アンパンマン追記
以前好評を得た『アンパンマン』に関する僕の作文だが、
かなり書き漏らしたところがあるのを思い出した。
ちなみに前スレ前作はコチラ。時々参照しながら読むといいと思う。
ちょっと当時はテンション高くて恥ずかしいのだが気にしないでもらいたい。もらう。
『まだツッコミ足りないのか』と思わないでください。
だってツッコミ放題なんだもん!
…というワケで、今回は出し尽くそうという勢いで書こうかね。ハイ読んで下さい。
まず、アンパンマンの誕生秘話を紹介しよう。
ここはジャムおじさんのパン工場。ジャムおじさんがヘンなアンパンを焼いている。
…とそこへ、工場めがけて流れ星が!
流れ星は光り輝き、尾を引きながら煙突に吸い込まれて中のアンパンに直撃。
皆が唖然としていると、窯のなかから…先ほどのアンパンが胴体をつけて出てきたではないか。
これにはさすがのジャムおじさんも驚愕の一言。『こりゃすごい』。
…と同じ頃、バイキンマンも生まれた。終わり(ぉ
こんな具合でアンパンマンは生まれたのだ。僕が覚えてる範囲ではこんな感じ。
さぁてツッコむぞ(笑
まず、「流れ星が煙突に吸い込まれて」というところから着眼しよう。
率直に言うと、ムリ。
問題になるのは、流れ星の軌道である。流れ星というのは自転などの関係で斜めに飛んでくるものだ。
斜めから飛来する流れ星が煙突に近づくとどうなるか。
たぶん煙突の上部をポッキリ折って近くの地面にドスン。クレーター。テレビ局の人が来ました拍手。
これじゃ何のために降ってきたんだかわからない。
哀れジャムおじさんはアンパンマンとなり得た流れ星に煙突を破壊されて借金で身を滅ぼし…
やめよう(笑
しかたないので上手いこと流れ星が煙突にホールインワンしたことにしよう。
そしたらアンパンマンは誕生するかというと…
やっぱまだムリだろう。
流れ星…つまり隕石というのは、ハッキリ言って速い。あと重い。
そんなもんがアンパンに直撃したらアンパンは粉々。グチャグチャのメチョメチョだ。
たとえそのなかの一部に乗り移る(霊)ことができても、アンコのはみ出た小さい「ぼくアンパンマンでちゅ」。こっちから願い下げだ。
しかも画面から見て取れるように多少大きかったと思う(煙突の穴くらい
そしたら被害はアンパンだけではすまない。
流れ星は窯を吹き飛ばし、床に大穴をあけ、レンガの破片を喰らった工場職員たちが血まみれで地に伏せる…
やめよう(笑
いや、ここでやめてしまっては僕が不完全燃焼に終わってしまう。なにしろ僕が困る。僕が(ぉ
またまたしかたないので、流れ星は煙突に急激に減速し、上手いこと侵入したことにしよう。
そうしたらやっと普通のアンパンマンが生まれる…と思ったら、
真っ黒焦げのアンパンマンが煙を吐きながら出てきてしまった。
そう、熱いのである。
僕は誕生秘話の中で「光り輝き」と書いた。つまり白熱して発光してるのだ。
これはもうかわいそうだ。生まれたそばから「顔が焦げてて力が出ない」。
しばらく空中をふわふわと浮遊した後、フッと事切れて冷たい床にその見を委ねる…
やめよう(笑
どうもアンパンマンとなる流れ星は、
『煙突上空で軌道を垂直に変え、煙突に入る前に急ブレーキをかけ、しかも急冷された隕石』
ということになる。都合のいい設定だが目をつぶってあげよう。
さてこのようして無事、何事もなくアンパンマンは誕生した。めでたい。
…とここで一つ疑問が浮かんでくる。
『隕石はどこへ行った?』
おさらいしてみよう。
流れ星→煙突入る→アンパンマン誕生
隕石が消えた形跡がない。
…ということは、隕石は今でもアンパンマンの一部として残ってるのではないだろうか。
考えられるのは、『胴体』である。
あの赤い体は、隕石に違いない。本体はあくまで胴体で、アンパンで腹話術して目を逸らしているのだ。
だとしたら心配なのはバイキンマンだ。
隕石には、岩石でできた「石質隕石」と、鉄やニッケルを含む「鉄質隕石(隕鉄)」がある。
どちらにせよ、とにかくやたら硬いだろう。
こんな隕鉄なんかに毎週ボカスカ殴られてたらバイキンマンは血まみれで真っ先に病院送りだ。
『バ〜イバイキーン!』
…この世にだろうか。
さて、彼らは空を飛ぶ。しかしどうやって飛んでいるかご存知だろうか。
あの茶色いマントである。
んなアホな。
「マントしてます⇒飛べます」
少々ムチャな設定だと思うのだが…まぁスーパーマンだって飛んでる。アメリカ様に楯突くと怖いのでやめとこう。
そんなマント。どこから調達したのかというと、意外と身近なところだった。
バタコさん、彼女である。
バタコさんが空を飛ぶマントを作った。じゃあそんなバタコさん、どんな人なのだろう。
気になって公式ページに行ってみた。そこのプロフィールで僕が目にしたのは、僕の想像をはるかに越えたものだった。
『とくちょう:ふつうのにんげん』
特徴か?
や、あの世界ではむしろ「普通である」ということが珍しいのか。
『とくい:アンパンマンたちのマントを直す』というのもあった。まぁそうだろうねぇ。
あとは『わたしの誕生日は、4月3日。覚えていてね。』だそうだ。 知るか。
さらに…やはりマントを作ったのはバタコさんらしい。
凄い人だ。異星の物質か何か知らんが、それを自在にマントに仕立て上げるなんて
ただのジャムおじさんの手伝いなんかじゃないだろう。それなのに、有名なエンディングではこう歌われている。
『バタバタ走るよ バタコさん』
ひどい言われようだ。
もっと彼女の能力を認めて欲しい。彼女がいなければアンパンマンは恐ろしい形相で現場まで疾走しなければならないのだから。
…マントについてもう一つ思ったことがある。
あれは『マントで飛んでる』のか、『マントが飛んでる』のか。
意味がよく分からない?つまりこう言うこと。
マントに浮力があるだけなのかマントがアンパンマンに浮力を与えているのかって話だ。
前者だとたいへんだ。その飛行中のアンパンマンは、前で結んだマントで頚動脈(?)を圧迫しながらブランブラン…
気色悪くて仕方がない。上空をこんな首吊りヒーローがとんでたらカバオくんはまた引きこもりになるだろう。
速度をあげれば体は地面と平行になるかもしれないが、その場合マントの後ろの部分が首に食い込む。
ここはやはりアンパンマン自体に浮力を与えていると考えざるを得ない。そしたら、ますますバタコさんは偉大だ。
前作のスローカーブの名手ぶりに続いて、天才科学者の才能も垣間見えた。バタコさんなくしてアンパンマンなし、だ。
さて、このテのストーリーに必要不可欠なのが、ライバルだ。
正義の対極にある悪。アンパンマンに対してバイキンマン。実に分かりやすい図式である。
明らかに悪いことをしてるのにちっとも憎めない。むしろ応援したくなる彼について、少し考えてみよう。
バイキンマン。まずプロフィールを見て驚いた。
『とくちょう:ばいきんでできている』
あ、もう「バイキンマン」って次元じゃなくてもうソコがすでにバイキンなのね?
しかもそのあとに続く自己紹介が衝撃的だった。
『俺様、アンパンマンを倒し、アンパンマン・ワールドをバイキンの星にしようとバイキン星からやってきたんだ』
バ、バイキン星!?
なんだそれは?…と言うかあの世界についたのほぼ同時刻のはずだったのに、
バイキンマンは早くも『アンパンマン・ワールドをバイキンの星に』と言っている。
同じタイミングで生まれたのにもうすでにこの世界がアンパンマン・ワールドになることを悟っているのだ。
これはちょっと気弱なんじゃないか?精神面の弱さが露見してしまっているようである。
まぁそれは後からでも見事奪回すればカッコはつくのだから、現在アンパンマンに勝てるかどうか考えてみよう。
前作でも書いたとおり、確実に勝つにはかなりハメ的な戦法を取らざるを得ない。
じゃあ実力で勝つにはどうすればよいか。能力をよく見てみることにする。
彼には、背中に小さな羽がある。
案外これは知られてない設定なのだが、これを使って空を飛ぶこともできる。ただし、低空・低速だが。
しかし彼はそれを自作のUFOに乗ることによってアンパンマンと対等の飛行能力を得ることに成功した。
どう見てもドキンちゃんのUFOの方が性能がいいような気がしてならないのはきっと僕だけなので意見は胸に仕舞っておく。
そう、基本的にアンパンマンより不利なバイキンマンは、持てる科学力を総動員した「バイキンメカ」なるもので対抗している。
その中に、わりと頻繁に出てくる踏み潰しメカ「おおあしロボット」がある。違うかもしれないけど、多分それ。
もうね、アホかと。馬鹿かと。
お前な、おおあし如きで普段使わないメカ出してんじゃねーよ、ボケが。
で、やっと落ち着いたかと思ったら、バイキンマンが「オレ様天才科学者?」とか言ってるんです。
そこでまたぶち切れですよ。
あのな、「オレ様」なんて今日びはやんねーんだよ、ボケが。
得意げな顔して、なにが「天才」だ。
お前は本当に自分を天才だと思っているのかと問いたい。問い詰めたい。小一時間問い詰めたい。
(元ネタが分からない人はコチラ。これ。最強。)
とりあえず、この戦法には問題がある。
みなさんはやかましくブンブン飛ぶハエ野郎をマジメに踏み潰そうと思ったことはあるだろうか。
明らかに倒す気がない。結局足をどかどか踏み散らしたあと、隕鉄にコクピットを殴られて「ばいばいき〜ん」である。
…じゃあいっそ生身で決闘してみてはどうか。
その際、アンパンマンにはマントを外してもらうことにする。善と悪、総合格闘技で対決だ。
アンパンマンのアンパンチに対して、バイキンマンにはバイキンパンチがある。なんか弱そうである。
それ以外になにか強みになるものはないかと言うと、実はある。バイキンマン自ら歌う歌にその特技が詠み込まれていた。
『投げる手裏剣 ストライク』
キャッチャーはたまったものではない。
それはいいにしてもしかもこれじゃ反則だ。おもっくそ卑怯である。
さらに最悪なことに、隕鉄であるアンパンマンには手裏剣など刺さらない。ムダに反則負けだ。
やはり生身では勝負にならないようである。おとなしくかびるんるんでもけしかけて元気を1/100にするしかない。
悲しいことに正攻法からでは彼には勝ち目はなさそうだ。
いつの日か、タイトルが『それいけ!バイキンマン』になることを祈ろう。心から。
さて、今回資料集として活躍した「アンパンマン公式ページ」であるが、とても…とてーも、
ツッコミ甲斐のある文章が満載で楽しかった。
最後にこれらをいぢって遊んで終わりにしよう。楽しいねぇ。
まずは我らがヒーロー、アンパンマンからとりかかる。いきなりキツい攻撃で来るぞ。
『なかま:ジャムおじさんがつくったせいぎのなかま。』
なっ…作った!?
アンパンマンはまったくの偶然によって生まれたはず。ジャムおじさんはアンパンしか作ってねーぞ!
意外と図々しいジャムおじさんの本性が明らかになってしまった。
まだまだ終わらない。
『しごと:おなかのすいたひと、こまったひとをたすける。』
おなかすいてたら多分それ困ってると思うんですけど。
さらに、彼の強さにはなにか秘密があるらしい。
『ぼくの顔は、勇気の花のしるが入っているから強いんだよ。』
いいえ、あなたは隕鉄だから強いんです。
その後は、彼の歌やなんかの宣伝で終わっている。では次へいこう。
食パンマン。彼のプロフィールを読んでみることにした。
『あたまがよくて、しんせつでカッコいい。』
べた褒めだ。ムカついた。…なんだか嫌な予感がしてきた管理人である。
彼が自分自身でこう語っている。
『ドキンちゃんがわたしのことを好きなんです。』
ちょっと調子に乗りすぎなんじゃねーかこのスカシ野郎がゴルァ!
ドキンちゃんが自分のことを意識してんのをいの一番に自慢してるくせに劇中ではほとんどその想いに応えていない。
けっこう腹黒い人物のようだ。顔は白いのに…。
次はカレーパンマン。彼もかなりキてるようであった。
『しごと:こまっているひとをたすける。ときどきアンパンマンをたすけることもある。』
いや、いつも助けてあげなさいよ。
さらに彼はこんな想いも告白していた。
『おれは可愛い女の子が好きなんだ。リンゴちゃんにハッパちゃんって言うんだ。えへへへへ・・・・・・。』
キモい!これは犯罪だ。「えへへへへ…」なんて笑い方はヒーロー道から外れている。
ちなみに、口から吐くカレーは経口で補充されている。ハタから見りゃただのゲ○でしかない。
ときどきジャガイモやらにんじんやらが入っててより一層“それ”っぽさも増す。ん?色がヘンだ。
そんな彼らを作り出した(?)張本人、ジャムおじさんのプロフィールはどうか。
『パンづくり、りょうり、いろいろなきかいをつくる。 アンパンマンごうは、ジャムおじさんがつくったのりもの。』
もうパン屋じゃねぇよ、コイツ。
こんなにメカニカルなパン屋さんがいるだろうか。アンパンマンごうなんて既にぬるい戦車級である。
ヘタしたら今ごろヘッドハンティングされて国家最高機密の重要プロジェクトに参加してるかもしれない。
でもパン屋だ、このジジィは。
そんなジャムおじさんだが、実は歌も歌っている。
『わたしにもとっても良い曲がありますよ。「生きてるパンをつくろう」』
まだ言い張りますか。あれは隕石なんだってば!
とことんふてぶてしい人のようである。『あれはワシが作ったんじゃ!』と言って聞かない。…もういいよそれならそれで。
最後は…強烈だ。バイキンマンのプロフィールを見て終わりにしようと思う。
彼は自分のことを長々と語っている。たとえば、こんなことを言っていた。
『俺様、天才科学者!でもちょっと違うかな!?』
えーえーいきなり一人ツッコミですか。
もうね、アホかと。馬鹿かと(ヤメレ
「自称天才」。にしちゃ天丼食ったり落書きしたりやることが控えめなようだ。
もっとこう『独裁政権を作る!』みたいなことは言わないんだろうか。
だってどうせあの世界で警官らしき人物は「ハンバーガーキッド」とか言うワケの分からんパン野郎だけだ。
しかも救えないことにいまだに投げ縄を手にして馬にまたがっている。コイツの文明開化はまだだろうか。
バイキンマン、いますぐ核兵器作って全世界を射程に収めるんだ(ぉ
彼の好みはなんだろう。
『好きな物は、ご馳走と可愛い女の子。リンゴちゃんは、大好き!』
う〜ん、セクハラの気があるようだ。将来満員電車なんかで腕を捕まれて叫ばれないだろうか。
しかし彼はこんなことも言っている。
『だけど変装の名人だぞ!』
困ったらアンパンマンに変装しちゃいなさい。その際おなかの減ってる人には極力近づかないように。
アンパンマン。…どうだろう、嫌いになっちゃったりとかしてないだろうか。
この作品(アンパン)はとってもいいものなので、気を悪くされた方がいたらゴメンナサイ。
でも僕は日テレが嫌いなのでもーともーと言ってしまいたいのは事実である(ぉ
もしこれを読んで興味がわいたら、ぜひオンエアを見てください。
金曜の夕方にアンパンマンを見ながら「くすっ」を笑っていただければ、光栄です。
あとがきっくす
あとがきねぇ。書く気なかったんだけど(×
そう。そもそもこれを思いついたのは…突然でね。
夜寝る前にベッドでウトウトしてたら…そうだな、急にあれをまず閃いた。
「バタバタ走るよ バタコさん…か。ひどい言われようだよな(藁」
それを発端にもう小一時間にわたってネタが浮かぶ浮かぶ、眠れなくなったんだわ。
「投げる手裏剣 ストライク……キャッチャーたまんねぇな 痛そう(藁」
こんなにネタが洪水のように沸いてくるなんて日は年に1,2回くらいしかないね。
書いてて楽しい。これが一番いい形です。これからもがんばります。
…あ、これはこれはやなせたかしさん…えっ?いえいえ滅相もございません…