2002.2〜

電話の話(2002.2.19)

私も一応会社員、しかも事務をしておりますので、当然、毎日何件もの電話に出るわけでございます。
配属されたてのころは、とにかく電話に出るのが怖くて仕方がなかったのですが、いつまでもそうも言っているわけにもいかず、勇気を振り絞ってとっているうち、最近ようやく慣れて(!?)きました。
私が主に取る電話は、隣の書店営業の部署のものなので、ほとんどが書店や取次(本の問屋のようなもの)関係からの注文や個人的用件の電話です。
が、たまにかかってくる一般読者からの問い合わせ、苦情電話は実に厄介なのです。
アイドルおたくっぽい人から、むか〜しに出してた写真集について何十分も質問攻めにあったり、妙に頑固なおばさん(おばあさん?)が、そんな本うちにはないって言ってるのに、「テレビでおたくからその本が出てると言ってた」と言って聞かなかったり・・・。 こっちが謝る隙もないくらい、意味不明の暴言を吐き続けて切る人とかもいます。
そんな中で、今まで受けた中で一番印象的だったのが、おじいさんがかけてきた乱丁に対する苦情の電話でした。
うちの本を読んでいたら途中のページから印刷が上下逆になっている、という、「そりゃひでーや!」と思わず叫びたくなるような乱丁だったので、すかさず代品を送るから今すぐ現品を送って下さい、と言うと、彼は、今読んでていいところだから送れない、と言ってきました。

そして何度も、

(おじいさん)「こんなことってあるんだな。俺こんな本初めて見てよ。」
(私)「そうですねーあるんですね(←他人事)。誠に申し訳ございません。」

という会話を繰り返した後、結局彼は

「じゃ、俺、逆さまだけど頑張って読んでみるわ!」

と言って実に晴れやかに電話を切りました。
普段は、厄介な電話の後はげんなりしているのですが、その電話の後はさすがに笑ってしまいました。きっと誰かに聞いてもらいたくてしょうがなかったんだなー、と思うと、なんかかわいらしいですね。