Spirit

8・7
夜の高速道路はなぜか郷愁を誘う。
幼い時分、父親の車の後部座席で夢見心地で、道路に並ぶテールランプの列を見ていた。
その思い出は、必ず、楽しい思い出の一部だから。
テールランプのひとつひとつは、楽しい想いを詰めて走っていると思っていた。
一人で乗り眺めるテールランプは、楽しい想いではなく、希望と野望を詰めている。
このテールランプの行き着く先はどこなのだろう。

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