愛することって?(第2話)
「おいっ。…おいってばっ!!」
「え。あ…。キャッ。」
なぜか何もないところで転びそうになるバカなわたし。
とっさに支えてくれた昨日の男の子。
トクンッ。
また胸が高鳴る。
何?この心臓の鼓動は…?
「あんたさ…バカ?」
グサッ。
今すっごく傷ついたんですけど…。
「普通、何もないとこで転ぶか?」
と、あきれ気味。
「だって…考え事してたんだもん…。」
「……あんたって、おもしろいな。」
と、今度は笑われる。
ガーン。
かなりショックなんですけど…。
「いや。ごめん。なんか可愛くてさ…。」
「…ホント?」
ちょっと嬉しくて顔が緩む。
「あの…あなたは…?」
「あ。俺、Y高の鈴田健司。」
「わ、わたしは…。」
「あ〜!!どうしたの?やっだ〜。彼氏いるなんて一言も言わなかったじゃ〜ん!!」
「さゆりん…。ち、違うのよ〜。この人は転びそうになったとこを…。」
「ねぇっ。ダブルデートしようよっ!!」
「はっ?」
「さゆりんっ。何言ってんのよっ。」
「いいじゃない?ねぇ。」
と、鈴田くんにふる。
「別にいいけど…。」
と、あっさりOKしてしまう。
と、いうことで早速日曜にダブルデートをすることになった。
「ねぇ。鈴田くん。」
待ち合わせでさゆりん達がこないうちに聞く。
「健司でいいよ。」
「健司くん。どうしてOKしたのよ?」
「え。…だってせっかく一緒にいられるんだもん…。
こんなチャンスめったにない…。って俺何言ってんだ?」
と、照れる健司くん。
あ。そっか。
お目当てはさゆりん…か。
なんだ…。
期待したわたしがバカだった…。
そしてまもなく二人は到着し、ダブルデートが始まった。
「ゆみかちゃん?」
「え…。」
ビックリした…。
だって自己紹介なんてしたっけ?
「元気ないね。」
「…そう?そんなことないよ。」
無理にでも笑顔を作る。
すると、
「その顔は無理してる。…体調悪い?」
と健司くんが覗きこむ。
なんでこんなに優しくするの?
好きになっちゃうじゃない…。
「それとも俺じゃあデートの相手はつとまらない?」
「…ううんっ。何でもないの。」