第3話:脱出大作戦!?
ソフィとグルキタは、城の入り口の所まで来ていた。もちろん、2人でいることがばれないように影になっている所
に隠れている。
「それじゃあ、私がカズさんに『ウルーン国のしもふりソーセージっておいしいんだよ』って言ったらさっき話したとお
りにやってね。」
「その話本当かワン!!!」
「・・・違うわよ!ほんとにソーセージに目がないんだから・・・・。これは、ただのあ・い・ず!私が、カズさんにさりげ
なく話しかけるからグルキタはとにかくはでにお城を荒らしまわって!そうすれば、カズさんのことだから絶対気に
なってそこに行きたくなると思うわ!そのすきに外に出るから・・・。」
「でもソフィが外に出た後、僕はどうやって外に出ればいいのワン?」
「・・・それは・・・たぶん・・・やってみたら分かると思うよ。」
「・・・?・・そうなのワン?」
「そうそう!とにかくお願いね!」
そう言い残すとソフィは、なにごともないような顔で入り口にいるカズさんのところに行った。
「荒らすって言っても何をすればいいのかワン?」
とりあえずグルキタは、ソフィの合図があるまでにこの辺にいることにした。
「あ、そうだ!さっきは邪魔されたからこの辺でお昼寝しよう!」
グルキタは、日が当たってあったかい所でごろんと横になった。
一方ソフィは眠たそうにしているカズさんに話し掛けていた。
「ヤッホー!暇そうにしてるね。」
「何言ってるんだよソフィ。これでもちゃんと見張りしてるんだぞ!」
カズさんは、王族の人でも町の人でも態度を変えたりしない。じいには「王と姫には敬語を使いなさい!」っていつも
怒られているけどパパはそんな所を気に入っている。(もちろん私も)
「でも、こんなに暖かい日にぼーっと突っ立ってるのってけっこうきつくない?」
「そうだなあ〜、こんな日はのんびり昼寝でも・・・って何言わせるんだ!!」
よし、話にのってきた。後は,さりげなく合図を送れば・・・・。
「じゃあさ、私とお話しようよ!どうせぼーっとしてるつもりだったんでしょ?」
「うーんまあいいか!どうせ暇だったし・・・。でも、いつも話してるだろ?」
「いいの!今日はいままでにカズさんが行ったことのある国の話をしてほしいんだもん!私,他の国行ったこと一度
もないんだから!!」
「そこまで言うなら話してやってもいいけど・・・。そんじゃあまず何から話そうかなあ・・・。あ、そうだ!俺がこの前に
行ったチョボ共和国の話をしよう!あそこは、一度行ってみる価値はあるぞ。あそこはいろんな国の物を輸入して
るから見たこともないような変な物がいっぱいあったんだぞ!あそこは、買い物客が多いから市場がここより広くて
さあ〜、俺うかれまくっちゃってさあ〜気がついたら自分がどこにいるかも分からなくなっちまったんだな〜。だから
、その人に道案内してもらったんだけどな,さらにわけわかんなくなったんだ・・・。もうしょうがないからその辺でぶら
ぶら歩いてたんだ。そしたら、なんとじいがメガホンで俺を迷子みたいに呼ぶんだぜ!ほら、よく演説とかでよく使う
あれだよ。あんまり俺が戻ってくるのが遅いもんだからじいが国の王様に許可をもらって車まで借りてその上に立っ
て大声で言うもんだからたまんないよ。確かこんな感じだったかな・・『え〜、みなさんにお願いじゃ。わが国の兵士
が迷子になってしまってのう〜。茶パツの耳にピアスを付けたヤンキーっぽいやつなんじゃが,もし見つけたらすまん
が、中央広場まで連れて行ってくださらんかの〜。彼はものすごい方向音痴じゃから、説明しても分からんと思うの
じゃ。ご迷惑をおかけしてすまんがどうかご協力おねがいいたします。』な〜んて言うんだぜ!そしたらみんな俺の
方に向いて笑ってるんだ!俺恥ずかしくて耳まで真っ赤になったよ〜。・・・まあ当たってるんだけど何もあんな大声
で言わなくてもいいと思わない?」
[あはは!爺らしいや!でも、カズさんの方向音痴まだ治ってないんだねえ〜。」
「う、うるさい!大きなお世話だ!!」
ほーんと、カズさんの話ってなんでこんなにおかしいのかなあ〜。何回聞いても飽きないよなあ〜。あ、いけないい
けない速くグルキタに合図を送らなくちゃね!
「話変わるけど,チョボ共和国ってどんな食べ物があるの?」
「そうだなあ〜、あ、フルーツがうまいぞ!いろんな国の物が集まってるから種類も多い!!あとは、肉かな。肉専
用の市場があったからな・・・。」
「あ、肉っていえばさあ〜。私、本で見たことあるんだけどウルーン国のしもふりソーセージっておいしいんだよ
。」
「へえ〜、そうなんだ。でも、しもふりソーセージって聞いたらグルキタがよだれ出すんじゃねえのか?」
「え!!・・う、うん・・・そうだねえ〜。グルキタなら絶対そうだよねえ〜。」
もう!グルキタったら何してるのよ〜!この話題だとグルキタのことがばれちゃうかもしれないじゃない!いったい
どうしちゃったの〜。