へと還元して。
順番など、どうでもよいのだ。
閉じぬ瞳のままに。
朽ちぬ指のままに。
等しく血を流し続けて。
耐え得ぬ恥辱も
苦痛も ありはしないと
もがき続けたのだから。
やり直しはしない。
私は 私の現在 イマ
お前は お前の現在 イマ
の上に
予定されていた真実。
苛立ちはしない。
永遠が砕け散ったとしても。
世界が有限ならば、
臨界線は1つではないと。
一瞬に未完な約束。
焼き尽くされるゴスペル。
求心を制御できぬ垂直。
若枝に揺れる野薔薇。
お前の名を記した全てに
最後の口づけを済ませたなら。
受け入れてみよう。
結ばれた闇を。
もはや、無感覚ではいられない。
この激痛こそが、世界を再生させる。
お前の痛みが私を目覚めさせたように。
ひたすらな光に包まれた、
この愛おしさよ。
さあ いえへ かえろう。
'97.04.07