夏休み



ドリー夢小説



もしかしたら、と思ったけど、校舎も門も鍵は開いてた。

暑いくらいに日差しがいっぱいに入りこんでるのに窓は閉め切ってるから、むしむしする、教室。

誰もいない、声もしない。今日に限ってグラウンドで汗を流す体育系の部員の姿もない。

「ふーん・・」

こんなに静かなんだ。

誰もいない学校って。

・・あ、誰もいない、わけじゃないか。

向い側の校舎の1階には職員室がある。

あたしが好きな人が、真剣な顔して机の上を睨んでる。



「センセ!」

「・・・、どうした」

「先生が急用って言うと、ここだろうな、と思って」



先生に会えなくてくさってた夏休み。

先生から社会見学につれてってくれるって電話にあたしは文字どおり、指折り数えて

この日を待ってたのに。

前日の先生からの電話。

ちょっとだけ嫌な予感がしたんだよね。



「明日の社会見学だが・・・すまない。急用が入ってしまった。また後日連絡する」

「はい・・わかりました」

って、そう言うしかないもんね・・。



で、先生の急用って学校の仕事かな、と思って来てみたらやっぱり来てた。



「今日当直予定の教師が体調を崩したらしくてな。。すまなかった」

「いいんです。先生に会えればどこでも。ついでだから課題持ってきちゃいました」

「・・もし私がいなかったらどうする気だったんだ」

「帰るつもりでしたけど」

「そうか・・君の行動力には驚かされる」

先生の顔がほころんだ。

よかった。ほんとは帰れって言われるんじゃないかって、どきどきしてた。




「んー・・これってなんか覚えがあるんだけど・・」

「そうだな。確かに授業で一度解いている問題だ」

「・・・公式ってどうしてこんなにたくさんあるんでしょうね・・」

「計算式を簡単に解くためだ」

「でも公式が簡単に覚えられないからなあ・・うー・・」

先生は飽きずにあたしのノートを見てはアドバイスをくれる。

腕を組んで隣の椅子に座ってるだけで、すごくさまになってる、っていうか・・かっこいい。

「そうだ。先生、今日ほんとはどこにつれてってくれる予定だったんですか?」

「ああ・・・水族館で息抜きでも、と思ってたんだが」

「水族館かあ・・涼しそうですもんね。行きたかったなあ。今度、連れてってくださいね」

「ああ。しかし思ったより受験勉強の進みはよくないみたいだな」

「・・がんばります」

墓穴だった・・




電話がくるでもなし、誰かがくるでもなし。

先生も大好きなテスト作りか統計でもとってるのか、資料作る手もゆっくりで、あたしの課題のわからない部分を丁寧に

教えてくれる。

来てよかった。

先生も機嫌がいいみたい。

食べてもらえないかもしれないけど作った2人分作ったお弁当。

もしかしたら・・食べてくれるかな。

「先生。おなかすきません?」

「ん?ああ。もうこんな時間か。課題も結構進んだみたいだな」

「ありがとうございます。先生が教えてくれたから・・あの、実はお弁当持ってきたんです」

「・・・本当に私がいなかったら帰るつもりだったのか?」

先生の疑わしそうな目。

あたしが先生に会う以外に誰もいない学校に忍び込んでなにをしようとしてたと思ってるんですか?!

「そうですよう。たくさんつくったんです。先生、天気いいし外で一緒に食べませんか?と・・ここ離れたら、まずいですか?」

「そうだな・・・いいだろう。昼食くらいは。行こう」



「どうぞ。先生」

学校の裏の芝生の周りは花壇になってて、大きなひまわりが一斉にこっちをむいて咲いている。

大きな木の下を陣取ってお弁当を広げると、微風ながらも風がふいた。

「涼しいー・・」

先生はいつもみたいに”生徒からの贈答品は・・”とか言わずに、あたしが手渡したお弁当を

いただきますって言って食べ始めてくれた。

「・・君は料理も得意なのか。おいしくできている」

「そうですか?よかったー。得意・・ではないけど好きなんです。先生はお料理するんですか?」

一人暮らしだもんね。

先生、几帳面そうだし。

「まあ、たまにはな・・どうだ。学生最後の夏休みは。計画だてて行動するように心がけなさい」

「はーい。そうだ。先生知ってます?はばたき山の遊園地、夏休みは花火あがったり

パレードやったりするんです。すっごいキレイなんですよ!」

「ほお・・・それは初耳だな」

「毎年やってるらしいですよ。家まで花火の音聞こえるんです。先生んとこまでは聞こえないのかな」

「今年は行ったのか?」

「はい。一回だけ。きらきらしてて、すっごいステキでした!先生興味ありますか?」

ほんとは先生と一緒に行きたいんだよなあ。

無理だろうけど。

「・・・・・その、君がいつも一緒にいるグループで、行ったのか?」

「ええ。なっちんと姫条くんと、葉月くんと。他にも誘ったんだけど、みんな田舎に帰ってたり

予定が入ってたりで結局いつものメンバーになっちゃったんです」

「いくら友達同士とはいえ夜はあぶない。夏休みだからってあまりはめをはずさないように」

いくらか先生の表情が曇る。

うう・・そうだよね、夜友達と遊んだなんて言ったら怒られるよね・・と思ってたあたしの体が

いきなり地面にたたきつけられた。

「いっ・・・・?!」

たたきつけられる、というのはおおげさかも。正確にはあたしの背中と地面の間には先生の手が

はさまってたから。

「せん・・・っ!!」

強くひかれた腕の痛みを訴える間もなく唇をふさがれる。

苦しいと、手をつっぱった瞬間唇が開放される。

「君はっ」

先生の苦しそうな声に、顔を向けるとまたキス。

少し唇を離して舌が絡んでくる。

「ふっ・・んんっ!」

息が出来なくて、苦しくて・・

そんなキスが終わると、

目を閉じて動けないあたしを解放するように腕をつかんでいたほうの手もあたしの背中にまわされた。

「・・すまない。痛かったな」

さっきまでの情熱がうそのように・・・いや、そんなことない。

あたしの心臓も先生の心臓も跳ねるようにどきどきしてる。

すっぽりとあたしを包み込んでくれる先生の腕も体も・・・すごく熱い。

「・・・すまない」

「先生・・あの、あたし・・・ 先生にキス・・・とか、されるの嬉しいです。だから、謝らないでください」

でも・・いきなりどうして?

って・・きいたらきっと先生はまた謝 っちゃうのかな。

「・・・そんなこと簡単に言うんだな。君も」

「も?」

「これだから最近 の女子高生は・・」

げっ、先生その話長くなり そう・・

「あたしはっ!」

先生の話を遮って話し始める。

だって先生。わかってない!

「あたしは先生が好きだから・・だから・・先生以外の人にだったら絶対ヤです!触られるのもイヤ」

「・・

「ほんとです。先生。先生が好きなの。だから・・嬉しいんです」

先生があたしに興味を少しでも持ってくれて、あたしの存在に気づいてくれたことが。

もう声高らかに歌いながら校庭10周とかできるくらい嬉しいんです。

「だっだから・・・・その・・・」

「・・どうした」

先生・・先生もそんな顔、するんですね。

ずるそうな、大人の顔。

また一つあたしの知らなかった、きっとみんなも知らない先生の新しい顔を見つけた。

「少しでも後悔するようなら今言いなさい」

言う事までずるい。

「後悔なんてしません」

きっとこのチャンスを逃したら、そのことをずっと後悔すると思う。

それくらいあたし・・・先生にはまってる。

「途中で嫌だと言われても聞ける自信がない。本当だな」

「絶対後悔しません」

その言葉を待っていたかのような先生のキスは、すごく大人っぽくてあたしは必死になって

先生のその舌を追いかけた。





「い・・やっ!せんせっ!だめっ・・そんなとこっ!」

外で大声を出すのは憚られたけど・・そんなこと考えてられたのも最初だけだった。

「おねがいっ・・せんせぇ〜・・」

スカートの奥を蹂躪する先生の舌。

下着を脱がされるのもはずかしいと思うけど、

指で横からめくりあげられてそこを舐められるのはもっとはずかしいってことを知った。

「やっ・はあっ・・・あんっ・せんせっ!やっやだっ・・」

いやなのにっ!汚いし・・恥ずかしいし・・いやなのに自分のそこからどんどん溢れるそれを

感じてる。

「離してっ・・せんせぇ・・」

楽々と腰を押さえつけるその右手に力が入らない。

もしかしたら・・・先生がしてるいやらしいことのせいで力がはいらないのかもしれない。

「・・いや?だめ?・・・・いい、の間違いだろう。それとも・・後悔しはじめているのか?」

違うって、知ってるからきっとそんな喉の奥で笑うような声なんでしょ。

それともそんなところでしゃべってるから。

「君は・・・もう誰かのものなのか?」

先生があたしを見てるのを感じる。

でもあたしは・・・・話してる先生に目をむけられない。

だってそれって自分がいやらしいんだって見せつけられてるみたいで。

「誰かの・・っ・・んっ・・・・付き合ってる人は・・いません」

誰かのものって・・・どういうことなんだろ・・

「・・んっ・・好きなのは・・先生だけ・・・だし・」

「こんなに感じ易いのは、誰かに教わったのか?」

・・・ここは怒るところなのかな?あたしの気持ち、先生全然わかってくれてないのかな?

でも・・なんだか頭がぼーっとして・・なんか・・・

「んっ・・・こんなこと、先生にしか・・・先生・・・・・妬いてるの?」

先生がしゃべるたびに舌だけじゃなくて唇が触れたり離れたりするのがもどかしい感じ。

「嫉妬・・?そうかもな」

たしかに・・慣れてるわけではないようだな。

そんな声がしたと思ったら、いきなり背中をつきぬけるかのような激痛を感じた。

「っ!!いっ・いた・・っ・・・」

「少し、がまんしていなさい。じき痛みもおさまる」

そんな声と共に、下からにじり寄るように近づいてくる秀麗な顔が見える。

先生があたしの、顔を覆う腕をそっとはずした。

「君のどんな表情も私の興味をそそるようだ」

あたしはあまりの痛みに、先生のおっきくなったそれがはいってきたのかと思ってた。

でも違った。それはすごく熱くなって今あたしのふとももに触れてる。

いまだ抜き差しされてるのは先生の長い指らしい。

「・・っ・・んっ・んっ・・・・・・・ふっ・・・」

「・・まだ、痛むか?少しは・・慣れてきたみたいだな・・」

確かに・・やっぱりなんか違和感あって痛いけどでも・・先生にされてるって思うと・・

痛いだけじゃなくて・・・

「あっ・・・・・う・んっ・・」

痺れるような波に流されるなと無意識に芝生をつかむ。

自分が自分じゃないような、興奮。

「・・もう少しがまんできるか」

先生の艶めいた言葉にあたしはただがくがくとうなずいた。

はやく・・先生と一緒になりたかった。







「は・あんっ・あんっ・・・・ふっ・あっ・あっ・・・ひあっ・・・・」

もっと大きくなってあたしの中を圧迫してた先生のモノが引き抜かれた瞬間にあたしはたまらなく

感じて、ぬかないでっていう風に締め付けた気がした。

おなかに、ふとももにかかったぬるぬるであったかいもの。



「・・べたべたする・・」

少し乱れた髪とうっすらとかいた汗の先生がすごいなまめかしい。

「・・・・」

先生は黙ってどこからかティッシュを取り出すと拭いてくれた。

あたしはこんなに…頭の中も体も・・麻痺したように動かせないしついさっきまでの先生の顔や先生の指の感触、

唇の感触が離れなくて…

いつもの冷静な先生、なのかな。

あんなに、わけわかんなくなるくらい・・感じてたのがあたしだけみたいで、すっごく・・はずかしい。はずかしくてちょっと

哀しい。




「その・・・・・痛くはないか」

「・・大、丈夫です。あたし・・体は丈夫なんです。先生だって背中・・」

恥ずかしくて・・先生の顔が見れない。

「いや・・その・・・初めて・・だったんだろう」

!!

「だっだいじょうぶです・・」

確かに痛かったしびっくりもしたしみんなこんなことしてるの?!って思ったけど・・

でも途中からは・・

「ほんとに、平気です・・・」

先生があたしを見下ろしてるのがわかる。わかるんだけど・・



「はっ・・はい!」

あごに触れた先生の指から、つい逃げるように体がはねた。

「・・すまない」

「あ・あ・・の、ごめんなさいっ。逃げたんじゃなくてっ・・」

「・・・」

先生の目が、あたしには少し悲しそうに見える。

いつもの、表情を表に出さない先生なのに。

「はっはずかしくてっ!!」

「・・・・・それなら、私も同じだ」

え?

って、思わず顔を上げちゃうくらいの、初めて聞いた先生の掠れた、照れた声。

視線を合わせて数秒・・だと思うけどあたしにはすごく長く感じた。

今更視線をはずしたらヤな感じだしなにより・・・・先生の頬が赤くなってて・・・

「・・いつまで見ているつもりだ」

そう言って先生はまた、あたしを抱きしめてくれた。

・・・・・ずっとこうしていてほしい。

先生も・・あたしと同じ気持ちでいてほしい。

「先生・・」

「・・なんだ」

「・・・・・あたし、先生が初めてでよかった」

ほんとだよ、先生。

もしも・・あたしが卒業して大人になって先生があたしの事忘れても、

あたしは先生のこと忘れないから。

「先生、好き」