「好き」と言えなくて・・・4
そしていよいよ運命の日卒業式がはじまった。
予想通り私は泣い
しまって、いい卒業式になった。
式も無事終わり、校門まで
在学生が列をつくって送り出してくれる。
「朋美先輩っ。」
「ありがとう。」 部活の後輩が花束を渡してくれる。
「先輩、おめでとうございます。」
「ありがとう。」
少し泣きそうになったけど、ここはこらえた。
毎年先輩達に
花束を贈ることが部活での儀式みたいなものだった。
「朋美〜写真とろっ。」
校門を出てからみんながまた戻ってくる。
「うんっ。」
写真を撮ってる間もずっと悠ちゃんを目で追ってる。
ずっとドキドキして、ずっと落ちつかなくって・・・・・
「あのっ。藤堂くんっ。」
「あ。何?」
「好きですっ。」
この4文字を言うのにどれだけのカロリーを消費しただろう?
言ったあとはもう下を向くしかなかった。
まわりの男子が「おーーーーっ。」っと言ってるのも聞こえず
私はただただ返事を待った。
どうしうよう
断られるっ
そう思った瞬間だった
「俺も。」 ボソッと言う。
「え・・・・?」
泣きそうになりなりながらも、顔を上げて悠ちゃんをまっすぐ見ると
「俺も好きです。」
なぜ敬語なのか?
そんなこと気にしず私はうれしさのあまりに泣いてしまった。
「えっ。ごめん。俺・・・・。」
「ううん。ちがうの。」
必死で涙をこらえる私を悠ちゃんはそっと抱きしめてくれた
人生最高の瞬間だった
後日奈保ちゃんのことを聞いたら、
まったくのデマ
だと笑っていってくれた。
でも多分悠ちゃんは、数ヶ月前の私と会う前は奈保ちゃんのこと
少し好きだったんだと思う。
だって・・・じゃないと携帯なんて聞かないもん。
何はともあれ、Happy Endでよかったね!