砂
手のひらから
零れ出す
砂たち。
ぱらぱらぱら、と
嘲笑うように
この手に残したかった一粒は
もうない。
どうして
落としてしまった?
血を流してまで
保っていたかったのに?
新たなものが生まれたとき
死 も同時に生まれる
今も混沌として
薄暗い中の
小さな灯が
私(一体誰?)を見つける