視界ゼロ
昨日
白き峰に立つ
季節はずれの豪雪
腰までのラッセル
1300メートルに満たない
その頂のなんと遠いこと
山頂に建つ祠
祀られる奴奈姫
仰ぎ拝むいにしえの人々
雪は降りやまない
光が射す
雲、黒き雲
わき上がり、風になびき
自由に姿を変える
遊び、踊り、怒り、笑う
またガスが覆う
自分の足許も見えない
風が吹きすさぶ
自分が立っているかも分からない
宙に浮いたよう
孤独をかみしめる
この場所こそ僕にふさわしい
身を埋めてしまいたい
しかし・・・
今、日常にいて
空は青い
そして孤独だ