「好き」と言えなくて・・・3
次の日、学校に行くのが嫌でたまらなかった。
ふくらんだ心が一気にしぼんでいく。
「朋美ちゃん。ごめん!!」
朝来たとたん謝られる。
「何か違うところに電話してたみたいで・・・・・。」
「え。うん・・・。」
「これって6?」
「0だよっ。」
なんだ・・・・間違えただけか・・・。
「じゃぁ、今ワン切りするね。」
「うん。」
よかった・・・・まだ望み・・・あるよね・・・・?
「ちゃんと登録しといてね。」
と言う悠ちゃんを見ながら、私は高ぶる胸の鼓動を
必死でおさえ
ようとしていた
それから数ヶ月・・・・。メールも学校でもよく話すようになり、
私はうれしくてたまらなかった。
でも2月になってある噂がたった。同じクラスの奈保ちゃんと
悠ちゃんが付き合ってるという噂だった。
何度も何度も聞こうとするけど、
そのうち自由登校になり、あと卒業まで14日となった。
告白・・・・しようかな?
家でボーっとしながら決心する。
私・・・・告白する!!
でもフラれたら・・・・。
「朋美っ。」
「あ。ごめん。」
「何?また奈保ちゃんって子のこと?」
「ううん。告白しようと思って・・・・。」
「告白!?」
「でも・・・やっぱ勇気がでなくって・・・・。」
甘ったれだと思われるかな・・・?私ってやっぱダメな人間だ・・・。
希梨に頼ってばかりで、ろくに自分のことも解決できない・・・。
「告白するだけで勇気のいることだもんね。でも朋美。
自分の気持ちを正直に言う事はすごくいいことだと思う。
勇気なんて出そうと思えば出せるんだから。朋美、自信持って。」
希梨・・・希梨に元気づけられるといつも少しだけど勇気がわい
てくる。
竜哉と別れるときも、
雪くんと別れるときも、
入試の面接の時だって、
朝弱いのに私が電話したらきちんと
出てくれて、勇気づけてくれた。
よしっ。卒業式に告白する!!がんばる!!