メビウス・ワーク
present by alf
僕は最近、よく夢を見る・・・
何故か分からないけど、何故かひどく滑稽な夢な事は確かみたいだ・・・
今日はアスカと砂浜でキスしてる夢を見てしまった・・・
しかも全裸で・・・
僕はアスカの裸を見てキレイだって褒めてた・・・
見た自分が恥ずかしい・・・
「いつまで寝てんのよ!遅刻しちゃうじゃない!!」
突然扉が開いて幼なじみのアスカが怒鳴り込んできた。
「って、あれ?ちゃんと起きてんじゃな〜い、さっさと着替えて学校行くわ・・・ よ・・・・・・」
一瞬の間の後・・・
アスカの目が点になり、その後顔全体が真っ赤になるまでさほど 時間が掛からなかった・・・
「な、ななな・・・なんて物見せてんのよ〜〜〜〜〜っ!!!」
鉄拳が飛んできた・・・
痛ひ・・・
「しょうがないだろ!朝はこうなっちゃうんだから!!」
まぁ、直接的な原因は今日見た夢の所為だと思うけどね・・・
夢の内容はアスカには 内緒にしておかなきゃ・・・
また殴られる・・・
「ま・・・まぁいいわ・・・とにかく、さっさと行くわよ!」
平静さを装いつつアスカは言い放つ。
「ちょっと待ってよ、僕ご飯まだ食べてないって・・・」
無駄と知りつつ口答えしてみるが、返答は・・・
「そんなの早く起きれば食べられるじゃない!食べないでいいから行くわよっ」
これだからなぁ・・・
この時間ならご飯食べてもまだ間に合う時間なのだが、アス カは聞いてくれない。
こんな所が彼女が彼女たる由縁なのかもしれない・・・
トコト ン強引な性格なのだ・・・
平凡な一日が始まった、今日が昨日でも構わない、もしくは明日でも何も変わらな いだろう・・・
そんな1日・・・
確かに綾波レイが転校してきた時は変化があったけど、それも少しの間だけ・・・
僕とアスカを冷やかす声さえ既に日常の一場面になっていた。
アスカは冷やかされる 度にムキになって否定するけど・・・
みんなはそれが楽しくてやってるに違いないん だと思う。
過去、現在、未来ず〜っとそんな変化の無い、けど楽しいそんな生活が続くと思っ てた・・・
・ ・ ・ 夢を見ている・・・
全ての人が水になってしまっている夢・・・
非現実的すぎて滑 稽さすら覚える夢・・・
それは生命のスープとも言える物だと僕は思う、原始の地球もこんな感じだったのか な?
と思うくらいで、只、それだけの夢・・・
僕の見る夢はなんなんだろう?
何か意味があるのかな?
とも思うけど人があんな水 になってしまう事なんかありえないって思うだけ・・・
起き上がると疲れが取れてないみたいだ、まだ寝たりない・・・
・ ・ ・ あれから毎日夢を見続けている・・・
ロボットのような物に乗って何かと戦ってい る夢、それの内臓?を引っ張りまわしている鳥みたいなロボット達・・・
僕を好きだ と言ってくれた少年の首を僕が跳ねる夢・・・
地下に貼り付けにされている訳の分か らない生き物の夢・・・
水槽の中を無数に泳ぎまわっている顔の同じ少女達の夢・・・
最近はこんな夢ばっかり見てる・・・
夢の内容は殆ど支離滅裂に近いけど、時間を 逆に辿っているような感じを受ける・・・
夢の中の人物やロボットを思い出そうとし ても具体的には全然思い出せない。
細かい事は思い出せないくせに、今過ごしている 現実よりも、リアルに迫ってくる・・・
「どうしたの?碇君・・・顔色が冴えないよ?」
学校で綾波からそんな事を言われる
「だいじょうぶよ、シンジはね〜遅くまで起きてて寝不足なだけなんだから。」
アスカが勝手に決め付けてしまう、確かに夢を見るのが恐くて寝不足気味だけど・・ ・
「何で碇君のそんなことまで分かるの?そんなに仲がいいようには見えないけど〜? 喧嘩ばっかりだし。」
綾波が挑発するようにアスカに言い返す。
「それはね、私達は幼なじみだからよ〜〜〜〜っく分かるのよ」
挑発に乗ってしまったようだ・・・
僕は周りで騒がれてホントに気分が悪くなってき た・・・
「良かった〜それじゃ、私が碇君を貰っちゃっていいのね?だって、”只の”幼なじ ・・・」
「だ・・・駄目に決ってるじゃない!」
そこで何故か真っ赤になって拒否反応を見せるアスカ。
「おっと・・・また始まったで、本格的になる前に退散せなぁ」
「何よ!あんたは黙ってなさい!!!」
アスカの怒声、それを軽く受け流すトウジとケンスケ、更に挑発を続ける綾波・・・
それらの声を来ていたらダンダン意識が遠のいてくる・・・
倒れそうだ・・・
「どうしたの?碇君!」
綾波が僕の状態を見て駆け寄ってくる。
「私、碇君を保健室に連れて行く。」
それを聞いてアスカが反応する。
「あんたが変な事言ってるからシンジの具合がおかしくなったのよ!!」
「そんなこと言ってる場合じゃない、今は碇君を保健室へ連れて行くのが最優先・・ ・」
突然綾波が凛とした声で言い放った、それは夢の中で何度も聞いた声に似ていた。
そして、その声を聞きながら僕は意識を失いかけていた・・・
綾波とおぼつかない足取りで廊下を歩いていると、前からカヲル君が歩いてくるの が見えた・・・
そして、僕の方を一瞥した後、真剣な表情で綾波と何か話しているよ うだった・・・
「シンジ君、もしかしてもう夢から覚めそうなのかい?」
カヲル君が訳の分からない事を言い始める。
僕は僕じゃないか、へんてこな夢は毎日見てるけど・・・
でも、その事を言ってるん じゃないと思う、僕は誰にも喋った覚えはないし・・・
「ええ、そう」
綾波はいつに無く無機質な声でその問いに答える。
綾波のそんな声は聞いた事がなかったが、ずっと昔に聞き知っている綾波本来の声 のような気がした・・・
「まだ補完は完成してなかったようだね・・・残念だよ、せっかくこうしてシンジ君 と話せるようになったのに・・・」
この言葉を最後に僕は気を失ってしまった・・・
・ ・ ・ 夢を見ている・・・
ずっと昔に来た事のある親戚の家だ・・・
夢の中の僕の意識は それを当然のように受け入れ、夢の中で眠っている・・・
親戚の家で眠っている事に 何の疑問も抱かない自分が居た・・
変な話だけど、眠っている夢を見ている自覚がある・・・
それほどのリアルさをと もなった夢・・・
そして・・・
僕を眠りから覚ます声が聞こえた・・・
僕はゆるゆると起き出す・・・
しかし、そこは保健室ではない・・・
ついさっきま で夢に見ていた親戚の家の天井のようだった・・・
「シンジさん、今日はお父様から手紙が来てますよ。」
そう言いつつ僕に茶封筒を手渡した・・・
最初は文書だったのだろう、マーカーで黒 く塗りつぶされた文章の隅、ほんのチョットした空白に無造作に <来い!碇ゲンドウ> と書かれていた・・・
<了>
<後書きらしきもの>
作者>イヤ〜・・・どうもおひさしぶりっす^^
こちらこそ(^^)
作者>今回もまともじゃ無いけど、とりあえず?完成しました^^
そんな、謙遜なさらずに。
作者>これはAOIさんの所の奴の後として読んでもらっても構いませんよ^^設定はあっ ちの奴使ってるから・・・
AIOさんのサイトに掲載されている小説を先に読めば、より、理解が深まりますね。
作者>会社の帰り際に思い付いたものだから自分でももうちょっと改良できると・・・そうそう、題はちひろさん付けてくれません?全く思い浮かばなかったのだ(核爆)
初めて読んだ時、これは続きがある!と思いました。
だから、それなりのタイトルを付けなくてはいけないと苦悩に苦悩を重ね?このようなものに仕上がりました。
作風にそわない場合は、何時でも言ってね。
作者>そう言えば、昨日初めてちひろさんのHPの掲示板読みました(爆)
ありがとう。
細々と運営してますんで、気が向いたら、書き込んでいってね
作者>裏ページあるみたいだけど・・・教えてくれません?なんか見てみたい〜^^
うお〜、今はまだ工事中というか、企画段階なのだ。
で、公開はまだ先です。
作者>ほんじゃ、社内試験頑張って下さいね〜^^/~~~ でわでわ〜〜^^
御意。
そちらの方も、生活かかってますんでマジで行きます。(^^;
では、またの投稿、お待ちしてます。
それから、この小説に関するみなさまからの感想、お待ちしております。