ロンドンのホテルで撮影されたジャケット。
ホテルは不思議な空間。ひとつの建物のなかにいろいろな世界が
ぎゅっと凝縮されてる。
《セシルの週末》
《時のないホテル》
《Miss Lonely》
《雨に消えたジョガー》
《ためらい》
《よそゆき顔で》
《5pの向こう岸》
《コンパートメント》
《水の影》
窓たたく風のそらみみでしょうか あなたからのプロポーズは
気まぐれに見つめそして離れてく ゆきずりでもよかったのに
いわゆるあばずれってよばれるような子が、恋をしたことによって変わっていくっていう曲。
これこれ。これが愛の力ってやつだよね。
今でも週末ねだりに行くけど もう愛しかいらない
もうすぐ素直な娘におどろく Cause you say you want to marry me
私は高校のとき、この詩の内容によく似た小説を書いたことがある。
まだまだ自分自身ほんとの恋を知らなかった頃なのに、よく書いたもんだとあきれる。
ゆうべロビーのソファで出会い 愛し合った紳士は 朝焼け前に姿を消した
東側のタバコの吸いがら 電話のわきのメモはイスラエルの文字
まだ東西冷戦状態だった頃だから、東側って表現がしてある。
ホテルの中は独立国家のよう。さまざまな人種がいて、さまざまな生き方をしていて。
世界のあちこち目には映らない 激しい河がうず巻いてる
ここは置き去りの時のないホテル 20世紀を楽しむ場所
ひげを抜かれたお客はみんな けっしてここを出てはいけない
世界情勢がどんなに緊迫していても、ホテルの中は別世界。
すべてを忘れて、ゆったりとした時間をすごすことができる空間。
今でも遠い半島の国で あの戦争は続くから
本気で愛した人はまだ まだ帰れない私のもとへ
外国を舞台にしてはいるけれど、反戦歌っていえる。
いつの時代も戦争は愛し合ってる二人を引き離してしまう。
ミス・ロンリー 50年前の日付のままカードを書く
ときには写真に向かって 白い髪を編んで見せる ミス・ロンリー
彼女は愛する人をひたすら待って年をとっていった。
さびしいけれど、すてきな愛だよね。(私にはムリ)
おととしの夏休みあの人の タイムをおどけて計った
彼は今かけている シーツの闇を
陸上選手だった彼が病におかされている。しかも、病名は白血病。
元気いっぱいだった人が、病気で苦しんでいる姿をみるのは、すごくつらい。
去ってゆくオレンヂのトランクス やっぱりちがう人なのね
過ぎた日のまぼろしを見ていたの できるなら肩をよせ走りたい 雨に消えて
遠くへいってしまおうとしているあなたを私はどうやって見送ればいいの?
しかも、あなたはまだ病名を知らない。・・・私にはつらすぎる。
手をつなぐほど若くないから あなたのシャツのひじのあたりを つまんで歩いていたの
道ゆく人とすれちがうとき 二人いつからつきあっている 仲に見られるかしら
この気持ちはすごくよくわかる。若いときは、なりふりかまわず突っ走れるけど
大人の恋はまわりの目が気になる。寄り添いたいけど、はずかしい。
もしも新しいこのめぐり逢いが 心の傷あともうひとつふやす ことになろうとも
勇気を出してうちあけてみた 昔の恋をさりげなくきく あなたは冷たい人
いくつもの恋をしてきたから、また傷つくのがこわい気もする。
でもね、いつも恋してなくちゃ。生きる原動力だよ、恋って。
私は明日から変わるんだから 悪ぶってた思い出は捨てる
結婚なんてまだしたくない けれど今日まで流されて
この歌も私のお気に入りナンバー。この曲の舞台になっている観音崎にどうしても行きたくて
連れていってもらった。(Special Thanks to Mくん)今はどうか知らないけど、当時は
ひなびたさびしい感じがしてた(そこがまたよかったんだけど)。にぎわう横浜をぬけ
米兵のいる横須賀をすぎると、都会とは違う空間があった。沖には、たくさんの大型船がいて
この海はアメリカに続いてるんだなぁって、感じた。
よそゆき顔ですれちがったら いやなやつだとおこってもいい
よそゆき顔ですれちがったら すきなだけ笑って
結婚とはたった一人の人のために、他のすべての人を捨てなければならない愚かな行為、って
何かで読んだ。たしかに、結婚前って幸せなんだけど、不安にもなる。
赤い糸で結ばれた人はまだ他にいるのかも・・・って思ったり。
でも、結婚はタイミングだよね。思い出は大事にとっておこう。
最初からわかってたのは パンプスははけないってこと
歩きつつ彼とはなすと 知らぬ間に猫背になるの
こういうことをテーマに詩をかいちゃうとこがユーミンらしい。
彼女より背が低い男の子と、人目を気にするばかりに別れてしまうって内容。
若いころには人目が大事よ もっと大事なやさしさを失くしても
気づかない こともある
中学のときの友人はクラスで一番背が高くて、その子より高い男子はほとんどいなかった。
彼女はいつもフォークダンスの時間がきらいだった。男の子に「でっかー」といわれるのがいやで。
彼女の好きな子はやっぱり、彼女より背が低かった。つらかっただろうな。
あの人が愛のかわりに 残していったのは
声たてて笑ったあとに 遠くを見つめるくせ
コンパートメントには乗ってみたい。私はもともと鉄道好きなので。
レールの上を走っていくというのは、ドライブとはまた違っていいもの。
やがてわたしは着く 全てが見える明るい場所へ
けれどそこは朝ではなく 白夜の荒野です
初期のユーミンには、死をイメージした曲が何曲かある。
でも、彼女はやんわりと死を否定してるとこがいいな。
たとえ異国の白い街でも 風がのどかなとなり町でも
私はたぶん同じ旅人 遠いイマージュ 水面におとす
短い曲なんだけど、いいところがぎゅっと詰まっている。
ひとりで電車に乗ったりしたとき、ふと窓の外を見ながらくちずさんでしまう歌。
時は川 きのうは岸辺 人はみなゴンドラに乗り
いつか離れて 想い出に手をふるの
時はゆっくりと流れていく。すぐそこに見えていたはずの過去もだんだんと遠ざかっていく。
想い出は想い出として、見送ってあげよう。