ドリー夢小説
「桜・・ちっちゃいましたね」
体育館の非常口を閉める先生の後ろにそっと近寄る。
始業式に華やかに咲き乱れていたピンクの木が今は青々として緑を誇っている。
「ああ・・まだ残っていたのか」
クラスメートはみんな教室に戻っていった。
もう放課後だから、部活動に、帰宅に、デートにみんな急いで体育館を後にする。
今日の先生たちの送別会は大いに盛り上がった。
仲が良かった、というか優しくしてくれた先生が他の学校にいってしまうのは
すごく悲しくて残念だけど、今回いなくなる先生たちはみんな
うちのクラスとは余り関係ない先生たちだったし、あたしたちは
他人事のように紙ふぶきをまき散らし、出し物として寸劇を演じた。
これがまた練習するのにクラスメートの予定を合わせることが
台詞や動きを覚えるよりもものすごく大変だったけど
その分完成したときの達成感というか・・とにかくすごく楽しかった。
青春って感じだった。
「手伝います。あたしクラス委員だし」
教師もまばらにしか残っていない。
きっと一回職員室に戻って・・あれ?もしかしてこのあとHR?
「せんせ?今日この後ホームルームやるんですか?」
床にまだ少し散らばる桜のような紙ふぶきを広いながら、
先生がため息をついて振り返る。
「君は朝の話を聞いていなかったようだな」
「・・・朝」
・・・・そういえばなんか・・
「今日のホームルームはないと伝えたはずだが。
私の顔を見ながら真剣に何を聞いていたんだ君は」
きっ気づかれてたの?!
・・・ああ、違うか。
みんな、先生が話してる時は先生のこと、見てるもんね。
あたしだけじゃなく。
よこしまな事考えて見てるのもあたしだけじゃないだろうし。
「・・そうでした・・・っけ?」
ほんとはなにも聞いてません。
先生が好きだって考えるので頭がいっぱいでした。
恋っておそろしいです。
「・・・・・昨日の朝のホームルームで私が話した連絡事項は
覚えているか」
・・・・先生、怒ってます?・・・よね。
「・・・えっと・・・・・」
「聞いていなかったようだな」
「・・・・・・・・・・ごめんなさい。あっでも明日からは聞くようにします」
努力します。
「真剣な顔をして一体何を考えていたんだ」
先生は怒りを取し越して呆れ顔になってしまった。
「・・・・・・・・・・・・・あの」
これにはふかーいわけがあるんです。
「なんだ」
「・・ごめんなさい。せんせぇ」
「・・・悩み事でもあるんじゃないのか?ずいぶん真剣に考えこんでいたようだが」
悩み事、には違いないよね。
「先生のこと好きだなあって思ってました」
それでどうしたら先生の特別になれるか、先生に他の生徒と違う接し方をしてもらえるか
毎日毎日考えてます。
「なっ・・」
うろたえたり赤くなったりする先生も好きなんです。
だって・・・少しでもあたしのこと、意識してくれてるって思えるから。
「センセ・・・・・顔赤い・・」
言い終わらない内に背後から大きな声がかかる。
「ソコ!ナニ赤くなっとんねん!大の大人がキモいで!」
体育館中に、いやもしかして体育館の外にも聞こえたかもしれない館内放送。
「姫・姫条くん・・・」
ステージの左手2階の放送室を見上げるも、既に姫条の姿はない。
でも確かに姫条まどかの声だった。
走る音が聞こえるということは裏から逃げた模様。
「まったく!」
先生があたしの横をすりぬけて放送室に向かう。
あたしはただ先生の背中についていった。
「・・・マイクがだしっぱなし。音がONになったまま。あの生徒は放送委員ではなかったはずだが」
あたしは知ってる。
姫条くんがたまにここで授業さぼってること。
結構穴場らしいのだ。
「放送委員の人たちが出しっぱなしで帰っちゃったんでしょうか」
今日使ったと思われるコードレスマイクは見当たらないけど・・あれ高いからって
あんまり使わせてくれないんだよねえ。
「ひどいなこれは」
ひどいというかすごい。
コード付きのマイクが散乱しているのだ。
姫条くんがやったとは思えないけど・・やった意味もわからないし。
今だってあたしも先生もコードの上に立ってる状態。
「片しましょうか」
「・・悪いな」
先生は少しあたしを見て、ふっと横を向いてしまった。
先生の前髪が目にかかるのが気になる。
「あとで放送委員を問い詰めてみないといけないな」
たしかにこれは・・・なにがあったんだろうってカンジ。
「あ〜・・・もしかして下校の放送が終わってから片す予定だった、とか」
ありえるよね。
「・・・しかしここはいつも鍵をかけろとあれほど言っているのにもかかわらず開いていた」
あれ?
ということはいつも姫条くんはどうやってここに入ってるんだろう?
もしかして・・どっかに秘密の抜け道があったりして・・・
「きゃああっ!!!!!」
「どうし・・・」
先生が絶句するのも・・・しょうがない。
もー!あたしのドジ!!!
はずかしいなあ・・・穴があったら入りたい・・って、なっちんの作った穴に落っこちたときも
はずかしかったけど・・
マイクのコードを片づける先生の傍ら、抜け道を探して中腰になっていたあたしは
見事にコードにひっかっかってひっくり返ってしまった。
・・・・・・よりによって先生と二人きりってときにドジんなくても・・・
自分をのろっててもしょうがない。
「うう・・」
両足にコードを絡ませたままコードの波にスライディングしたせいで制服もしわくちゃ・・
って・・
「きゃああっっっせんせーっっ!!」
先生はあきれて黙ってたんじゃなくて・・・
「だっだいじょうぶですかっ!!」
あたしの下敷きになって黙ってただけだった・・
「ごめんなさいせんせ〜」
「そんなに情けない声をださなくてよろしい。私は大丈夫だ。君こそけがはないか」
先生のほうが心配です!
「先生スーツ!ほこりだらけになっちゃう!早く・・・っ」
早く先生の上からどこうと身を起そうとしても、マイクのコードが絡まって動けない。
しかも・・
「なんでまたこんなに・・・・」
先生がいいたいことはわかる。どうして一緒に転んだのにあたしはコードに絡みまくりで、
先生はどうしてそんな簡単に立てるんですか〜?
「ほんとですよ〜なんでこんな絡み方〜・・・あっでも先生見ないでっ」
両足に絡まるコード。いや、それだけならいいんだけど・・・
スカートが捲れてふとももにまで絡まってて・・
「・・見ないでコードははずせないんだが・・君はこのままでいる気か」
うっ・・・
「じっ自分でっ」
「余計絡まっているように見えるが」
それはそうなんだけど・・・
「・・・・すみません。おねがいします」
「よろしい」
丁寧にふれてくる先生の大きな手。
あたしの体育履きを脱がせてコードをはずしていってくれる。
でも・・・あたしはすごーく嫌な予感がしてる。
なるべく気が付かれない様に横になったまま動かない様に気をつけてるんだけど・・・
「あんっ・・・」
あわてて口をおさえたけど・・遅かったかも・・・・
足に絡まるコードを動かすと・・・それが絡まった太股の付け根というか・・・
あそこにも触れてるコードが動くってことで・・
「せっせんせっ・・あのっ・・まだ・・・ん・・・」
さりげなく手をどかされ代わりにかぶさってきたのは先生の・・・唇。
「んっ・・んん・・・」
先生の手がふとももに絡むコードに触れるのがわかる。
わかるけど・・・・先生のキスが、先生の舌があたしの口の中でうごめいて
あたしは必死にその動きについていく。
「っ・・あ・せんせ・・」
なんで先生がいきなりキスしてくれたのかなんてそんなことも考える余裕も
ないくらいあたしの胸は壊れそうなほどどきどきしてた。
先生の指がふとももに後を残すように強くおしあてられる。
その指はコードをたどってどんどん上を向いて移動する。
「あっ・・」
羞恥心から、体をのけぞらせたせいでまたあそこにコードが食い込む。
先生のキスに、指の動きに反応する。・・でもそれだけじゃない。
「あっあんっせんっ・・せっ・・!!」
食い込んだコードの上を先生の指がなでる。たまに直に触れる体温が熱くてゾクゾクする。
「痛いか?・・痛いだけじゃないようだな」
「あっ・だめ・・・せんせ・・」
はずかしくてはずかしくて先生の白いYシャツにつっぱった手を、
先生はいとも簡単にはずすと両手とも後にまわされて・・
「え?え?」
器用にも、そこらじゅうに広がったコードの一本で両腕をつながれてしまった。
「ちょっ・・せんせっ」
聞こえてるはずなのに先生はなにも言ってくれない。
それどころか・・
「あっ・・ああんっ」
「あまり・・大きな声を出すと・・・人が見に来るかもしれないな」
っ!
「・・んっ・・っ・・!」
太股から離れた手がブレザーのボタンをはずしシャツの上から胸に触れた。
両腕を後ろに回しているせいで、先生の眼前につきだすような格好になってる
から余計恥ずかしい・・・ねだってるみたいで。
ブラを下から押し上げてしまって飛び出した乳房が直に先生の舌を感じる。
「あんっ・・あっ・ん・・・ふっ・っうん・・・・・」
先生の唇、先生の白い歯、先生のなまめかしく蠢く舌・・
両手が使えず無防備にさらけだす体勢なぶん・・余計に・・すごくエッチな気分になる。
「あんっだめっ・・せんせっ・・」
先端を歯と舌で押しつぶされてもたらされる刺激に悲鳴がでる。
すごく・・感じて。
「痛かったか?」
言いながらも先端を舌でもてあそびながら視線を上げた先生と目があった。
「んっ・・ぅんっ・・・・・ち・ちがっ・・」
「感じすぎるか。確かに君の体は感じ易いようだな」
少し笑いながらそう言って、ようやくコードをはずしてくれた指がそのまま下着を脱がして直に触れる。
もう溶けるようにどろどろになったそこを先生がころがすように触れたり
中に入ってきたりする感覚に、声を抑えていた事も忘れてしまう。
口をおさえようにもいまだ両手は後ろ手にしばられたままなんだけど・・・
「・・・・ああん・・んっ・・せんせぇ・・はあっ・・んっ・・・」
胸の先っぽを執拗にねぶっていた唇が離れていく。
ほんとはもっといじってほしかったみたいに、そこがじんじんうずく。
「痛かったら・・そう言ってくれ・・・」
耳元でささやかれた言葉に、耳がぞくぞくする。
もうなんて言ったのか理解できないほどに。
「ん・・!!!・・・・・・っ・・は・あっ・・・いっっ・・」
痛い・・っていうより熱くて・・・
熱いものがあたしの中いっぱいに入りこんで・・・・
「・・大丈夫か・・」
「もっと・・・・」
「なんだ・・」
もっと奥までいっぱいにして・・
痛いのくらいがまんするから・・
全部、いれて。
「もっと奥まで・・・・せんせ・・・・・ああっ・・」
先生のそれが、一気に体を貫いたカンジにあたしは・・
先生の体にしがみつきたいのにやっぱり両手は後ろのまま。
「大丈夫か?」
先生は動きを止めてあたしのほほにキスしながらたずねてくれる。
そのキスはほほからあご、さこつをたどってまた乳房に戻ってくる。
「へいき・・・動いて、せんせ」
そしたら・・・もっと先生のこと、気持ちよくしてあげられる?
「・・動くぞ」
「あっ・・ああっ・・・んっ・あっ・・・・・・」
思ってたよりすごく激しい先生の動き、こすれる中の快感。
「ああっ・・あっ・・・もうっ・・・いっちゃう!せんせぇっ・・・」
「・・・・・くっ・・・・わたしもだ・・・・・・」
「あっ・あんっ・・あっ・・・・ああっ・・・・」
制服、結局しわくちゃになっちゃった。
下着なんか身に付けるのをためらうくらい・・でもスカート短いし着けないわけには
いかないよね。
すっかり元どおりとはいかないまでも、制服を調えてやっと立ち上がる事のできた
あたしに先生がいきなり頭を下げた。
「・・謝って済むことではないが・・すまなかった」
「・・」
先生。謝ると思ってた。思ってたけど・・謝られるのって、つらい。
そんな気はなかったけどやっちゃった、ってこと、だよね。
多分。
「・・気にしないで、せんせ。だってあたし先生のこと好きだから、全然平気」
先生があたしとエッチしたこと、過ちだって思ってても。
好きだから。
頭なんてさげないでください。
「・・・そういうことではない」
どういうこと?
「好きだから・・とか、それでは・・私が君を好きでもないのに・・その、抱いた、
みたいじゃないか」
・・・・・・・・・・・・・・え?
「・・・え?」
「教師の立場でありながら衝動的に、こんなところで、しかもまだ君は高校生だ。その上私の生徒で・・
それが道徳上よくなかったと反省しているんだ」
「・・・・・・・」
「・・・・・・・」
「・・・・あの・・」
「コードもとれたようだな。家まで送ろう」
「はっはい。ありがとうございます。あの、せんせ」
「・・なんだ」
どうしてそんなに急いでるんですか?
じゃなくて。
「それって・・先生もあたしのこと好き、ってことですか」
スーツの埃をはらう先生の背中に聞いてみる。
だって・・・そういうこと、ですよね。
「・・・・責任を、とりたいと思っている。君が卒業したら」
「せんせ・・」
先生に抱きしめられて、少し涙がでた。
だって・・あたしたち同世代にとってセックスなんてそんなに重いことじゃなくて、
責任とか、そんなこときっとほとんどの子が考えてない。
ただ好きで、その場の雰囲気でやっちゃう。
だから・・・あたしとのことを真剣に考えてくれた先生の気持ちがすごく嬉しかった。
「先生の授業、毎日聞けなくなるのはやだけど・・早く卒業したくなっちゃった」
あと1年と少しかあ・・・
なんだか卒業した自分も、卒業したあたしが先生と一緒にいる光景もまだ全然想像できないけど。
「・・・・ホームルームだけじゃなく数学の授業も最近上の空だったような気もするが」
げっ・・
「・・・・帰りましょうか!せんせ。あたしかばんとってきてせんせぇの車の前で待ってますね」
「ああ。そんなに慌てるとまた転ぶぞ」
危ない危ない。
「・・今週末の日曜の予定は、空いてるか」
デートですか?!
「空いてます!」
「それじゃあそろそろ期末テストも近いことだし、特別に補習メニューを考えておこう」
・・・・・・
「えー・・」
「えーじゃない。ほら。閉めるぞ。早く出なさい」
「はーい。じゃあ先生、あとで」
日が長くなって、外はまだ夕方みたいに明るい。
・・・
「うふふ」
さて、先生の車の中で週末の補習の予定をデートの予定に変更してもらわなきゃ。
まあ・・・先生と一緒にいれればどっちも変わらないんだけど。
「・・・くっそ〜ヒムロッチめ・・・・・・・」
ええもん見してもろたと喜ぶべきか、ジェラシーにもえるべきか。
ゆうこが探していた秘密の抜け穴。
実は抜け穴じゃなくて秘密の空間。
「次はビデオ持参やな・・いやいやそんなん万が一にでもバレたら絶交されるに決まっとる」
いや。ヒムロッチに次は渡さん。
絶対奪って見せたる。
「・・・・俺も帰ろ」
さて手始めに・・・週末にデートに誘ってみよう。
氷室とおべんきょするよりも彼女が喜ぶところに。
よっしゃ。
「やったるで〜」
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