〜Part2〜

 



周りに見えるもの全てにいらついて、

いちいち当り散らして歩かなければならない。

廊下にちょっとはみ出してるゴミ箱とか、

意味もなくおいてある観葉植物とか、

忙しそうに走り回っているふりをしているヤツとか。



「くそっ・・!!」



「ねぇ?本当は分かってるんでしょ?」

そう、斗真に問いただしたくなる時がある。

でも、きっと斗真はあの純真無垢な笑顔で

こう俺に返してくるに違いない。



「何が?」



ちぇっ!!

あいつが言いそうな事まで全部分かってるから

いちいち俺が言えなくなんだよっ!

分かり過ぎてるからわざわざ言う必要なんてないんじゃん?

説明すんのも面倒だし、どーして俺が聞かなきゃいけないわけ?



結局堂々巡りでそれが余計に俺のフラストレーションを溜めんだよ。

もし、斗真に言えるならいちいちこんな事で悩まないっつーの。

言ったら、言ったで折れた自分にむかつくに決まってる。



「マジむかつく・・」



いつの間にかあいつの事で頭がいっぱいだし・・



「何なんだよっ!」



頭の中を占領しているあいつを追い出そうとして

廊下にあった長いすを思いっきり蹴り上げた。



ガンッ!!



ものすごい音が廊下中に響き渡って、

ちょっとやべっ・・なんて思ったけど遅かった。



収録中のスタジオの中からスタッフが出てきてこっぴどく叱られた。

スタッフから怒られるのなんて大した事じゃないけど、

気分を余計に害される、それにウザイ。



適当に言葉を横に流し、スタジオの扉を開けた。

中ではアノ説教好きの先輩のリハが始まってた。

うげー・・なんて思って

また怒られんのかよ・・とさらに憂鬱になる。



その横に営業スマイル満開でじゃれつくあいつが見えた。

仕事をしている時のあいつほど見ていて腹の立つものはない。

一生懸命・優等生なんてそんなの今さら流行んないだろ?



俺とは正反対のあいつは目に入れるのもウザイ。

だいたい、そーゆーヤツ嫌い。

適当に、楽しく、ラクに行きたいの。

熱いヤツとか、ダサいヤツとかは問題外。



誰に対しても憎めない愛嬌のあるキャラクターを演じて、

幼い雰囲気を存分に生かして笑顔をムダに振りまく。



「なんだよ、いい子ぶりやがって・・・」



俺の大嫌いな笑顔をいっぱいにして

あいつは俺が全く見えないかのように

画面の向こうの不特定多数に笑いかけていた・・




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あとがき

よい具合に山下様が悪ぶってくださっています(笑)
一般的に見たら「失格」人間でございます。
そんな山下が碧の理想なのですか?なんてやぼな質問しないで下さいね(懇願)
なんとなく・・多分・・・心の中ではこんな感じでやり取りをされているのではないだろうか・・・?
という全くの碧の想像・妄想・幻想・理想(えっ?)・希望(?)・熱望(あれっ?)・・・

実は最初山下様のことが嫌いでした(暴露好き碧)
こーゆー人だと思っていたからです。
でも最近は「こんなP様も素敵vvv」→「顔さえよければ何でも許すわvv」
という人生無からやり直せ状態の人間に成り下がってしまったので
全くもってこんなP様碧の中ではアリです!!
もっと悪くなってねvv
でも、この悪さの裏には斗真への愛情があるんですよ。
P様は不器用なのです。
という事なので山下ファンの皆様碧のP様をお嫌いにならないで下さいね。
P様の体裁を気にしてここで断っておきますわvv
次回はついに斗真出演でございますので・・風間に変わってるかも(笑)
               
                                    2001/10/23  碧