就職活動の合間を縫って
大学も入学してから、はや、3年が過ぎた春休み。就職活動の真っ只中だった。同じ中学出身のk君と共に、僕の母親の車で、群馬県高崎市にいる高校の同級生f君の元を訪れることになった。高崎に行くのは2回目であるが、車で行くのは初めてである。さらに今度は2人で行くので行く時も退屈せずにずっと雑談をしていた。153号線を北上し、飯田インターから高速に乗り、岡谷JCTから長野自動車道の入る。その後、更埴JCTから関越道になり、高速なのに1車線だったり、2車線になったりしていて、「高速なんだから2車線にしろよ。」とか思いつつ、トンネルの多い関越道を走って行った。途中、サービスエリアで昼食を取り、休憩の度に運転を交代しながら「松井田妙義」というインターで降りる。それから国道18号を一路、東へ。30kmほどで高崎に入るが、何せ、初めて車で走る街。道がわからん。電話で連絡をとり、彼の大学で会う事になった。コンビニのお姉さんに道を教えてもらい、大学の駐車場で再会。少し、学内を歩いた後、彼の家へ。荷物を降ろすと3人で1日目の温泉。伊香保温泉へ、この温泉は鉄分が多く、周りが茶色になっていた。(サビかも?)源泉に最も近い、露天風呂に入る。意外と早く、2時か3時ぐらいには高崎に着いていたので、日が沈みかけた頃、湯につかっていた。風呂から出ると、暗くなりかけている温泉街を男3人で歩いていた。カップルか女性の2人組みしかいなくて、男3人で歩いていたのは、異色だったと思う。まあ、あまり気にしなかったけれど・・・。温泉街は、石段がきれいで、その下を温泉が流れている。いかにも「温泉街!」って感じだった。いい街並みだった。帰りに、ラーメンを食べ、夜はカラオケをして楽しんでいた。そして、日付が変わる頃、眠りについた。
2日目、朝の身支度を終えると、彼の車で、吉野家へ行き、朝食として牛丼を食べる。そこから2時間ぐらいかけて、草津へと向かった。途中、スーパーで昼食用のパンを買い、湯畑で食べる事となった。ここの温泉は、白っぽい色をしてきれいな青白い光を放っていた。温泉の成分が固まって、結晶を作り、その結晶が光を反射させているように思えた。草津には町営の無料では入れる温泉がいくつかあり、その中の一つに、我ら3人も入った。湯温が高いためか熱く感じた。すぐにのぼせてしまったので、他の2人よりさきにあがり、3人とも入浴が終わると車に戻り、草津を後にした。その後、軽井沢のアウトレットモールでアイスクリームとワインを買って、その夜は、マクドナルドのハンバーガーをおつまみにワインを飲んでいた。こうして2日目も終わっていった。
3日目は、帰るだけのような日だった。行きと同じ道をただ戻って、高速で同じ値段を払い、家へ帰った。途中、心霊スポットで有名な伊勢神トンネルの旧道を通った。怖くはなかったが、時間の無駄なのであまり行く気にはなれなかった。まあ、結局、行く事になってしまったけれど、他の2人が盛り上がっていたので、良しとすることにした。そして、地元のジャスコに寄って帰った。楽しい旅立った。1人よりも道中にぎやかで、一人旅とは違った「良さ」があった。