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クロスレビュー企画 「もえたん 萌える探偵小説」
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| 8 |
NAO@エッグ・スタンド 弁護士の山鹿善行のもとに幼なじみから殺人事件の弁護の依頼が。 圧倒的に不利な状況下で、山鹿はどう弁護するのか――? 第2回富士見ヤングミステリー大賞・準入選作品ですね。 これはスピード感もあるし、エンターテイメント性抜群でとても面白かったです。 某ゲームの設定でそのままライトノベルを書いたという感じはありますが、楽しめるのだから問題ないでしょう。 法廷シーンの争いは、そこらへんのアクションものの小説より熱いです。 しかし、ひとつ引っ掛かるのがラストの逆転シーン。これはアリなのかなぁ? これが認められるなら、どんなことでもアリになっちゃうような……。 この点を考えると7点なのですが、物語として面白いことには変わりないので(7点に近い)8点で。 | |
| 7 |
田中係長(NITRO改め)@ジェット機・リー
山鹿善行て! 主人公の名前、ダサダサですやんっ!とか思ってすいません。
ミステリとしての面白さは特に感じませんでした。
敵の検事がバカすぎるせいか、主人公というか被告側に追い詰められた感があまりなく、
そのせいか読後の爽快感もいまいち薄かったですし。
逆転のトリック・スター!なんてかっこいいサブタイトルが付いてますが、まったく大げさすぎです。
富士見だから、と言われればそれまでですけど。 | |
| 4 |
秋山真琴@雲上回廊 逆転。本書を一言で言い表すならば、やはり逆転だろう、と。 圧倒的なまでに不利な状態から、屁理屈と二枚舌を駆使し、反則スレスレの反則技もどきを放っていく様は読んでいてただひたすらに快感だ。 しかしそれにしても現実感に欠いている。 この薄ささえなければ、もう少し万人向けになっていたかもしれない。 | |
| 7 |
リッパー@鍵の壊れた部屋で見る夢 伊予皐月は毛沢東を敬愛する共産主義の美少女しかも小生意気とクセがあるにもほどがあるとつっこみをいれておきたくなるような女の子ではあるが、 法律事務所に出入りする女子中学生(しかも制服姿でだ)という一点に目を向ければ思わず萌えるかもしれぬと悪魔の囁きがわたくしに問いかけてくる。 世界は女子中学生でできている。 そして、裏方作業に徹してくれている私立探偵・影野が意外に萌えキャラであることも忘れてはならず。 彼の相棒たる山鹿との癒着には山X影あるいは影X山といったあらぬ妄想が想起されなくもないのである。 世界はボーイズラブでできている。 陪審員に予備審問といった設定を作りあげ、山鹿の無茶かつ阿漕な法廷戦術を許容し、 ある種のリアリティを犠牲にしたのも一重に”法廷ミステリ”の面白さをライトノベル的手法で表現するためである。 それはかなりのところまで達成されたといえよう。法廷ミステリ初心者におすすめの一品。 | |
| 9 |
近田鳶迩@ざ・ねば〜・えんでぃんぐ・みすてり〜 いかす! 法廷ミステリというとまず浮かぶのが『逆転裁判』で その次が古畑任三郎の明石家さんまの回だったりするのは自分でもどうかと思いますが、 だからこそ本作が産み出す軽快なテンポにはすっかりやられてしまいました。 もうね、トリックとかどうでもいいわけですよ。このノリが素晴らしいわけですよ。 このやり方を続けてやられると飽きるかもしれませんが、とりあえずこの一作だけなら問題なーし。 ライトノベル・ミステリの理想形のひとつと言えるでしょう。 もう少し灰汁が強ければ最高だったかな。 | |
| 9 |
トラック@コズミックサーフィン 素直に「面白い!」と云える作品でした。 難解な法律用語が平易な文章で適宜説明されていて、その用語をすんなりと頭に叩き込んだ上で展開されるラストの、 逆転に次ぐ逆転の法廷劇がたまらなく面白かったです。 読書中は、おおっ、と幾度も唸らずにはいられない山鹿の恣意的な弁論にまんまと乗せられていました。 ああ、俺はこの裁判の傍聴席に居て善かったなあ、と。 検察側があともうちょっと異議を申し立てしてくれれば、と思ったりはしていますが。 また、妙に過去を匂わす中学生の皐月や社会不適合者にして敏腕な探偵の影野が主人公の山鹿と交わす会話が、 読んでいて自然にくすりと笑ってしまうような面白みで充ちていて、 キャラ立ちが相当善いシリーズであるのは間違いないようなので、続編も読む予定。 ライトノベルで久々に当たりの本を読んだ気分でいっぱいです。 | |
| 平均 7.3 点 | ||
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| 9 |
NAO@エッグ・スタンド
私の富士見ミステリー文庫の中での一押し、谷原秋桜子がついに「もえたん」に登場しました。
アマゾンでも品切れ状態で本屋にも置いていないでしょうから入手するのは困難っぽいですが……。
本作は谷原のデビュー作です。とにかく、内容云々より作者萌えなのです。
「大学卒業後、家業の洋菓子店の手伝いをしながら、ミステリー作家修行を続ける」……なんとなく萌えませんか(私だけか)。 | |
| 8 |
田中係長(NITRO改め)@ジェット機・リー
激アルバイターて!絶対つまんないって!タイトルさぶいもん! | |
| 4 |
秋山真琴@雲上回廊 けして面白くないわけではないが、冗長さは否めない。 トリックが駄目というわけでもなく、これといった盛り上がりがあるわけでもなく、キャラがとても魅力的というわけでもない。 悪くはないのだけれど、かと言ってよくもない。 | |
| 7 |
リッパー@鍵の壊れた部屋で見る夢
なんといっても主人公の美波ちゃんがよいのです。いろいろ失敗したり泣いたりしながらも、前向きに頑張ろうとする姿が健気で微笑ましい。
キャラクタ的には地味とさえいえるのだけど、普通っぽさが感情移入しやすくて良かったざんす。
美波ちゃん以外は、江戸前美少女に天然お嬢様、洋館に一人住むちょいと性格の悪い美形男などなど、ベタながらもキャラ配置は○。
女の子の一人称で書かれていることもあって、読み口は少女小説に近いかなあという感じ。 | |
| 6 |
近田鳶迩@ざ・ねば〜・えんでぃんぐ・みすてり〜 なんか序盤、美波の身に降りかかる七難八苦が痛々しくて読んでいられなかったんですが ――それはそれとして、女子高生が理由あって死体運びのアルバイトをしていたら殺人事件の容疑者にされてしまうお話。 トリックそのものはこれ以上ないってくらいバレバレですが(途中提示される誤推理の方が余程に突飛)、 作り自体は丁寧で悪くありません。ちゃんと本格。麻耶雄嵩や法月綸太郎なんかが書きそうな感じかと。 動機のプラスアルファもあって全体としては好印象なんですが、ただ、本格として評価するには構成の甘さなど目につく点が多々ありました。 もっと良くなれた作品、ということでこの点数。 続編あるらしいので読んでみるつもりです。 | |
| 平均 6.8 点 | ||
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