太陽しか見えない
俺は腰抜けだったか
俺は卑怯者だったか
眠りゆくお前に
瞼を閉じる指が震える
あれは沈黙だったか
あれは豊穣だったか
対向性が一つ なす術もなく
共時の罠に気を取られる
円卓に載せられた世界
壁にくくりつけられた孤高
真空に満ちた序幕
残されたのは
絶え間無しに愛すること
魅惑的な夜明けが口ごもる
そっと弔われた仔猫に与える祝福
地下水のどこかでまた
限りない戸惑いが生まれる
お前は報われたか
お前は報われなかったか
通行人が笑い合う
真実は常に無数だと
すれ違う聖者の足元に
打ち捨てられる円環
俺は充分生きたか
お前は充分生きたか
公明正大なゴスペルソングが掻き立てる
砕けた永遠を拾い集めろ
ぼやけた瓦礫を修復しろ
全て焦点は 新しい子供たちのもとへ
The Last Waltz on FPOEM
'97.08.28
Dedicated to the concept of "THIS"