愛することって?(第3話)
「次あれ乗ろうよ!!」
いつになくさゆりんがはしゃいで彼氏の手をとる。
なぜかさゆりんとさゆりんの彼氏と私とそして・・・
私が好きになりかけてる鈴田くんと4人でWデートしてる。
「元気だなぁ。」
さゆりんをまぶしそうに見つめる鈴田くん。
私はそんな鈴田くんを見てるのが辛くて、ずっと心がズキズキ
痛んでた。
「どうした?」
「えっ・・・?」
「やっぱさっきから元気ない。楽しくない?」
「ううんっ。そんなんじゃないの・・・。楽しいよ。」
「でも朝からずっと寂しそうな顔してる。」
嬉しいはずのデートなのに・・・どうしてこんなにも
息が詰まるんだろう?
「やっぱり俺じゃ役不足?」
「そんなことないっ。私は・・・!!」
鈴田くんとデートできて嬉しかった・・・
なんて言う度胸があれば
こんなにも苦しい思いはしなくていいのにね・・・。
「ゆみかちゃん?」
「私は・・・大丈夫!!行こうっ。さゆりんたちが待ってる。
」
元気出さなきゃ・・・。
鈴田くんに心配かけるだけだもん。
「うん・・・。でも無理しないで。辛かったら休めばいいし・
・・。」
お願い・・・。これ以上優しくしないで・・・。
鈴田くんのこと好きになっちゃうじゃない・・・。
泣きそうになりながらも
「大丈夫・・・大丈夫だよ。」
私・・・自分がこんなに弱いやつだとは思わなかったよ・・・
。
いつの間にかこんなに鈴田くんのこと好きになって・・・
弱音はいて・・・。
「鈴田くんは彼女とかいないの?」
乗り物を待ってる待ち時間の中で、ふとさゆりんが聞く。
ドキッ
「いたらWデートになんか来ないよ。」
「そうだよね。・・・好きな子とかはいないの?」
「さゆりんっ。なんてこと聞くのよっ。」
必死に鈴田くんを守ろうとしてる自分がいた。
「・・・いるよ。」
ズキンッ
胸がチクチク痛むのがわかる。
「へぇ〜。どんな子?」
「さ、さゆりんっ。」
これは防衛本能だ。
これ以上、自分が傷つきたくないから・・・さゆりんを止めよ
うとしてる。
さっきのだってきっとホントは鈴田くんを守ろうとしたわけじ
ゃない。
「かわいい子だよ。」
「へぇ〜。」
「やめなよ、さゆりん。・・・鈴田くんも答えなくてもいいの
に・・・。」
「・・・別に俺はその子のことを好きなことに恥ずかしいこと
はないから。」
堂々とそうゆう鈴田くんを見て、私は少し泣きそうになった。
そんなにも・・・さゆりんのこと好きなんだね・・・。
もうダメ・・・。
これ以上、ここにはいられない。
「私・・・用事思い出した・・・。帰るね。」
「えっ。」
「えっ!?」
「ゆみか・・・?」
「ごめんね。」