renkasama1
ドリー夢小説
「うわぁっ…雪降ってますよ〜」
彼の部屋のテラスの窓の前で彼女の一声
「…?」
気だるそうに彼が髪をかきあげてはしゃいだ声を上げている窓に視線を向けた
「零一さん〜雪ですよー綺麗です」
「あぁ…冷え込みが厳しいと思ったら……」
ベッドから上半身を起こしてフッと笑いながら彼女に視線を向ける
彼女は彼の気だるくかすれた声で呟く言葉に
クスクス笑いながらシーツにくるまってちょこちょこと彼の元まで駆け寄った
「あははっ〜零一さんっ老け込んでますよ」
けらけら笑いながら彼に引っ付く彼女に眉を少し吊り上げさせて唇を尖らせる
「……君が若すぎるんだろう」
はぁっ…と大きく溜息を吐いてバサっと布の擦れる音をたてて彼女に背を向けた
「そんな事ないですよ〜最近、足腰がもたなく…」
「っっ!?それは言うんじゃないっっ」
真っ赤にしながら背を向けていた彼は勢いよく起き上がり彼女の口を塞いだ
「?!」
「い、言うんじゃないっ……そ、それはその…俺が悪かったから」
彼女が目を丸くする横、彼が動揺を隠せずにいる
彼女はきょとんとしながら彼がスグに何の事が言いたいかわかって
クスクス笑いが止まらずにいた
「れ、零一さん〜何言ってるんですかーーそんな意味じゃないですよ〜」
「なっ…」
「単なる運動不足だからって事で言ったんですけど…」
今にも笑い泣きしそうな彼女に彼はこれでもかってくらいに顔を真っ赤にした
「え………」
「あはは…そんなつもりじゃなかったんですけど…零一さん自覚あったんだ〜」
「なっ…お、俺をからかうんじゃない」
「からかってないですよ〜」
真っ赤にしている彼が可愛くて彼女は思わずギュっーと
抱き付いてベッドにドサっと押し倒した
「ただ可愛いな〜って思っただけですよ〜」
キャハっと笑いながら彼の胸に顔を埋めてゴロゴロと猫が甘えるように擦り寄る
「か、可愛いって……俺がか?」
眉を下げながら大好きな…最愛の彼女に言われたセリフ
悪い言葉じゃないけど…何とも…複雑な気分で一杯になった
だが…………
こっちも負けんとばかりにジッと見上げて抱きついてくる彼女の耳元に
近づけてボソボソと掠れる声で囁き返した
「!?」
ビクッと肩を揺らせて反応する彼女に彼はクスクス笑いながら
勝ったとばかりに口角を上げて笑みを浮べた
「君の方が余程可愛いと思うが?」
「なっ…!?」
自分が散々彼に面白がって発していた言葉
反射するようにそのまま返ってくると嬉しい反面
くすぐったくて…妙に照れくさいような恥ずかしいような…
そんな事を思いながら顔を真っ赤にしてる彼女をよそに
彼は楽しそうに…また余裕のあるような不敵な笑みを浮べて
彼女の頭をクシャクシャ撫でてからベッドから足を下ろした
「れ、零一さん〜」
ベッドのシーツを掴んだまま彼を見上げる彼女
彼はそんな彼女を見てフッと微笑み頬に一度手を置いた
「れいいち…さん?」
一つ息を吐いて額に口付けてポンポンと頭を軽く叩いてから
床に脱ぎ捨ててあった自分のシャツを手に取って羽織らせた
「とりあえず羽織ってなさい。コーヒーか何か暖かいものを煎れてこよう」
「あ、なら…私が…」
彼女が立ち上がろうとすると彼はトンっと軽く彼女の肩を押して座らせた
「座ってなさい…足腰がもたないんだろう?」
彼は悪戯っぽく不敵に笑って台所に足を向けて行った
「………零一さんって…結構イジワル」
彼女が呟いた事も知らずに彼はマグカップを二つ用意してコーヒーをいれる準備をしていた
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