クロスレビュー企画  「もえたん 萌える探偵小説」

 第13回お題その1
   「眠り姫」 貴子潤一郎 (富士見ファンタジア文庫)

 眠りの病におかされていく少女を見守る表題作「眠り姫」他、 探偵とヤクザの世界を描いた軽ハードボイルドの連作短編「探偵真木」を含む計5作品が収録された短編集。 「12月のベロニカ」にて富士見ファンタジア大賞を受賞した貴子潤一郎の2冊目の著書。

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 近田鳶迩@TNM BLOG

 第14回ファンタジア長編小説大賞を『12月のベロニカ』で受賞した貴子潤一郎の初短編集です。 ちなみに作者の名前は「たかね」でした。ずっと「きこ」って読んでました。『きこちゃんスマイル』を思い出します。 それはそれとしてメチャメチャ面白かったんですよこの本。 富士見ファンタジア文庫から出ているのが大層意外で、内容からしたら緑背のソノラマ文庫が相応しかろうと。 とにかく作風が多彩で、かつ一作一作の完成度が高い。 中にはこじんまりとまとまっているものもありますが、その辺の緩急のつけ方が逆に作者の確かな実力を証明しているように思えます。  冒頭から読者の涙腺を直撃する「眠り姫」、 中世ヨーロッパ風の世界を舞台とした信仰と墜落の物語「汝、信心深き者なれば」、 美人で眼鏡(笑)の図書館司書さんと架空の書評で賞をもらってしまった男子高校生との接点「さよなら、アーカイブ」、 巨大な水がすべてを飲み込んでしまう世界に残された生存者たちを描いたSF「水たちがあばれる」、 そして探偵・真木を主人公としたハードボイルド・ミステリ連作「ヘルター・スケルター」「カム・トゥギャザー」「孤独のRunaway」。 どれも一読の価値ありです。 「もえたん」の企画内容に沿っているのは最後の探偵真木シリーズだけですが、 これも実に達者なもので、そのままハードボイルド作家に転進しても十分成功するんじゃないかくらいに思ってしまいました。 映画ヤクザのキャラクターがいかしてます。 全体的にライトノベルの文脈で書かれたものではないので、以後、ラノベが苦手な人に薦めるラノベ入門の一冊として活用させていただきます。

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 らっこ@海獺の読書感想文対策

 最後の乗っている探偵物の中篇、おもしろかった。 どちらかいうと、推理の過程を味わうというよりは探偵とやくざの丁々発止のやりとりが楽しいです。 洋楽やら映画やら麻雀の成分が含まれているので、それらの知識を知っているとまた違った楽しみ方ができるかと。
 探偵物でなければ、描写しないことで淡々と過ぎていく時間の重みを書ききった「眠り姫」と、 この本の中では珍しくライトノベル風味の憧憬物語「さよなら、アーカイブ」が印象深いです。 ちなみに表紙イラストはかなり好みです。

 
 NAO@魔法飛行

 これを読んだのは約半年前なので、その時の日記から引用します。
「第14回富士見ファンタジア大賞を受賞した、貴子潤一郎の短編集です。 ノンシリーズの短編が4編と「探偵真木」が主人公の短編(中編?もあり)を3編収めたもの。 傑作との呼び声が高い本作ですが……確かに面白いです。とても完成度が高い。 決してビックリするような「どんでん返し」的なオチがあるわけではないのだけれど、終わり方がとても静謐で美しい。 なんつーか、最初の4編を収めたものが普通にハードカバーで書店で売っていても可笑しくないような気がします。 「探偵真木」も悪くないけども、個人的にはノンシリーズの短編が好きです。お薦めできる作品ですよ」
 ……感想は今でも変わっていません。文句なしの良作でしょう。

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 秋山真琴@雲上回廊

 傑作。 「眠り姫」や「さよなら、アーカイブ」のようないい話から、 「汝、信心深き者なれば」や「水たちがあばれる」といった少し恐い話まで、そして別口でハードボイルドの「探偵真木」。 一冊でここまでバラエティ溢れたライトノベルは、他に類を見ないだろう。 荒削りながら、秘められた資質を読者に感じさせる。 “珠玉の”ではなく“原石の”短編集だ。
 特に傑作なのは「汝、信心深き者なれば」。 全体的な構造、つまり物語を外側から見つめている読者だけが、狂気的な現実を知ることができるのだから。 どうしようもない悲劇だけれど、登場人物たちにとっては、ハッピーエンドなのだろう。

 
 トラック@コズミックサーフィン

 表題作である「眠り姫」は、語るべきところをきっちりと、そして情感を溢れさせつつ端的で静かな文章で語ってみせているのがとにかく巧く、 それらから浮かび上がった、壮大でいて卑近にも感じられる哀愁さがたまらなく善かったです。  「さよなら、アーカイブ」はオチが早々に看破できるものの、現象がそれぞれ関知しないところで継がれていくのをにんやりと思わせるのは流石といったところ。 オチに主眼を置いているのではなく、あくまで二者の偏差を描いているんだよなあ。素晴らしいです。  「探偵真木」シリーズでは、作者のいろんな趣味が盛り込まれた(それでも結構削っているらしいのですが)文章に嫌味や鼻につくところはあまりなく、 あったとしてもそれが主人公の真木が言葉に出す皮肉さへとつながっていて、読みごたえが確約されており、手慣れたもんだなあと感嘆。 3作中では「孤独のRunaway」が一番好きです。洒落臭ささがたまりません。
 総括としては、非常にバラエティに富んだ、読みごたえに満ちた短編集ではありました、が……、 なんというか、水準がある程度のところで滞ってしまいそうな危惧をそれぞれの短編から感じてしまったのは事実でして、 小説の出来は充分に高いものではあるけれど、もっともっと突き抜けた傑作を書いてほしいなあ、という欲を身勝手ながらにも抱いてしまいました。 まあ、いつか大傑作を築く人ではあるでしょうから(「水たちがあばれる」でそのことを確信)、今後に過度の期待をすることにします。 といっても長編の方は未読なので、その考えも読了したあとでは簡単に変わるかも知れませんが……。

 
 ムスタファ@【ムスーたん(;´Д`)ハァハァ】の帰還

 20年生きてきて初めての富士見ファンタジア文庫である。思えば私も成長した。 中学生の頃は角川文庫版の夢野久作さえ恥ずかしくて買えなかったというのに、今ではどのような表紙だろうが躊躇なくレジへと持っていける。
 ところで、この短編集は収録作があまりにもバラツイているため、1冊としてどう評価を下せばよいか判然としなかった。 ただ、この中なら、司書のおねいさんとの淡い恋心を描いた「さよなら、アーカイブ」が私のベストであることは断言できる。 柳瀬少年には、図書館のおねいさんと仲良くなったからっていい気になるんじゃねえぞ、小童がと思わず叫んでしまった。 高校生相手になんとも大人気ない態度である。 そういえば探偵真木の2作目「カム・トゥギャザー」での、ヤクザ3人対探偵1人という変な麻雀勝負は ビートルズの「Come Together」での one and one and one is three という歌詞にインスパイアされて、 作者はこのネタを思いついたのかもしれない。

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 リッパー@鍵の壊れた部屋で見る夢

 「12月のベロニカ」を読んだときは”今後注目していきたい作家”という程度の認識で、そんなに高い評価をつけたわけでもなく、 「眠り姫」も「2作目出るんだ、なら読む読むー」と軽い気持ちで購入しました。読み始めて驚愕。
 「眠り姫」の静謐でひたすら清らかなイメージに圧倒され、「汝、信心深き者なれば」で傑作を確信、 「さよなら、アーカイブ」ではもう小躍り状態、本を置いてぐるぐる歩き回り(とても面白い本を読んだときについやってしまうクセ)この作品は皆に知らしめなければ!と決意し、 「水たちがあばれる」のエゴイスティックな話に嫌な気分にさせられながらもその筆力に感心、ライトノベルと一般向けの境界線にいる作家なのだと認識し、 「探偵真木」は非常に面白くて、なんでこれが富士見ミステリー文庫で出ないんだ! 独立させて1冊にしようよ、でも売っていくためには富士ミスでは荷が重いかもしれないなあ… なんてことを考えながら読み終えました。

 傑作短編集ですよ、これは。 いろんな物語ジャンル・方向性に富んだ作品集でありながら、そのどれもこれもが面白いという奇蹟。 「水たちがあばれる」はわたしには苦手なタイプの作品であるにも関わらず、物語に漂うキリキリとした空気感と救いの無い結末に作者の力量を無理矢理見せつけられてしまった感じ。 「眠り姫」の情感に「さよなら、アーカイブ」の松田さんも素晴らしいし、何より「汝、信心深き者なれば」が傑作。 谷川流が「学校を出よう!」の5〜6巻で、多層構造世界での上位者の介入による物語の改変を描いていたけれど、 これを短編で上位者を物語内部に閉じ込めるかたちでやっちゃったのが「汝、信心深き者なれば」で、 自覚のある涼宮ハルヒがいかに恐ろしい存在になりうるか、現実が侵蝕され次第にずらされていく過程がスリリングでたまらん。最高。 ついでに、耽美小説的な雰囲気も素晴らしいと思ったざます。 あとは「探偵真木」第2話の、 ヴァン・ダインの「カナリヤ殺人事件」か中井英夫の「虚無への供物」か に思わずニヤリとさせられるんだけど、 富士見ファンタジア文庫の読者の何%がそんなネタを知ってるんだー、とつっこんでおこう。

 素晴らしい作品集だと思うんだけど、果たして富士見ファンタジア文庫というレーベルで売れるのか? が最大の心配事ですね。 未読な人はぜひ読んでよんでー。

 
 ゐんど@のべるのぶろぐ

 短編集である。 といっても、ラノベによくある、長編シリーズの外伝的な短編を集めたものではなくて、それぞれが独立した話の、本当の意味での短編集。 で、七編収められていてるうちの、最後の三編が同じ主人公の連作「探偵真木」シリーズ。他の短編はミステリでは無いので、 「もえたん」レビューとして は、この三編について書くべきなのだろうが… でも、これ欠片も萌えないんですよ!(笑)  だって、三十過ぎた探偵とヤクザが主人公で、二編目「カム・トゥギャザー」なんぞ、こいつらが賭け麻雀をやっているという、非常に情操教育によろしくない一品。 ライトノベルの限界に挑んでいるとしか思えない。だけど…面白いんだよなあ。 熱い展開なんかもあって、その意味では「燃える探偵小説」。 よって「もえたん」クリア! あ、三編目「孤独のRunaway」 の涼子ちゃんは、まごうことなき萌えキャラだ。 …出番、あんま無いけど。  その他の作品では「さよなら、アーカイブ」なんかは、本好きなら誰でも萌えてしまうだろう作品。 私も美人の司書の先生とかと知り合いたかった…。 誰かは忘れたが、良い短編は長編を書くよりずっと大変だ、みたいな事を言っていたけども、 この一冊の中には短編ならではの切れ味の良い作品が、高濃度で詰まっている。バラエティ豊かな珠玉の短編集である。

平均 8.5


 第13回お題その2
   「夏祭りに妖狐は踊れ」 飛田甲 (ファミ通文庫)

 狐の呪いを示唆するチェーンメールが流行りだし、それに関わった人の間で狐面の巫女が目撃される。 それは真也の前にも!? 4年ぶりにおこなわれる鎮守祭、あるいは過去の伝説に何らかの理由があるのだろうか? 「幽霊には微笑を、生者には花束を」のシリーズ続編。

 
 近田鳶迩@TNM BLOG

 昨年読んだライトノベルの個人的ベスト、『幽霊には微笑を、生者には花束を』の続編になります。 冒頭から『幽霊には微笑を〜』の結末を盛大にバラしているので、前作未読の人は本書のあらすじも見ない方が良いです。まずは前作を読みましょう。 その前作が“ひとつの物語”としてとても綺麗にまとまっていたこともあって、続編なんて書かないで欲しかったというのが正直なところなんですが、 前作の設定を踏襲しつつ、そこからさらにもう一捻りを加えようとする作者の姿勢には感心させられました。 妖狐に纏わる怪文章、民俗学的なアプローチ、廻り廻っての論理的帰結。ファンタジーとロジックと、前作の良いところをしっかり引き継いでいます。 メインの登場人物を増やした結果、多少ゴチャついてしまった感は否めません、これくらいならまあ許容範囲内でしょう。 プラスマイナスならギリギリプラスかなって感じです。 ただ、この分だと第三弾も出てしまいそうな気配があって、それはどうかと思ったりもするわけですが。むーん。

 
 らっこ@海獺の読書感想文対策

 今回は前巻の謎より多少複雑になっており、謎の質も変わっています。 そういう意味ではあまりシリーズ物っぽく感じられませんでしたが、 主人公とヒロインの関係や今回脇役から準主役に成長した(?)赤城の心理描写など、続きで読む楽しみは残っています。 前回とは違ったところに焦点を当て、また、違った切り口で描かれる物語に、作者の幅の広さをうかがえます。

 
 NAO@魔法飛行

 以前に「もえたん」で取り上げられた『幽霊には微笑を、生者には花束を』の続編ですね。 前作を私は「面白かった、というのが素直な感想。淡々とした文章で進む物語は、全体的に派手さはない。 それに読み始めは文章が自分に合わないような感覚に包まれた。 けれども、その平淡な文は確かにそれぞれのキャラの心情を書ききっている。 上手く表現できないけど、既読感と新鮮さが矛盾なく混在しているような感じがした」 ――と感想を書いたけれど、今回も同じような感じです。 上手にまとまっているし、読んでいて飽きないんだけど、スパイスが足りないというか。 それと続編なのだから、真也と優希の関係や内面についてもうちょっと書き込んで欲しかったかな。

 
 秋山真琴@雲上回廊

 前作では冒頭より怪異を示すことで、読者に「早く続きを読ませよう」という気持ちにさせたが、 今回は事件そのものがどういったものであるのか把握するのに時間が掛かり、今ひとつ楽しむことができなかった。 伏線の数も不充分であった感が強いし。  ただ一点、物語の末尾の挿絵は上手かった。 「なるほど!」と。

 
 トラック@コズミックサーフィン

 出来映えの善い小説であるとは感じたのですが、何だかどうもぱっとしなかったなあ、という念が強いです。 この著者は予定調和へと向う小説を得意としていると個人的に思っていまして、 2作目の『スターダスト イレギュラーズ』のラストにある挿絵や、『幽霊には微笑を、生者には花束を』のあとがきからそのことが判っていて、 本書も第一章が終った辺りでおおよその着地点というのは見えると思うのですが、 そこへ向う道筋が今回の場合はどうも平坦というか、どうせ回帰するのならばもっと逸脱していても善かったんじゃないかなあ、と。  軽く読み返してみると、前作から引き続いて持ち込まれている未来視や因果律についての伏線が至るところで張られていて、 それらが真実へとつながっていくのを思い返すと、ははあ……と感嘆はするのですが、 描写をなるたけ削ぐのに重点がかかっちゃったのかな、とも思える箇所が結構見られて、 学園ものを扱った小説を鑑みると、ちょっと残念な気持ちになってしまいました。 もっと弾けたシーンやそういった演出がある方がより面白くなったと思うのです。 まあ、優希が巫女装束で舞っているシーンは練習風景にて結構描かれていたことだし (舞について何も云わない真也と、そのことをさびしく思う優希のいじらしい関係が現れていたのは見事)、 キャラの設定からそういうことが起こることもあまり上手く想像はできないのですが。 続編が出るのなら、今度は河原崎部長がもっと台頭に立った話が読んでみたいところです。

 
 リッパー@鍵の壊れた部屋で見る夢

 絵師交替しちゃったなー、ゆうろさんの絵好きなんだけど、謎古さんの絵は繊細でいいなー。 と、読んでいる間はそんなふうに考えていて、読了後に前作の確認をしようと押し入れから本を引っ張り出してきたら、あらびっくり。 赤城くんと河原崎部長のビジュアルが… orz  キャラクタイメージが完全に上書きされてしまって、もうあの頃の絵には戻れない自分がそこに…。

 前作ほどパズル的ではないものの、オカルト展開やSF設定を全部ひっくるめて”理”で落としていく姿勢は今作も共通していて、 謎解き物語を練り上げる手腕には確かな手応えを感じる。 それに堅実で穏やかな学園青春ものといった趣はとても好き。 地味だと言われようが、こういう落ち着いた雰囲気のライトノベルは必要であります。 それと、1冊で綺麗にまとまった作品を無理に引き伸ばすなよー的な反応が出るのもわからなくもないけど、 わたしは真也くんや優希ちゃんの話の続きが読めることを素直に喜んじゃいますよ。 2人の微妙な距離感がもどかしくてくすぐったい。胸キュンきゅーん。 今回の準主役・赤城くんもすげえいい子でした。

 
 ひさ@●SIDE ONE●

 タイトルに共通点が無いのとイラスト変更でかなり分かり難いですが、『幽霊には微笑を、生者には花束を』の続編。 読んでみたら結構前作の重要な部分に関するネタバレをやっていたので、前作から読んだ方が良いかな?  これ単体で臨むよりも、先に真也や優希の性格特徴(優希の未来視についてとか)を掴んでいた方がより楽しめる事請け合い。
 “萌え”と言うと今回個人的には赤城君萌えだったわけですが、彼がこんなに優遇されるとは考えもしませんでした。 実際に美味しい役所で、真也より活躍頻度が主役っぽかったような。 まあ相手を立ててあくまで出張らない辺りは名脇役という感じでしょうか。
 全体の感想を簡潔に纏めると、謎解き要素で楽しめたが 真也と優希の関係を描く部分でやや物足りなさを感じてしまった、と言うのは実は前巻とほぼ一緒だったりします。 終盤の畳み方の勢いは素晴らしく良かったし、真相知ってなるほどね〜と納得させられたのも上手さが際立っている表れだと思うし。 ただ、ミステリ要素に力が入れば入る程、真也と優希の描写を眺めては「両立させるのは難しい……」と呟きが漏れていたのも確かで。  ……ううむ、もしかしたら物足りないんじゃなくて二人の不器用さがもどかしかっただけなのかも?  お互い相手の心に一歩踏み込めないぎこちなさみたいなのはよく描けていたような印象だったから。 事件を通じての二人の触れ合いには次も期待してみたい所。

 あと挿絵の事。 ゆうろさんの絵が好きなので続投して欲しい気持ちは大きかったのですが、 ミステリ寄りな雰囲気では謎古さんのイラストの方が合ってたかな〜という印象で。 要はどちらも凄く良いのです。 今回は真弓の挿絵が本編で見れなかったのが至極残念。

 

平均 6.6


 第13回お題その3
   「幽霊には微笑を、生者には花束を」 飛田甲 (ファミ通文庫)

 第2回課題本。今回レビューを再募集。

 
 らっこ@海獺の読書感想文対策

 作者の職業とあいまってか分析的な台詞が多いですが、そこで説明されるのが「幽霊」という興味深いものなので苦にはなりません。 幽霊を分析するためのアプローチ方法もかわっており、難解なものではないので助かりました。 クライマックスである謎の解明も、わかりやすく書いてあり良心的です。



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