コラム(漢字)

春夏冬の店

 『春夏冬の店』・・・という謳い(うたい)文句を看板に掲げて(かかげて)いる中華料理屋が、私の通っていた小学校の近くにありました。


 小学生当時(15年以上前)は、素直だった私・・・。
 言葉どおりに、
『秋は営業しないんだな』
と思っていました。
 ところが、9月になっても、10月になっても、11月になっても営業しています。
 変だな、と思いつつも、そのうち気にならなくなりました。


 結局、その看板の意味がわからないまま、中学生になって、出会った言葉が
『春夏冬二升五合』
 意味は、『商い(あきない)ますます繁盛』
 一応補足・・・

春夏冬・・・秋無い=『商い』
二升・・・・ますが2つ=『ますます』
五合・・・・一升の半分=半升=『繁盛』


『あ、これか!!!』
と、嬉しくなりました。
『春夏冬の店=商いの店』
なんだと。
 今冷静になって考えてみれば、意味がうまく通りませんよね
 でも、当時はそんなことに気づきませんでした。



 それから約10年後・・・。
 2000年のお盆に実家に帰った時、兄とたまたまその話になりました。
 兄は、
『春夏冬の店=飽きの来ない店(秋の来ない店)』
と解釈していたそうです。


 おお!うまい!
 きっとそれが正解です(自爆)。




一斗二升五合

 兄が去年泊まった旅館に掲げてあった文句です。
 『二升五合』は上に書いたように『ますます繁盛』なのですが、『一斗』って一体・・・???
 そこの旅館の人にでも聞けばいいのに、なんか悔しくて、家に帰ってからも考えていたそうです。両親までも巻き込んで・・・。(自分で考えようとするのは、うちの家系なのかも・・・)。

 そして、悩むこと3日あまり…
 突然父がテーブルをポンとたたいて、『わかった!!』
 『御商売』
 一斗=10升=5升の倍 で、ごしょうばい
 ということで、『一斗二升五合=ご商売ますます繁盛』

 兄が父の威厳を感じた一幕だったとさ。
 めでたし、めでたし。


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