ココワ RIKO ヒトリノ セカイ デス ケッシテ現世ニ モチカエッテハ ナラヌ
mimi wo fusage! meotojiro! watashiwa darenimo sukuwarenai・・・
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■結 界■
ワタシのまわりにはある特殊な色がとりまいてる。
友人たちには、それは結界と呼ばれている。なんのことはない、
自動車のウィンドウに貼られる紫外線防止のシールドなのだ。
しかし、これは、ワタシの生命線でもある。記憶の糸を辿れば小学校の3年生頃だろうか。
ワタシの体はすでにボロボロだった。
それはまさに、蕁麻疹と呼ぶよりまさにケロイド状態に近かったのだ。
紫外線アレルギー、紫外線ショック。
呼び名はどうあれ、以降、外で遊ぶという行為は自殺行為に等しいものになった。
1週間に3回飲む薬は血圧を下げるらしい。一度飲むと16時間くらいは平気で眠ってしまうのだ。
人には根性の問題だと言われるのだが、根性で1tのモノを持ち上げることは不可能だろう。
それよりも、朦朧とした意識の中でただひたすら、せめて夏が過ぎゆくのを待つ。
ワタシの見えないところで王者のように君臨している夏の雲たちを
モグラのようにみじめになって夢見ているのだ。
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(RIKO-2001 autumn)