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クロスレビュー企画 「もえたん 萌える探偵小説」
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らっこ@海獺の読書感想文対策
この話で一番驚いたのは、なによりも主人公で教師でもある音無先生のヘタレっぷりじゃないかと思います。
最近、ギャルゲーや漫画、小説などの主人公にもどかしい思いを抱かされることも多々ありましたが、音無先生はこれらの比ではありません。ひとつ突き抜けています。
生徒の煙草は注意するくせに、その生徒に賭博で頼る先生って……将来がかなり心配です。ある意味スリルが満載で、ドキドキしっぱなしです。
そんな父性とも言うべき感情を主人公に持ってしまった時点で、作者の海冬さんの術中にはまっているような気がします。
そんな風に、読者としては賭博の魔力に囚われてしまった音無先生は滑稽に見えますが、自分の経験と照らし合わせてみると案外似たような状態に陥ってしまっていたことに気づきました。
のめりこんでしまうと言うか、冷静な判断を下せなるというか。お金って怖いですね。 | |
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ムスタファ@【ムスーたん(;´Д`)ハァハァ】の帰還
ヒロインの音無素子さんが自分で垂らした糞の始末もできない情けない大人という役どころでして、読んでいる最中イライラしっぱなしでした。
彼女にはシリーズを重ねるごとにしっかと成長していって、自分のケツぐらいはきちんと拭けるようになってほしいものです。
あと国定ヒロトくんは悪者達のイカサマに対して自分もイカサマで返すんですけど、その方法があくまでもフェアプレイなのが、
ビル・パームリー(パーシヴァル・ワイルドの『悪党どものお楽しみ』に登場する元イカサマ賭博師)が活躍する『カードの出方』っぽくて好感が持てました。
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| 5 |
リッパー@鍵の壊れた部屋で見る夢
語り手の音無素子ちゃんは25歳の高校教師(科目は国語)。
ん、これってもしかしたら富士見ミステリー文庫では最年長ヒロインなのかも!?
しかし、そのわりには落ち着きないというか、教師のくせして借金まみれのギャンブル地獄に陥って教え子でもある凄腕ギャンブラー兄妹に助けられるという展開が…、
いやー、かわいいんだなあ、これが!w
目の前の勝負に熱くなってハッと気がついたときには大金すってるわ、ヒロト君の言いつけは1つも守りゃしねえわと、
馬鹿なのと浅慮なのにも程を知れな感じの素子ちゃんなのだけど、根っこはどうしようもないほどバカ正直で善人というあたりがちょびっと愛しかったりして。
彼女を許せるか否かがこの作品を楽しめるかどうかの分水嶺なんだろうな。 | |
| 平均 5.3 点 | ||
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| 7 |
らっこ@海獺の読書感想文対策
ヴィスコちゃんのかわいらしさは道徳をも越えます。短気な爆弾魔だろうが、かぼちゃパンツだろうが構いません。
かなり頭の悪そうな始まり方ですね。
そんなヴィスコちゃんのような存在のおかげで軽くなってますが、物語全体を通して主人公があまりにもかわいそ過ぎます。
間違ったことはしていないのに、人生下り坂です。
まあ、ヴィスコちゃんに出会えたことで十分報われているとは思われますがー。
舞台が外国だからでしょうか、ヴィスコちゃんの出番がない部分はけっこう硬派な印象を受けました。
アクションはあるし、爆破はあるし、ブロンド美人も薄幸の美女もいるし、ハリウッド映画のおいしいシーンは詰め込んであるようです。
一番分かりやすい形での、ハリウッド映画の富士ミスバージョンかな?
少なくとも私はそう感じましたし、その試みは悪くはないと思います。
それにしても一番驚いたのは、ストーリー展開ではなく著者の吉田さんが携帯ではなくPHSを使っている美少女だという点でしょうか。
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| 8 |
トラック@コズミックサーフィン
すらすらと読ませる軽妙な文章とあまり間を置かず停滞を見せない展開が相まってか、かなりテンポ良く読むことができ、
また、次第に裏側が明かされていく事件に巻き込まれた人々の悲哀さが溢れた内容とやがて静かになっていくエピローグもなかなか善くて、読後感は良好でした。
連邦本部のあるニューヨークからアトランタへ左遷させられたばかりのホンダが街で会った様々な者たちにひたすらぐいぐいと引っ張り回されている感覚を、
的確にその場の状況を突っ込んでいるそのホンダの語り口によって、読んでいてあまりストレスなく享受していたような気がして、
そしてそこから弾き出されるホンダの蛮勇すれすれでいて己の正義感に準じた行動には目を見張るばかりなのでした。
……序盤にある、ホンダと12才の爆弾娘ヴィスコのやりとりからウォルターを交えてのなんだかやけに微笑ましく思える言い争いがすごく好きです。
そんな、直情径行型な大人と性悪と性悪の図が描かれた161ページの挿絵にはもう、言い様なく笑いが込み上がるのでした。
そんな性悪たちに時たま優しい眼差しを向ける――向けざるをえないシーンに出会したりするホンダは、かなり善いキャラなのではないでしょうか。
いや、新聞を賑わせるヴィスコもある種素晴らしいといえば、素晴らしいのですが。
すでに発売されているシリーズ2作目『サウス・ギャング・コネクション』も早いうちに読んでおきたいところです。
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| 7 |
リッパー@鍵の壊れた部屋で見る夢
うわーい、これ面白ーい。良作、良作〜♪ | |
| 平均 7.3 点 | ||
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