happy birthday-b






ドリー夢小説


今まで自分の誕生日に特別な想い出はない。

それがもう30にも手が届こうというこの年だ。

年下の恋人の頼みが今日この日だけは空けておいてほしいというかわいいわがままを言い出した時、彼女と

のデートが自分へのプレゼントになるなどと恥ずかしい考えがよぎったのも事実。

ただそれ以上、またそれ以下の期待もなく単純に彼女と過ごせる時間を喜ばしいと感じていた。

それは、立ち寄った商店街で試飲会をやっていたこと、20歳を過ぎた彼女が相変わらずアルコールに

弱かったことが災いした。


車の中で暑がって上着を脱いだところまではよかった。

しかし、それだけでは終わらず白いタートルネックのセーターにまで手をかける。

っ、なにをしている」

「暑いんですもん〜」

どうやらあれほどのアルコールで酔ったらしい・・・。

よく見れば真っ赤な顔でなおも脱ごうとする手をゆるめない。

「まったく君は・・・」

いいタイミングで信号が赤に変わる。

「もう少し我慢しなさい」

つけていた暖房を消し彼女の腕をつかんでとめる。

セーターをおろし白いお腹をしまい、彼女の赤い頬に触れる。

「ね?暑いでしょう?」

私の手の冷たさが心地良いのか甘えるように頬をおしつけてくる。

「あと10分もすれば家につく。それまでおとなしくしていなさい」

彼女の頬からハンドルへと手をうつすと、案の定・・

「はあ・・」

私の話を聞いているのかいないのか。またも彼女の腕はセーターを脱ごうと動き出す。

「あと3分だ!待てるな」

先ほどから性急に熱さを訴える彼女のために多少の寄り道をすべく向かったのは人気のない公園。

そこは公園とは名ばかりの木が生い茂った森林と化している。

「ここで少し酔いを冷ましていこう」

私は運転手として一滴も口にしてはいなかったが。

やはり『これくらい大丈夫ですよ』という彼女を止めるべきだった。

「はい」

にっこりと笑いながら上半身下着姿になろうとする彼女を見ると人気がないとはいえ、いけないことを

している気分になってくる。

「・・・人が来るといけない。せめて後部座席に移動しなさい」

横になっていれば外から見えることはないだろう。

それに、私からも・・

「よい・・しょ」

彼女が後ろに移動したのを感じ声をかける。

「横になっていなさい。寒くなったらいいなさい。いつまでもそんな格好をしていては風邪をひくからな」

「・・・先生」

「どうした」

彼女の、頼りない声。

「気分でも悪いのか?」

「こっちにきてください・・」

あられもない彼女の姿。

視界にすらいれないようにしているというのに?

「だめだ」

「どうしてですか?」

舌ったらずな君の声。

「・・・せまいからだ」

「あたしが・・・酔っ払いだから・・・・キライになったんですね・・」

「・・・・君は人の話を聞いているか?」

酔っているとはいえこんなに聞き分けがない彼女も珍しい。

「せんせぇ優しいから・・・はっきりいってくれないんです・・」

私はそんなこと思ってもいない。

君を嫌いになど、なるわけもない。

「どうしてそうなるんだ・・・」

「だって・・・きてくれない・・」

私の自制心は最近あてにならない。

それでも・・・それにすがるしかないのか。

「・・・・わかった」

そういって後部座席に移動する。

なるべく彼女を見ないように・・・・という私の努力も、彼女の唐突な行動にあっという間に水の泡となる。

「せんせぇは暑くないんですか?」

相変わらずの舌ったらずな声のまま。移動した私の体に覆い被さる。

「こっこら!

「そっか。せんせぇは飲まなかったんですね」



どうしてこうなったのか。

気がつくと彼女の両手は私の頭を抱え、私はと言えば・・

「あんっ・・あっ・・せん・せ・・・」

覆い被さる彼女の胸の間に顔をうずめ両手でそれを揉みしだき、彼女の熱い内をさぐっている。

「やっ・・・やあんっ・・・もうっ、せんせっ・・」

「・・・もう?なんだ・・?」

は少量のアルコールのせいでいつもよりも敏感になっているようだった。

汗でしっとりと手に吸いつくような赤みがかった肌。

官能的な声。

それらが私の理性を追い立てる。

「あっ・・ああんっ・・・・もっ・だめっ・・・」

「・・・どうして・・ほしい・」

「うんっ・・んっ・・・・はあっ・いっいじわるっ・・・」

いつもより淫らな彼女に、引き込まれる。

「・・言ってみなさい・・」

焦れるように腰を揺らす彼女の秘部からそろりと指をひきぬき、乳房から手を放す。

「やんっ・・・・せんせ・・・?」

いやらしく濡れる瞳。

「自分で、やってみなさい」

彼女の腰を支え、上半身を起き上がるように手助けする。

「せんせぇ・・・」

困った顔をしながらも、欲望に負けてか私のものに手をそえゆっくりとそれを受け入れるべく

腰をおろす。

「んっ・・・」

入り口で何度かためらう様子を見せたあと、ゆっくりと私のものをのみこんでゆく。

「・・・・・」

「あっ・んっ・・・・・・・・・はあっ・・・」

息を止めていたらしい君が息をはくと、中がぎゅっと締まりさらなる快感へと溺れそうになる。

入りきったところで一息ついて動かなくなった君に、もう限界が近づいていたのは私のほうだった。


「ああっ・・あっせんせっ!・・」

ちぎれそうに振り回される乳房をつかんで腰をつきあげる。

「ああんっ・・・ああっ・・」

なにもかもが愛おしい彼女。

いっそ壊してしまいたいとも思うどす黒い感情があるのも事実だった。

「せんせぇっ・・・」

彼女の切なく自分を呼ぶ声。

「・・・・・っ・・・」








「寒いです・・・・」

5,6分もした頃だろうか。

彼女が真っ先に口にした言葉がこれだった。

・・・まったく。

私にも非があることは認めるが。

「酔いはさめたようだな」

照れ隠しも手伝って、彼女にセーターを着せ、上着を渡し運転席にもどる。

「発進させるぞ」

暖房をいれ、ハンドルを握った。

彼女の小さな『はい』という返事を聞いてやっと家路につく。


「せんせぇケーキつくったんです。お誕生日おめでとうございます」

先ほどからなにを大切そうにかかえているのか思っていたら・・・

「・・・ありがとう。まるで売り物みたいだな」

「ほんとですか?!うれしいです!今日のお夕飯はケーキですよ」

確かに。この大きさのケーキだ。2人で賞味期限内に食べきるとしたら夕飯だな。

「それともお夕飯のあとのデザートにしますか?」

「いやいい。ケーキを食べたら他に何も入らないだろう。楽しみだな」

おいしそうだ。

彼女と付き合うようになって今まで口にしなかったような物を楽しむ機会が増えた。

これも人生の彩りというものか。

彼女といると新しい発見ばかりで胸が躍る。

「それとですねー。ほんとはケーキを食べるときにって思ってたんですけど・・早く渡したくて

たまんなかったんです。せんせぇはい。プレゼントです」

彼女が出したのは大きなリボンがついた小さな包み。

「ありがとう。開けてもかまわないか?」

「はい!開けてください」

彼女の期待に満ちた大きな目を見つけるだけで嬉しくなる。

「・・・これは・・・指輪か?」

転がるように手のひらに落ちてきたのはシルバーに光る一見して男性物と見える指輪。

「あたしがつくったんです。あの・・・つけて、くれますか?」

「ああ・・・ちょうどいい。すごいな・・・」

これは正直な私の感想だった。

「あの、ですね。・・・せんせぇいっつも論文とか宿題とか、そういうの喜んでたでしょ?だから・・・

指輪なんて、喜んでくれるかわかんなくて・・」

。その・・・とても嬉しい。指輪なら、君と離れている時も身につけていることができる

からな」

本当ならば縛り付けてでも私の側から離したくない。この世に存在する人間が2人きりだったらいいのに、

そんな馬鹿げた考えまで浮かぶことさえある。

それでもせめて、君と心でつながっている証が欲しい。

メールや電話では見えない証。

「ありがとう。とても嬉しい」

「・・学校にも、していってくださいね?」

冷やかれたり、すると思いますけど。

そう控えめに言う彼女を抱きしめた。

「ああ。していく。約束する・・・ありがとう」

見なくてもわかる、彼女が笑顔でいることが。


「・・・くしゅんっ・・」

・・・・・・・

「・・・・・・風邪、ひいちゃったみたいです・・・」

腕をほどいて覗き込んだ彼女の顔は・・・先ほどまでの酔ったそれよりも控えめに、赤くなっていた。

そしてそれは・・・先ほどまでの痴態を思い出させる。

あれも君からの誕生日プレゼントだと、思ってることは内緒にしておこう。



しかし・・・

今日は君を帰さない予定だったのに。

帰さない予定はそのままで・・・早めに就寝することにしようか。

楽しい気分のままでみる夢はきっと・・・・君と一緒にいる夢だろう。