12月24日(Thu) PM 3:00
待ち合わせまで後3時間。
プレゼントを買うために家を出た。
晴れているから傘はいらないだろう。
晴天...駅に向かった。

電車で30分ぐらい来た駅前。
しかしどうしてデパートっていうのはこんなに広いのだろう。
どこに何があるのか全く分からない。
しかも...カップルだらけ...。
(まぁ...クリスマスだからな...。)
店内も緑や赤や白の飾りだらけ。
目が痛いったらない。
(余裕を見てきてよかったな...。)
とりあえず案内板を探した。
そのあとにやっと店を見つけ目的のものを買う。
余った時間を少しつぶしてから出発した。
結局予想以上に時間がかかってしまった。
でかすぎると思うぞ、あの店は。
(でもまぁ、ちょうどいいくらいかな?
 ..5時40分くらいには着くだろう。)
電車に揺られながら手の中の小箱を見つめていた。

PM5:45駅前に出たときの時間だ。
ベンチに座って音色を待つ。
既に周りはクリスマス一色だ。
みんな華やかでとても楽しそうだった。
いつもなら考え事をしているのだがそんな所は音色に見せたくない。
また彼女に心配をかけてしまうだろうから...。
そのとき後ろから駆け寄って来る足音に気づいた。
「あ、早いんだね。」
その聞き覚えのある声に振り向く。
音色が立っていた。
「ああ、遅れるなんてできないよ。」
「ありがと。さて、どこから行こっか?」
「まかせるよ。」
「そっか..じゃあさ服見に行こ。服。」
音色が俺の手をつかんで歩き出す。
何気ないその行動がいやに嬉しかった。

「ねぇ、こういうのどうかな?」
そう言って音色が見せたのは、少し厚手の淡い緑のワンピースだった。
「うーん..白い方が好きだな。」
「そう?じゃあこっちかなぁ..。」
こんどのは薄い青色の上下とその上から着るまっ白のブラウスだった。
「こっちのほうがいいな。」
「じゃあ...どうしようかな..?」
さりげなく値段を見る。買ってあげられない額ではないが...。
「やっぱり、今日はやめておく。ちょっと高いね。」
「俺が買ってあげようか?」
「ううん、そんなの悪いよ。もうちょっと我慢する。」
そこまで言うのに無理にでも買ってあげるべきなのだろうか?
考えのまとまる前に音色は店から出ようとしていた。

既に何件かの店を回っている。
服、アクセサリー、CD....もう1時間半くらいだ。
楽しいからいいのだが...。
「音色、そろそろ夕食にしない?」
「あっ、そっか。もうそんな時間か..。
 うん、いいよ。どこで食べる?」
「うーん..イタリアンぐらいかな?」
「そうだね。そうしよっか。」
音色をお気に入りの店へと案内する。
もう既に暗くなってきている。
空には満月が出ていた。

ここへ連れてくる予定だったのだ。
音色をここへ誘う前から...。
(予約しておけばよかった...。)
そう。待たされているのだ。
前に後3組待っている。
「たしか...8時だよね。」
音色が不意に話し出す。
「なにが?」
「イルミネーションの点灯。」
「あ、そっか。そういえば、ここの店からよく見えるはず。」
「そうなの?楽しみだね。」
本当はここまで考えていた。

20分ほど待ったのち、やっと入れることになった。
ちょうどよく窓際の席。
向かい合うように座る。
やってきたウェイトレスに注文をする。
「いい席だね。早くイルミネーションつかないかなぁ。」
すごく音色も楽しそうだ。
その時、彼女が思い出したように動き出す。
「あっ、そうだ、プレゼントがあるの。..はい。」
音色から手渡されたのは....
「これ...マフラー...。」
「あたり。4日もかかっちゃった。
 急いだから変な所があるかも...。」
それは白に青でラインの入った毛糸のマフラーだった。
「ありがとう。.じゃあ俺も..。」
「霞瑞君から?うれしい。」
「右手出して。」
「うん..。」
そう言っておそるおそる手を出す音色。そこに...
「はい。」「これ...。」
「そう。これといっしょ。」
そう言って自分の右手首を見せて示す。
音色にあげたのは、少しだけデザインの違う銀のブレスレットだった。
音色がブレスレットを見ている。
「あれ..何か彫ってある..KAZUI.N...。」
音色は少しだけ照れたような顔をする。
本当にかわいい。
もう一つのブレスレットを取り出す。
「こっちも見て。」
「え..NEIRO.T。」
彼女に見せて自分の手首にはめる。
2つがぶつかってキンッとかわいた金属音を立てた。
「それと..これ。」
音色に取り出した紙袋を手渡す。
「なに?」
「開けてみて。」
音色は袋を丁寧に開け中身を出す。
それは紙の束だった。
「これ...楽譜...。」
音色の顔が驚きの色になっていく。
「そう。俺の書いた曲。もらってほしいんだ。」
「ありがとう...。大切にするから...。」
彼女はこっちを向いて少し泣きそうな顔で言った。
「喜んでもらえてうれしい。」
「でも...溶接はちょっとね...。」
「どうして?」
「だっていつも付けているわけにはいかないから..。」
「まぁ、それならそれでかまわないよ。」
「あっ....。」
「どうしたの.....あ..。」
その瞬間窓の外が明るくなる。
イルミネーションが点灯されたのだ。
数え切れない光がツリーを美しく照らし出す。
あたりは感嘆の声に包まれた。
いきなり別の世界へ来たみたいだ。
限りなく幻想的で、限りなく綺麗....。
こんな近くに音色がいるからよけいそう思うのかもしれない。
「きれい...。この席でよかったね。」
「ああ...すごく贅沢だ。」
ウェイトレスが料理をもってきた。
「さ、食べよう。」
「うん。」
ずっと続くと思った。
この時間だけは。
最高の時間だったから...。

「おいしかったね。」
「ああ、なかなかだったな。」
「あ..。」
何かを見つけたようだ。
音色が駆けていく。
店からは見ることのできなかった一番大きいツリーだった。
無言で見つめる音色。
その横に立って俺も見上げる。
綺麗だった。見ていて飽きない。
ツリーも音色も。
しばらくたって音色を見たちょうどそのときだった。
「あ...。」
倒れそうになる瞬間だった。
昨日と同じようにぎりぎりで抱きかかえる。
音色の顔がすごく赤い。
額に手を当てるとかなりの熱があった。
(くそ、どうして気づかなかったんだ?
 昨日のあれは冗談じゃなかったんだ。)
救急車ではここに入ってくるのは難しい。
人の邪魔にもなる。
俺は何とか音色を背負い、駅前のタクシー会社をめざした。
音色は少しぐったりしている。
今まで無理して笑っていたのだろうか..。
そうゆっくりしていられない。
クリスマスだが何とか残っていたタクシーで病院へ向かう。
金は貯めていたから心配ない。
(音色...ただの風邪だといいが...どうしてこうなるんだ。)
窓の外で光る満月を見て嫌な予感を必死で抑えていた。

病院。
一通りの治療が終わったらしく
音色はベッドで穏やかな寝息を立てている。
医者の話を要約すると、風邪をこじらせて肺炎になりかけ。
このごろよく寝てなかったようだ。命に別状はない。、だそうだ。
音色の親に連絡しようとしても、
家の電話がつながらないのだからしかたない。
今夜は一晩中着いていようと決めた。
....そして、涙がこぼれた。
音色が倒れたとき音色まで俺を置いていくのだろうかと思った。
雪音を病院でみたときのあの感覚に襲われた。
色が消え、音が途絶え、時の止まる感覚。
あのとき止まった時を音色は動かしてくれた。
そして、もう一度いなくなってしまうのかと....。
でも安心する。
窓からの満月の光が四角くなって音色の顔を照らし出している。
この顔を見ていると。
そして、安心したせいだろうか?
次に気がついたときはもう満月はなかった。

12月25日(Fri) AM 7:00
鳥の声と朝日で目覚める。
朝がいつもこんな目覚めだといい。
でもどうしてこんなに寒いうえに前かがみで眠っているのだろう?
飛ぶように起き上がる。
昨夜の事を思い出したら急激に覚醒した。
彼女を確認する。
音色はまだ眠っていた。
額に手を当ててもそれほど熱は感じられない。
さすが病院。少し感心してしまった。
そして自分の左手の感覚に気づいた。
仰向けに寝ている音色の右側からもたれかかっていたのだが、
音色の右手が俺の左手を握りしめていた。
あのブレスレットが目に入る。
何だか気が安らぐ。
どうせ休みだ。目覚めたときについていてやりたい。
.....。
(しまった。寝てしまう所だった。)
いきなり起き上がったため後ろに倒れていきそうになった。
「やべ...。」何とか持ち直す。
ガタンッ。ずいぶん大きい音を立ててしまった。
.......大丈夫だったか。
病院にはそれなりの人の生活音が響いていた。
(もう7時過ぎてるし...
 これぐらいの音は何でもなかったか...。)
のように思った。
視線を感じて振り向くと音色がこっちを見ていた。
「おはよう。」
「あ、おはよ。気分は?」
音色が小さくうなずく。
「うん。もうだいぶ平気。...もしかして、一晩中いてくれたの?」
「心配で帰れないよ。...それよりどうして風邪なんか?」
少し音色は恥ずかしそうな顔になる。
「ちょっと恥ずかしいんだけど...。」
「けど?」
「マフラー編んでてここ3日ぐらいあんまり寝てないの...。」
と言ってゴメンネというような顔色を浮かべている。
本当はめちゃくちゃ嬉しかったのだが...。
「肺炎にならなくてよかったよ。 
 全く、そこまで無理して作らなくてもよかったのに...。」
つい恥ずかしくてぶっきらぼうな言い方になってしまった。
「せっかく作ってあげたのに...。」
「音色が倒れちゃ意味ないだろ?」
「え..あ...ゴメンネ。」
その顔を見つめていられなくてつい目を背けてしまった。
(本当によかった。何事もなくて..。)
気が抜けたせいだろうか。
「ふぁ〜。」あくびが出てしまった。
「あ..眠そうだね。霞瑞君さ、もう帰ってもいいよ。」
「そういう言い方はないだろ。一晩中つき合ってあげたのに。」
「そういう意味じゃなくって...
 でも、霞瑞君が体をこわしても困るし...
 私はもう大丈夫だからさ。ね?」
「わかったよ、また来るから。発表会までには治せよ。」
「うん。..バイバイ。」
「ああ。」
そう言ってドアまで行く。
振り向くと音色はまだこっちを見ていた。
彼女は笑って小さく手を振っている。
後ろ手にドアを閉めた。

家に着いたとき既に8:30を回っていた。
だが、部屋に入って次に意識があったのは午後4時過ぎだった。

    *  *  *
「霞瑞...。」「璃乃か...?」
「違う...。」「音色..?」
「また違う...。」「..雪音...なのか?」
「3回もかかったね。」「悪い。」
「あのさ、私のことは大丈夫だから。」「え?何を言って...。」
「心配しなくても霞瑞が私のこと忘れるなんてないよ。」
「そうかもな..。」
「でも、私に縛られないで。」「え?」
「霞瑞には幸せになってほしい。前を見ていてほしいの。」
「俺だけ幸せになんてなれない..。」
「霞瑞が幸せなら、私も幸せだから。」「雪音..俺..。」
「じゃあね..。」「なぁ、雪音!」
「..バイバイ。」
(私と霞瑞はいつも一緒なんだから。私は消えるんじゃない。
 霞瑞と一緒にいるんだから...。)
    *  *  *

12月29日(Tue) AM 8:00
今日は早起きをした。
行かなければならない所があったから。
市民ホール。そう、ピアノの発表会だ。
10時開場 10時半開演
音色からもらったチケットにはそう書いてあった。
余裕をもって市民ホールへと向かった。

会場は天川駅の次の駅で降りて20分ほど歩いた所だ。
自転車でもよかったのだが、何となく歩きたかった。
音色は3日前に無事退院した。
体もよくなり家での練習に励んでいた。
すっかり元気になって何も心配することがなくてほっとしている。
しかし、
「なんで、おまえらがついて来るんだ?」
隣の二人に尋ねた。
「ひっどーい。璃乃だって招待されたんだよ。」
璃乃が反論してくる。この男も、
「俺だってそうさ。霞瑞にとやかく言われる筋合いはない。」
バカ秋斗だ。
「はぁ、勝手にしてくれ。」
(気持ちいい朝の散歩になるかと思ったら、
 駅で待ってるんだもんなぁ。)
まぁ、いいか。20分退屈はしないだろう。
歩き続けていると、会場が見えてきた。

10時20分。
もう開場していたので中に入って席に座る。
満員...ということはないが少なくもない。
こんなものだろう、っていう人数だった。
二階席の一番前。
一階席は近すぎたり遠すぎたりするのだ。
ここからならよく見える。という秋斗の意見でここになった。
が、ちょっと遠すぎやしないか?..まぁ、いいか。
少しずつ暗くなっていく。演奏が始まるのだ。
会長のあいさつ。その他もろもろ。
1.2.3.4番目の人。あいさつはともかく演奏はよかった。
音色はどうなのだろうか?
...音色が出てきた。
飾りのあまりついていないシンプルな白の服。
とてもよく似合っている。
こっちに気づいて微笑んだ気がした。
観客に礼をしてピアノの前に座る....。
演奏が始まったとき、思わず涙が溢れそうになった。
このごろ妙に涙腺がゆるい。
そう...あの曲だった。
俺が音色にプレゼントした、3年前に書いたあの曲....。

すべての演奏が終了。
音色は何の賞にも選ばれなかったが満足そうな顔をしていた。
階段を降りて迎えにいった.....。

いま、2人でいる。
ホールを出て歩いているのだ。
後の2人は先に帰った。秋斗はにやにやしていたが、璃乃は普通だった。
ああいう風にされると妙に照れくさい。
最初は音色の顔をまともに見られなかった。
(俺ってけっこう純情だったんだな。)
自分で感じてしまう。
こっちを見ている音色に話しかけた。
「どうだった?」
「うーん、楽しかったよ。何の賞にも選ばれなかったけど。」
「審査員が悪い、どう考えてもおかしい。」
音色がくすっと笑う。
「まぁ曲があんまりよくなかったものね。」
「え!?本気?」
びっくりして音色を見る。
彼女がもっと笑った。
「ふふふ、冗談に決まってるでしょ。...私は大好き。」
クリスマスの日倒れたのがうそみたいだ。
その笑顔を見て思う。
「ねぇ、寄り道して行こ?」
「ああ、どこへ?」
「うーん...公園。」

少し日が暮れかけている。
赤い光が公園の木々を照らしだし、
影と光が微妙なバランスを保ちながらこの空間を形づくっていた。
「ねぇ..霞瑞...。」
「あ...名前..。」
「やっぱり、ちょっと恥ずかしいね。」
「そうかな?..でもそのほうがいいな。」
「そっか。..ねぇ..霞瑞....。」
「うん?」
音色がこっちを見つめている。
顔が少し赤いのは夕日のせいなのだろうか。
彼女が恥ずかしそうに口を開いた。
「キス..しよっか?」
「え?!...って、はぁ?」
いきなり何を言い出すのか。
少しうろたえてしまったではないか。
「いや..かな?」
「いやって...そうじゃないけど...。」
はい、しようか。なんて言えるはずがない。
では、何て言えばいいのだろうか?
「ふふふ..。」
「?」「冗談よ。赤くなっちゃって。けっこう幼いんだね。」
ぴくっときた。
こいつは璃乃の影響が大きいな。
「璃乃ちゃんに似てきたって思ったでしょ?」
「な....。」
「図星。違うよ。本当の私になってきたんだ。霞瑞のおかげで。」
「....。」
照れてしまって何も言えなかった。
(こんなことを言う娘だったんだな。....俺のおかげか...。)
それほどの会話があったわけではない。
でも、音色のことをたくさん知った気がした。

1月1日(Fri) AM 5:00
ピピピ..ピピピ..ピピピ..
(あ...起きたくねぇ..でも、もうすぐ初日の出...。)
音色が言ってたんだ。
「一緒に見るのは難しいから
 一緒の時間に起きて見ようよ、初日の出、ね?」
(しょうがねぇなぁ..起きるか。)
眠い目をこすりながら起き上がってカーテンを引き開ける。
街はまだ眠っていて静かだ。
霜が降りて銀色に光りしっとりとしている。
風も雲もない空...。
初日の出を待った。

「どう?似合う?」
音色が回ったりして振りそでを見せてくれた。
正月にしか着ないからって毎年着ているそうだ。
既に午後の2時。
音色がやって来たのはついさっきだ。
「ああ、すごく似合ってる。」
「お世辞じゃないよね?」
「ちがうって。」
ほんとうにそう思った。
やっぱり何を着せても似合う娘もいるものだ。
もし璃乃だったらよく言っても「馬子にも衣装。」だからな。
....どうでもいいか。
「でさ、音色、初詣に行かない?」
「え、どこへ?」
「このあたりの神社。」
「うん。いいよ。」
2人で家を出た。
気持ちのいいほど晴れ渡っていた。

(正月は外を歩いていても人に会わないものだな...。)
「そういえば...元日から霞瑞といるんだね。」
「そうだな。」
いつの間にか知り合ってた。
いつの間にか好きになってた。
「出会ったのが11月の中ごろ。ずいぶん早く仲良くなったよな。」
「だって私は3年越しだもん。」
「あ、そうか。」
取り留めもない会話が続いた。
もうすぐ神社だ。

そこにはほとんど人はいなかった。
お参りしている家族が一組、それだけだ。
「昔はよくここで遊んだなぁ..。」
「そうなんだ。私の家の周りにはこんな所ってなかったな。」
「それもちょっとさみしいね。」
「うん。」
階段を上り境内をぬけ、あの大きな鈴の前に来た。
2人で鈴を振り手をたたいてお願いした。
ガランガランと大きな音を立てる。
(音色とずっと二人でいられますように...。)
横を見る。
音色はまだお願いし続けていた。
俺は、その横顔を見つめていた。

帰り道。
「ねぇ、霞瑞さぁ、何をお願いしたの?」
「え?」「おしえてよぅ。」
このあたりも璃乃に似ている。
そう。こういうのに弱いのだ。
「音色とずっと二人でいられますように...。ってさ。」
少し照れてそう言ってやる。
音色の顔が少し赤くなるのが分かった。
限りなくいとおしく思う。
「音色は何てお願いしたの?」
「え?..どうしようかな?」
音色は少し首をかしげている。
「自分だけ聞いておいて。」
「聞きたい?」「聞きたい。」
「どうしても?」「どうしても。」
やっと言ってくれるのかと思った。
「また今度教えてあげる。」
音色は2.3歩先でこっちを向いて笑っている。
「こんどっていつだよ?」
俺がありきたりな質問を投げかけた。
こっちをのぞき込むような格好の音色。
そして音色が言ったのだ。
「今年のクリスマスに教えてあげるネ。」

  Thank you for reading...
         See you next time...