新・マヤ先生とシンジ君の関係
present by ちひろ
ガラガラガラッ
「マヤ先生、居ますか?・・・・・・」
保健室の中をキョロキョロと見回すシンジ。
「居ないのかなぁ・・・薬もらおうかと思ってたのにってう、うわぁあああぁぁ!!!」
一歩、中に足を踏み入れたその瞬間、いきなり何かに足首を掴まれる。
「シンジくんじゃないのぉ」
床に這いつくばりながら、シンジの片足を両手でしっかり捕まえている。
「何してるんですかっ!」
あまりに予想外のことに、顔が引きつりまくっているシンジ。
普通にイスなどに座らずに、なぜ、こんな床などに這いつくばっているのか?
おおよそ、保健室でヒマを持て余していた彼女が彼を待ち伏せしていたのだろうと予測されるが・・・・・・しかし、そんな事を口にする訳がなく・・・
その場にスッと立ち上がり、腰に手を当て、上から見下ろすように少年の目を直視し、
「シンジくんこそ、いきなり何なのぉ?おねえさんのお部屋に急に入ってきちゃったりしてぇ〜。ビックリしちゃうじゃないの」
と、純な少年をからかってみたりする。
ここは保健室なのだからそんな事を言われる筋合いはないのだが、シンジは思わず目を逸らしてしまう。
そして案の定、彼が、そんな言葉を鵜呑みにして顔を赤らめながら、
「ゴ、ゴメンなさいマヤ先生。今度から気をつけます。ボ、ボク女の人の部屋なんてほとんど入ったことないから。だから、どうして良いのか分かんなくて・・・」
と、必死でズレた言い訳なんかしてみたりする。
そして、母親に叱られた子供のように、少しうつむいて上目遣いでこちらを見ている。
そんなシンジのしぐさが、マヤのショタ心を激しくくすぐりまくっているのを彼自身、自覚などはしていない。
「ハァハァハァハァ・・・・・・イイわぁ〜シンジくんのその仕草」
早くもマヤは、彼をどうにかしなきゃいけない衝動に駆られている。
息の荒さが尋常ではない。
ただ今、シンジに襲いかかる確率・・・・・・
72%
ここで、それもこれも全部シンジのせいだと言って、いきなり抱きつく訳にもいかず、マヤは・・・・・・
「ハァァアアァンッ」
と、額に手をかざしフラフラとその場に倒れこんでしまう。
「マ、マヤ先生!」
慌ててシンジがマヤに詰め寄る。
「どうしたんですかマヤ先生!」
「・・・・・・」
「マヤ先生!しっかりして」
「・・・・・・」
「マヤ先生ってば!」
「・・ンジくん・・・わ、私を・・・ベッドまで運んでくれる?」
シンジは、コクンと頷くとマヤを静かに抱き起こす。
そして、自分の肩にマヤの腕を乗せてなんとか上体を固定し、ヨロヨロとベッドに歩み寄っていく。
シンジに寄りかかっている最中、チラリとシンジの顔を見ると、さっきとはうって変わって、必死なシンジの横顔。
『きゃっ、カ、カワイ〜〜〜』
それを見て、ますますマヤが萌え萌えになる。
ただ今、シンジに襲いかかる確率・・・・・・
89%
ベッドの脇まで来たシンジは、マヤの肩に回していた腕を彼女の腰に持っていき、ベッドを背にして、一緒にその純白のシーツの上に腰を下ろす。
「大丈夫ですか、マヤ先生」
シンジは、心配そうに白衣姿のマヤの顔をうかがう。
マヤは少し笑顔を見せ、大丈夫よと言ってみせる。
「無理しないでくださいね。ボク、保健室の仕事がそんなにキツイとは思ってもみませんでした。こんな倒れるくらいにまで働かされるなんて・・・」
シンジの思いつめた表情・・・・・・
『あぁ、この子はホントに私の事を心配してくれてるのね・・・・・・アナタのそんな純な心に、おねえさんのスーパーエゴは崩壊寸前よぉ〜』
マヤの頭の中では、今、このいたいけな少年をどう料理しようかと邪な考えで、もういっぱいいっぱいである。
ただ今、シンジに襲いかかる確率・・・・・・
98%
「さぁ、マヤ先生・・・」
横になってと、シンジが促したその時!
「う、うわぁ!」
そのままシンジを抱き込んで、ベッドに倒れこむマヤ。
マヤが、シンジに覆い被さる形になる。
彼の上体、両腕は、マヤの素早いマウントポジションによって完全に自由を奪われている。
ニッコリ微笑みながら、
「さぁ〜てと、シンジくん・・・・・・」
と、ルージュをひいた唇を舌でペロンと舐めるマヤ。
彼の無垢な瞳を見つめるマヤの瞳。
それは、今にも襲いかかりそうなほどギンギンに血走っている。
「どうして欲しい?」
首を傾げ、一応、彼の意見を聞いてみる。
プルプル震えているのが、体越しに伝わってくるのが分かる。
それに加えて、潤んだ瞳が彼のか弱さを一層引き立てている。
ただ今、シンジに襲いかかる確率・・・・・・
400%!!
「アアンッ、もうダメェ!!溶けてひとつになるのよ、シンジく〜ん!!!」
「ギャアアアァァアアア!」
「起きてシンジくん・・・・・・」
「あっ・・・・・・こ、ここは・・・」
「保健室のベッドさ。すごく、うなされてたみたいだけど・・・・・・」
「う、うん、何かスゴイ事されてたような記憶が・・・」
「そんなに怖い夢でも見てたのかい?」
「う、うん」
「授業時間になっても戻らないから、葛木先生が様子を見に行けってボクを遣わしたんだ。でも、とりあえず無事でよかった。」
「うん」
「あっ、そうそう、シンジくんのために真っ赤なバラを持ってきたんだ。気に入ってもらえると嬉しい」
「あ、ありごとうカヲルくん。・・・・・・でも」
「何だい?」
「どうしてカヲルくん、ハダカなの??」
「大丈夫さ」
「?」
「キミもハダカだから」
「!!!!」
「さぁ、シンジくん、キミの悩ましい肢体を包んだその罪な毛布の中にボクを入れてくれ」
「ちょっ、ちょっとカヲルくん!?」
「早くしないと、風邪をひいてしまうよ。さぁ早く!さぁ!!」
「そ、そこめくらないでよ、カヲルくん!み、見えちゃうよ」
「ハァハァ、い、いいだろうシンジくん!ハァハァハァ、そんなにボクを焦らすなんて、わ、悪い子だ」
「ダメだよカヲルくんってば!」
「も、もうガマンできない!!!!シンジく・・・」
「ATフィールド」
「ぐはぁあぁぁ!!!」
「さぁ、これで暫くは気を失っているわ」
「あ、綾波!?」
「ここは危険よ。早くここを出ましょう」
「そ、そうだね、そうしよう・・・・・・ハ、ハックション!」
「そんな姿では風邪を引いてしまうわ。ハイ、このブラウス着て」
「ありがと・・・・・・」
「次はスカートはいて」
「うん・・・・・・」
「次は、このカツラを被って」
「うん!?」
「最後は口紅で仕上げるから・・・あっ、舐めてはダメよ」
「ゴ、ゴメン」
「さぁ、出来たわ。カガミ・・・」
「どれどれ・・・・・・って、これ、女子の制服じゃないか!」
「碇くん・・・・・・カワイイ(ぽっ)・・・」
「あ、綾波ぃ?」
「さっ、行きましょ碇くん」
「えっ、このカッコで!?」
「アナタを付け狙っている人が多すぎるの。ガマンして」
「そうか・・・まさかボクが女装してるなんて誰も思わないよね」
「じゃあ行きましょうか」
「うん」
「ところで、どこに行くの?」
「・・・・・・」
「綾波?」
「視聴覚室」
「大丈夫なの?」
「大丈夫よ。機材はすべて準備してあるし、助けを呼んでも聞こえないくらいの防音壁も備えているし、逃げられないようにドアをロックするから。それに・・・・・・」
「?」
「保険医の伊吹先生もアナタを待ち望んでいるわ」
「へっ?」
その後、シンジがその部屋でどうなったかは定かではない。
彼の女難はつづく・・・・・・
合掌
終劇