ハナの話








【1999/4/21】  今の家主に出会うまで。



全然覚えてないんだけど、たぶんこれくらいの日に生まれたみたい。

後から聞いたのだけど、生まれて1ヶ月ぐらいの時に、ダンボール箱に兄貴と一緒に入れられて小学校の裏に捨てられてて、

それを見つけた小学生が近所の猫好きおばさんに届けたそうだ。 んで、そのおばさんが ”里親募集” の広告を出したところ、

最初にあたしを見に来たのが、今の家主。



子猫ってもんを間近に見たことがなかった家主は、あたしに一目惚れしちゃって、そのまま連れて帰ってくれたの。

ところが連れて帰ったら、家主の家族に猛反発されちゃって、「いやー、まずい里親に拾われちゃったのかしら」と不安になったけど、

しばらくしたら、すっかり馴染んじゃってアイドル扱いしてもらえるようになりました。 よかったにゃ♪



それから約半年後、家主が引越しすることになったので、あたしは家主にお供することにした。

それが今の家なんだけど、ちょっと留守番の時間が増えたのが痛かったわ・・・。

時々、ストレスで円形脱毛症になったりしたけど、家主も至れり尽せりしてくれたし、今は満足してるのよ。







【2001/ 春】 初めての旅行。



家主の家族の一人が、ド田舎に家を構えたらしく、そこに車で行ってみよう、ってことになってね。

4時間かけて出かけたのよ。長かったわぁ〜。 元々あたしは車が嫌いじゃないからドライブは苦じゃないんだけど、

ゆっくり寝られないのが辛かったわね。おちおち食事も出来ないしね。

で、やっと着いた先は、周りに何もない山の中。

虫がいるわ、蛙がいるわ、蛾が飛ぶわ、興味をそそられるものだらけだったから、

あたしの別荘=避暑地 に認定してあげたわ。







【2002/ 秋】 なんだ、こいつは。



ある日突然(私の人間はいつもそうなのだけど)、くっさい仔猫があたしのうちに来たの。

どうやら、人間が留守の間、私が寂しいんじゃないか、って探してくれたみたいだけど、最初はねぇ・・・。なんなの、こいつ。って感じ。



だってさ、私の人間も、私のフカフカのベッドも、

お気に入りのお皿もおもちゃも、このあたしに遠慮も断りもなく使うなんて信じられない!!!



って、思わない?!



最初の2,3日は仔猫は檻に入れられてたから、用心深く観察することができたけど、

しばらくして放し飼いになったとたん、このあたしにちょっかい出してきて、うっとおしいったらありゃしない。

おまけに、仔猫が持っているかもしれない伝染病が私に移らないように、

大嫌いな病院に連れて行かれて、注射を打たれたのよっ!!! ほんっと、迷惑!!!



って、最初は思っていたけど、



遊び相手がいるって意外とイイかも、って3ヶ月くらいして思えるようになったの。

馬乗りして来たり、しっぽに噛み付いたり、私のお皿からごはんを横取りするのは未だにイヤだけど、

一緒に昼寝したり、プロレスしたり、毛繕いする相手ができたコトは幸せかも。










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